『サーフィンとピラティスで女性を輝かせたい』|水野亜彩子インタビュー

プロサーファーを引退後、解説者・インタビュアーといったサーフィン業界での仕事の傍ら、ピラティスインストラクターとしても活躍されている水野亜彩子さん。今回は、そんな水野さんのサーフィンキャリアや、ピラティスの効果について詳しくうかがいました。

一本も波に乗れず負けた試合で、負けん気に火がついた

サーフィンを始めたのは、小学4年生のころです。友達のお父さんにロングボードを貸してもらって、後ろからプッシュしてもらい、初めてテイクオフしました。ボードに立ったとたん、陸上では感じたことのない、不思議な疾走感に全身を包まれたんです。あのときの感動はいまでも覚えています。

ですが、当時の私にとってサーフィンは、あくまでも水遊びの延長のようなもの。そこまで夢中になる対象ではありませんでした。というのも、そのころは習い事でやっていたフラダンスの方が好きだったんです。大会に出場するほどに心血を注いでいたので、サーフィンはその合間に「ちょこっとできればいいや」という感覚でした。

真剣にサーフィンに取り組むようになったのは、中学校に上がってからです。遊びのつもりで出場したアマチュアのサーフィン大会で、一本も波に乗らないうちに時間制限がきてしまって。その大会で負けたことが本当に悔しくて、「いつか優勝してやる」と決心しました。それから毎日、波に乗る練習をするようになりましたね。

ホームポイントの鵠沼海岸には、幸いにもサーフィンの上手な子がたくさんいました。サーフィンを上達させるには最高の環境です。そこで同世代と切磋琢磨するうちに、徐々に大会で結果を残せるようになりました。

そして15歳のころ、トップアマチュアが集うNSAの全日本級別大会に出場。そこでの優勝を区切りに、プロサーファーへ転向することに決めました。この大会で優勝することは悲願のひとつでもあったので、未練を残すことなく、プロの世界へ足を踏み入れることができました。

といっても、当時は「とにかく勝ちたい」という想いしか頭になかったので、転向してからもプロとしての自覚は全くありませんでした。アマチュアの延長のような感覚でしたね・・・。

プロとしての自覚が芽生えたのは、先輩の影響が大きかったと思います。先輩サーファーである谷口絵里菜さんと大会ツアーを巡るようになって、礼儀作法や、試合の勝ち方を学びました。谷口さんは本当に礼儀正しくて優しい先輩。そんな先輩の背中を追って、「私もちゃんとしなくては」と自然に考えることができるようになりました。

グランドチャンピオンになるという結果は残せなかったけれど、プロ活動は、私にとってかけがえのない経験になりました。支えてくれた方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ピラティスの力を実感し、インストラクターに

Photo by Kazuki Murata

24歳でプロを引退後、現在はJPSA、WSL、ISAなどの大会ライブ中継で解説者・インタビュアーとして活動するほか、東京や湘南でフリーのピラティスインストラクターとして仕事をしています。

「ピラティスとヨガって何が違うの?」という質問をよく受けるので、簡単に説明しますね。修行から生まれたヨガとは異なり、ピラティスはリハビリとして発展してきた歴史があります。ヨガはポーズや瞑想をすることで精神面にアプローチをしますが、ピラティスは、エクササイズによる身体的なアプローチがメインです。

ピラティスの効果はさまざまで、骨格の歪みや偏りを正しい位置に整えることで、怪我をしにくい身体をつくったり、インナーマッスルを鍛えて身体能力を上げたりすることができます。

Photo by Kazuki Murata

私は選手時代にピラティスに出合ったことで、サーフィンが明らかに調子良くなりました。それはパドリングひとつとっても実感できますね。たとえば、最後のひとかきが足りなくて波に乗れなかった経験って、サーファーなら誰でもあると思います。私もそうだったんですが、それが極端に少なくなったんですよね。すごく驚きました。

「正しい姿勢」を身につけたことで、サーフィンや日常生活に現れるいい影響。これからも、こういったピラティスの良さを世の中に広めていきたいです。

女性が輝けるようなイベントをしたい

Photo by Kazuki Murata

将来は、ピラティスとサーフィンを融合させた、女性のためのワークショップをしてみたいです。私自身、サーフィンがなければピラティスをすることもなかったし、ピラティスのおかげで充実したサーフィンライフが送れています。それぞれの魅力を伝えられるようなイベントができたらいいですね。

それから、女性サーファーでなくても、普段の姿勢や体質に不満を抱いている人ってたくさんいると思うんです。そんな方のライフスタイルを改善して、輝かせる手助けをしたい。そう考えています。

プロサーファーとピラティスインストラクター、両方を経験している私だから見えてくるものもたくさんあると感じています。そういったことを、これからどんどんシェアしていきたいですね。

いまはスタジオレッスンの方に多数のお申し込みをいただいているので、開催予定はありませんが、いつか企画したいです。その時はSNSなどで告知させていただきます。普段からピラティスとサーフィンについて発信しているので、ご興味がある方はぜひ一度、見にきてください。

水野亜彩子プロフィール

Photo by Kazuki Murata

1993年6月4日生まれの27歳。神奈川県藤沢市出身。ホームポイントは鵠沼海岸。全日本級別選手権大会ウィメンズ部門優勝、ISA World Junior日本代表選出など、アマチュア時代に頭角を現す。2008年に15歳でプロ転向後、JPSAルーキーオブザイヤー獲得、2014年 JSPA年間ランキング2位など好成績を残した。現在はAbema TVライブ中継でJPSA・WSL・ISAサーフィン解説者、インタビュアー、メディア出演のほか、ピラティスインストラクターとしても活動中。

ピラティス・レッスンについて

「水野亜彩子ピラティス・レッスン」
開催日時:毎週 木曜日 10:30〜11:30
開催場所:江ノ島電鉄 鵠沼駅から徒歩5分「Tropical yoga」
お問合せ:下記インスタグラムまたはメールアドレス

Instagram@asakomizuno
Mailasakomizuno.pilates@gmail.com

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