【サーフィン系YouTuber・よういち】オーストラリアと日本の架け橋に

サーフィン大国オーストラリアで、YouTuber兼シェフとして活動する黒川陽一さん。ライフスタイルを撮影するようになった経緯や、永住権取得までの道のり、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。

22歳で板前を辞め、オーストラリアへ

ゴールドコーストで初めて買ったサーフボード

僕は大阪府出身なので、海とは縁のない10代を過ごしました。サーフィンに興味を持ったのは、20代に入ってからです。当時、人気雑誌だった「Fine」を読んだことがきっかけでした。

サーフィンデビューは21歳。ある日、仕事帰りにショットバーに寄って飲んでいたら、そこの店長がサーファーだと分かったんです。

サーフィンの話で意気投合して、和歌山の磯ノ浦まで連れて行ってもらいました。その時は朝から夕方まで海にいて、最後の最後に波に乗れました。あの疾走感を味わって、サーフィンにハマってしまいましたね。

初めてのYambaサーフトリップ

以来、サーフィンに没頭するようになりました。ですが、今度はストレスも抱えるようになりました。当時は板前をしていたので、休みが少ないし、大阪に住んでいると、好きな時に海へ行けなかったんです。

そんな折にネットサーフィンで見つけたのが、オーストラリアのワーキングホリデーの情報です。「これだ!」と思い立ち、22歳で仕事を辞め、単身オーストラリアに住みはじめました。

寿司屋に来たタジ・バロウと

最初の3ヶ月は語学学校に通い、前職を活かして現地の回転寿司屋(ジャパニーズレストラン)で働きながらサーフィンをしていました。その頃から「永住権を取ってオーストラリアに暮らす」と心に決めていましたから、大阪の友だちには、日本にはもう帰らないと伝えていました。みんな半信半疑でしたが(笑)。

結局、その寿司屋で10年間働いて、シェフとしてオーストラリアの永住権を取得することができました。ワーキングホリデーで1年、ビジネスビザで8年、永住権の申請が認められてから1年間という内訳です。

永住権取得のためには、同じ職場で働き続けなければならなかったので、辛いことや理不尽なこともたくさんありましたが、自分がここまで努力を続けることができたのは、やっぱり最初にしたサーフィンの影響が大きかったと思います。

YouTubeをはじめた経緯

陽一さんと父

きっかけは、親父が亡くなったことかな。僕がオーストラリアで働いてる時に、親父が危篤になったんです。色々、タイミングが重なって僕が帰国ができて、最期は看取れたんですけど、家には親父の物がぜんぜん残ってなくて。

「人間死んだら何も残らんやん」って、虚しくなってしまったんですよね。だから、僕はその後ブログを始めたんです。自分が死んだ後に、自分の生きた足跡を残しておきたかったから。

ワーキングホリデー時代、陽一さんと友人

そんな折に、東京で事業をやっている人からYouTubeを勧められたんです。その人は、ワーキングホリデーを共に過ごした友人で、彼が日本に帰ってからも連絡をとり続けていました。

ある日、話をしていたらYouTubeの話題で盛り上がって、「陽一くんに合ってるんじゃないですか」という彼の一言に背中を押されて、始めてみたら楽しくなってしまって。

もともと僕は継続することが得意なんですよ。コツコツ積み上げるのが性に合ってるんでしょうね。最初はチャンネルの方向性に迷いがありましたし、動画なんかまったく観てもらえませんでしたけど、今では動画を観た方からコメントやメッセージをたくさんもらえるようになりました。

チャンネルはまだ成長過程ですが、それでもここまで視聴者の方に愛してもらえて、とても嬉しいです。オーストラリアでの生活を夢見る自分を想像して、「その世界の自分が観たいと思う動画ってなんだろう?」ということを意識して動画を作っています。

これからやりたいこと

モーターホーム(キャンピングカー)に乗って、家族でオーストラリア中を旅したいです。もちろん、撮影もしますよ。YouTubeで旅の様子やサーフィンを視聴者に見てもらって、サーフトリップの醍醐味を知ってもらえたら最高です。

それから、人の応援をしていきたいです。これまで視聴者の方から「見てるよ、応援してるよ」ってお声をいただいて、励まされてきました。もう心がポカポカです。なので、今度は僕が誰かを応援していく側になれたら良いなと。

例えば、知名度上げたいサーファーがいたらコラボしたり、オープンしたお店を宣伝したい人がいたら動画内で紹介したり。まだまだ成長途中のチャンネルですけど、僕にだからできることってあると思うから。

そして、僕のYouTubeを観て、オーストラリアのフリーサーフィン生活を始める人が出たら最高ですね。日本とオーストラリアの架け橋になれたら、言うことは何もないです。

私が好きなゴールドコースト

バーレーヘッズ

自分の中で、聖地と言ってもいい場所です。このポイントで波が上がると必ずサーフィンしに行きます。バーレーローカルや憧れの海外サーファーが、奥のピークからチューブに入っているのを見て、「カッコイイ!」と感激してしまって。そこから一気にハマりましたね。

スナッパーロックス

10月14日、オーストラリアに到着して最初にサーフィンした場所です。空港からそのまま海に直行して、岩場から飛び込んでゲッティングアウトしようとしたら、失敗して血だらけになりました(笑)。

いつかここでカッコよくサーフィンするのが僕の夢です。波が上がるたびにチャレンジするポイントですが、いまだに完璧には乗れませんね。

タンボリンマウンテン

ゴールドコーストから車で1時間ほど行ったところにある山です。ワイナリーやコテージがたくさんあって、山頂からはゴールドコーストが一望できます。夏場に行くと涼しくてオススメですよ。

プロフィール

黒川陽一。1980年2月3日生まれの40歳。大阪府出身。21歳からサーフィンを始める。現在はオーストラリアで永住権を取得し、YouTuberとしてサーフィンライフスタイルを配信している。

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