湘南発のビーチクルーザー『レインボー』-モデル別の特徴

ビーチクルーザーを日本で開発・販売をしている国産メーカー「レインボー」についてご紹介していきます。レインボーのビーチクルーザーはとにかくメイドインジャパンのハイクオリティーさとデザイン力がウリです。長く使う自転車を購入するのであれば非常におすすめのメーカーといえますので、ぜひその魅力やビーチクルーザー作りへのこだわりをご覧になっていってみてください。

レインボーは湘南発のビーチクルーザー

ビーチクルーザーというのは、元々が海辺に住むサーファーたちのために開発された自転車です。サーフボードを片手に抱えながらの運転でも安定性を確保するためにタイヤは太いものが採用されていて、さらにコースターブレーキといってペダルを逆回転させるだけでブレーキがかかるよう設計されているところが特徴といえます。

そんなビーチクルーザーを日本で開発・販売している「レインボー」もまた、海の街・湘南で誕生しました。最近はサーフィンがオリンピックの正式種目として認められたこともあり、ちょっとしたサーフブームと呼べる状態が続いていますが、レインボーはそうしたサーフブームが起こる15年以上も前からビーチクルーザー作りに取り組んできています。

今ではビーチクルーザーの開発・販売だけでなく、ファットバイク・ノースウェストスタイル・ピスト・BMXといったいろいろな自転車も手がけていて、ローカルな自転車業界においてはパイオニア的な存在です。

そんなレインボーは自社の自転車作りの刺激にもなるということで、世界のトップ自転車ブランドの輸入代行などもおこなっています。そして、ヨーロッパやアメリカといった様々な国の自転車を見てきた経験を活かして、自分たちのビーチクルーザー作りを常に進化させようと努力を続けているわけです。日本の職人気質な人間たちが力を入れると自転車はどう進化するのか?そんな疑問に答えているのがこちらのレインボーといえるでしょう。

レインボーのブランドコンセプト

レインボーは「ただひたすらにダラダラと長時間乗り続けることができ、そしてどこまでも走っていけるビーチクルーザー作り」をブランドコンセプトとして掲げている会社です。また、自転車がライフスタイルの一部になることを目標とし、自転車が受動的な乗り物ではなく能動的に選ばれるアイテムになることも願っています。

こうしたブランドコンセプトと目標を実現させるために、レインボーではビーチクルーザーにいろいろな特徴を持たしているのですが、その代表的な特徴というのが以下の5点です。

・シンプルな構造
・曲線を組み合わせて作るレトロモダンなデザイン
・裸足でも乗りやすいペダルアクセサリーを販売
・耐久性に優れたチェーン設計
・乗り心地のいい大きめのサドル

まず、レインボーのビーチクルーザーというのはとにかくシンプルな構造をしています。これは長年に渡って愛用する際に、シンプルな構造の自転車の方が長持ちをするからと考えているからです。そして長年愛用されるために、曲線を用いたレトロモダンなデザインをベースとしています。

また、自転車の原動力となるペダルにおいては「ベアフットペダル」というアクセサリーを販売していて、こちらは片面が通常のプラスチック樹脂で加工され、もう片面がPVCゴムといった異なる素材を使っているところが特徴的です。

あくまでビーチクルーザー=サーファーという初期の概念を持ち続けているからこそ、裸足でも運転がしやすいPVCゴムを採用しているというところにこだわりを感じさせてくれます。さらに砂浜などを走路に想定しているため、チェーン部分をすべてカバーで覆っているというのもレインボーのビーチクルーザーならではの設計です。

チェーンに砂や泥などがあまり付着しないようにすることで、運転性能が下がるリスクを軽減しています。そして、なにより長時間ダラダラと乗り続けるためには、座っているサドルも重要ということで疲れにくいよう他社よりも大きめのサドルを採用しているということです。

これだけひとつの自転車にポリシーを詰め込む国産メーカーは少ないかと思いますが、こうしたこだわりのひとつひとつが理解されてレインボーは大手のメーカーに負けないブランド力を身に付けていったと考えられています。

次は、そんなレインボーのビーチクルーザーの中からおすすめする2つのビーチクルーザーをご紹介していきますので、ぜひそれぞれの特徴や魅力をチェックしていってみてください。

レインボーのビーチクルーザー「PCH 101」の特徴

レインボーが販売するビーチクルーザーの中でもっともベーシックなタイプといわれるのが、こちらの「PCH101」シリーズです。PCH101シリーズからは、オーソドックスなモデルを含めブラックカラーが印象的な「26″ Cruiser BLACK COMPONENTS」といったモデルも販売されています。

こちらのブラックコンポーネンツは発売当初から非常に人気があり、男性にはぴったりのカラーデザインが魅力的な1台です。いつの時代もトレンドであり続けるブラックをベースにパープルやアーミーグリーンといった配色を施しているところがおすすめのポイントで、自転車自体にスマートでクールなイメージを持たせています。

また、ほかのシリーズにはない多種多様なフレームデザインを持っているところも特徴的な部分といえ、女性にも選びやすいレトロでキュートな1台も揃っています。

レインボーのビーチクルーザー「TYPE-X」の特徴

ビーチクルーザー RAINBOW レインボー “TYPE-X” 6色バリ 自転車

こちらの「TYPE-X」はカスタム用バイクとして利用するにも便利なシリーズです。自分好みのビーチクルーザーにカスタマイズしたいという方にはもってこいの1台といえますので、カスタムパーツと共にチェックしてみてください。

もちろん「TYPE-X」はそのままノーカスタムで乗るというのにも適したシリーズですので、その使い方はまさに自由自在といったところです。なお、この「TYPE-X」にはクルーザーとストレッチという2種類がありますが、どちらかといえば前者が男性用で後者が女性用といった印象があります。

というのも、後者のストレッチモデルは前輪からサドルにかけてのフレームが下に湾曲しているため、スカートスタイルでも乗りやすいからです。ビーチクルーザーを選ぶときには、こうして自分のファッションスタイルとも合わせることが大切ですので、ぜひ覚えておいてください。

ちなみにストレッチモデルは街乗り用の自転車にも使えそうなデザインが魅力でもありますので、海辺で使うという人以外にもおすすめです。

レインボーのビーチクルーザー「FEELING of DECKS」の特徴

「FEELING of DECKS」は子供向けのモデルです。大きさやカラーが豊富ですのでお子さんにとってお気に入りの1台が見つかることでしょう。親子でレインボーのビーチクルーザーに乗ってお出かけというのもいいですよね。

レインボーのビーチクルーザー「KB」の特徴

ビーチクルーザーに憧れるけどコテコテなのはちょっと…という人におすすめなのがレインボーの「KB」です。普通の自転車とビーチクルーザーを足して二で割ったような印象のモデルで通勤通学やレジェーの両方で活躍してくれる万能な1台と言えます。

サーフィンライフにレインボーのビーチクルーザーを!

国産のビーチクルーザーブランド「レインボー」についてご紹介してきました。レインボーのビーチクルーザーには他社にはないこだわりがたくさん詰まっていますので、長く使う自転車を選ぶ際にもおすすめといえます。

また、サーファーであればやっぱりカッコいいビーチクルーザーを選びたいところですが、その高いデザイン力とカスタム性能は業界トップクラスです。ぜひ、こちらの記事の内容を参考にしていただき、自分好みの1台を探してもらえればと思います。

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