プロサーファー大村奈央|プロフィールやサーフィンの実績など

大村奈央は女性のプロサーファーで、国内のみならず世界大会でも優れた実績を残している選手です。日本人女性サーファーとしては世界と戦える数少ない人材ですので、かなり貴重な存在です。

大村奈央ってどんなサーファー?

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大村奈央は11歳のときからサーフィンを始めていて、きっかけは家族と一緒にいったハワイ旅行でサーフィンに触れたからと公式でも語っています。旅行から帰ってきた大村奈央は、地元が神奈川だったということもあり、すぐにサーフィンを始めることにしました。

そしてサーフィンをするようになってなんとたった2年で日本代表に選ばれることになります。当時若干13歳という若さでの代表選出は非常に稀な存在だったようですが、その後13年間ずっと日本代表として活躍しています。

もちろん最初はアマチュアサーファーとしての活動でしたが、18歳になるとプロサーファーとしての資格を取得し、世界を相手に戦うようになりました。ちなみに15歳から20歳までの間、国内のジュニアランキングでは常に1位という経歴も持っています

大村奈央はその飛びぬけたサーフィンの才能もさることながら、明るい性格と受け答えで多方面にファンがいる女性プロサーファーです。オリンピックで活躍することになれば、一気に国内人気トップアスリートのひとりになることが予想されています。

大村奈央のプロフィール

大村奈央は、1992年11月27日生まれということですから、2019年時点で27歳になる年代です。ちなみに13年連続日本代表選出ということは、この時点で人生の半分近く日の丸を背負っているということにもなります。

なかなか想像が付きませんが、きっともう日本代表であることが当たり前のような感覚かもしれません。もちろんそこには膨大な努力の量が隠されているとは思いますが。

大村奈央は身長154cmとやや小柄な体型ですが、パワフルでキレ味のあるライディングを持ち味としています。2020年のオリンピックに向けて、若手アスリートへのインタビュー内でも「力強さをどんな波でも出せるように心掛けています」と答えているので、本人も意識しているようです。

出身は神奈川県で、鵠沼海岸をホームとしています。また、通っていた学校は小学校から一貫して「清泉女学院」ということです。

ちなみにこちらの学校は小学校段階が共学で、中学からの6年間は女子校となっています。清泉女学院は鎌倉にある学校なので、由比ガ浜なども近く、常に大村奈央の周りには海があったということです。

ちなみにこちらの学校は、フィギアスケート選手として2度のオリンピックに出場している村主章枝さんや、ロンドンオリンピック・シンクロ日本代表の酒井麻里子さんなどの出身校でもあります。

大村奈央が東京オリンピックに出場することになったら、同校において3人目のオリンピアン出場選手になりますので、卒業生や関係者にとっても非常に関心があることでしょう。

大村奈央のサーフィンの実績

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ご紹介してきたように大村奈央は若い頃から日本代表として活躍してきましたが、それにはやはり個人の成績が不可欠です。大村奈央は、初めて日本代表に選ばれることとなった2013年に、国内のジュニア大会をほぼ制覇しています。これをかわきりに、翌年以降もジュニア大会を数多く連覇。

前述した6年連続のジュニアランキング1位という実績は、こうした国内タイトルを総なめにした結果とも言えます。また、プロ転向後1年目にしてルーキーオブザイヤーの年間グランドチャンピオンに輝くなど、国内では敵なし状態だったというのも彼女の実績のひとつです。

20歳を超えてからはメインフィールドを海外に向けるようになり、2013年にはISA世界戦で5位という結果を残しました。このときの大会では男女を含めても、日本人最高順位だったことから、ずば抜けた勝負強さも大村奈央の代名詞として知られるようになっています。

大村奈央は世界ランキングでも30位台をマークするなど、世界にもっとも近い日本人女性サーファーです。2015年の世界大会「Woman`s Qualifing Series」では 34位でしたが、こちらも同大会出場者の中で日本人最高位となっています。

オリンピックに出場することになれば世界のトップサーファーたちを相手に善戦してくれること間違いなしの逸材です。しかし、そんな彼女に関して不安なニュースが飛び込んでくることとなりました。

大村奈央の腰の怪我について

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2018年9月、これまで日本代表に長い間選出されてきた大村奈央の名前が登録から消され、別の選手が選ばれることになります。原因は大村奈央の「腰の手術およびリハビリ」ということで、日本女子サーフィン界の間ではかなりのトップニュースとして報じられることになりました。

この腰の手術ですが、サーフィン中の外傷などではなく慢性的なものが悪化したようで、本人としては次のように答えています。

「今シーズン(2018年)は腰の痛みにより試合から離れることになりました。
患部(腰周り)の手術を7月に行い世界戦は辞退という決断をしました。
-中略-
2年後に控えるオリンピックや世界ツアーの事を考えて、今はリハビリの期間が大事になるため自分にポジティブな選択をさせてもらいました。
理解していただいた連盟やサポートしていただいた方に感謝しています。」

日本代表選考が発表される9月よりも前に手術をしていたということですから、かなり腰に疲労や痛みを感じていたことが分かります。しかし、本人が語るように2020年の東京オリンピックでメダルを獲得するのであれば、現在無理をするよりも、万全な状態に戻しておいた方がいいでしょう。

もちろんオリンピックに限らず、健康的に競技を続けるのであれば、どこかで手術とリハビリ期間を設けなければいけなかったと思います。2018年は休養の年となりますが、2019年のワールドツアーやその後のオリンピックで活躍する姿を期待しながら、全快してくれることを願うばかりです。

大村奈央のスポンサーは?

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契約しているウェットスーツメーカーは「ROXY」で、サーフボードに関してはオーストラリアの「JR SURFBOARDS」という会社のものを使っています。

プロサーファー大村奈央の活躍に期待!

2020年オリンピックサーフィン競技において、有力候補とされていた大村奈央ですが、怪我の影響で厳しい状況にあります。とはいえ未来のある注目の女子サーファーですので今後の活躍に期待したいところです。

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