サーフィンのメインシーズンといえば夏で、気温が暖かく水温も高い時期に海水浴の延長でサーフィンを始める人や夏の時期だけサーフィンを楽しむという人が多くいます。
ウェットスーツもいらず海に入れるため、サーフィンがしやすいというのは間違いないのですが、メジャーなサーフポイントの夏は人が集中し、海水浴に伴うエリア規制などで混雑は避けられず、思うようにサーフィンを楽しめないというのがよくあります。
一方冬は寒さこそありますが、夏のサーフィンにはないメリットがあり、むしろサーフィンを本格的に始めたい人にとってはおすすめの季節です。
「冬でもサーフィンできるの?」と疑問に感じる人もいるかもしれませんが、サーフィンはオールシーズン楽しめて、冬でも楽しんでいる人は大勢います。
この記事では冬のサーフィンのメリットや注意点を紹介しますので参考にしてみてください。
冬のサーフィンのメリット
ではまず冬のサーフィンのメリットについて紹介していきます。主なメリットは以下の3つです。
・海が空いている
・駐車料金が安い・もしくは無料
・駐車場が空いている
冬のサーフィンのもっとも大きなメリットは「海が空いている」ということです。
冒頭でも書いたように夏はサーフィンなどマリンスポーツをやる人が増えるため、海が混雑します。特にメジャーなサーフポイントで土日祝日で波が良いときなどは初心者から上級者まで海に入るため、人でごった返していて初心者は全く波に乗れないということがよくあります。
ただ海水浴シーズンが終わる時期を境に海は徐々に空いてきます。もちろんオールシーズンサーフィンを楽しんでいる人は大勢いますので、サーフィンができるのに海がガラガラというわけではありませんが、夏の時期に比べると明らかに人は減っていきます。
そのため、夏を過ぎると初心者サーファーでも周りにそれほど気を使わずにサーフィンができて波に乗れる回数も増えます。反復練習ができますのでサーフィンの上達も早くなります。
また他にも駐車場の料金が安かったり無料になったりすることもメリットの一つです。
多くのサーフポイント周辺の駐車場では、海水浴シーズンは駐車料金を通常時期よりも値上げします。(1日1500円〜3000円など)
また普段は無料でも海水浴シーズンだけは料金を取るという駐車場もあります。
そのため夏に車でサーフィンにいくと駐車料金だけで結構なお金を使うことになります。一方海水浴シーズンが終わると通常の駐車料金に戻り、無料になる場所もありますので、冬のほうが車でサーフィンへ行く際にかかるお金は少なくなります。
さらに海水浴シーズンは駐車場が満車で空きが出るまで待つということがありますが、冬は海水浴客がいないため大型の駐車場であれば基本的に混雑することはありません。
冬のサーフィンの注意点
冬のサーフィンは海や駐車場が空いていて、駐車料金も安い、もしくは無料というメリットを紹介しましたが、一方で初心者が知っておくべき注意点がありますので解説していきます。
・冬用のウェットスーツが必要
・地域によってはグローブやブーツも必要
・着替える時がもっとも寒い
・冬でも日焼けはする
夏のように海パンや水着だけでサーフィンはできずウェットスーツが必要になりますが、一般的な3ミリのジャージフルスーツではなく、セミドライ・ドライスーツといった冬用タイプを用意しなければなりません。
冬用タイプのウェットスーツであれば防寒性に優れていて快適にサーフィンができますが、冬用ウェットスーツは秋・春用に比べて値段が高くなります。
冬用ウェットスーツに関する記事はこちら
冬のサーフィンで活躍するセミドライウェットスーツ|選び方やドライスーツとの違い
また海水温や気温が低い地域では、冬用のウェットスーツに専用のグローブやブーツも必要な場合があり、グローブやブーツがなければ手足がかじかんで、サーフィンどころではないということもあります。
そして何よりサーフィン前後の着替えの時がもっとも寒いということも知っておきましょう。
サーフィン中は体を動かしますので、冬用ウェットスーツでグローブやブーツもすれば、耐えられないような寒さではありませんが、ウェットスーツの着替えのときは特に寒いので更衣室や温水シャワーを借りたり、ポリタンクでお湯を持参したり対策が必要です。
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サーフィンの防寒グッズおすすめ6選!真冬に重宝するキャップ・ブーツ・ジェルなど!
また冬でも日焼け対策は忘れないようにしましょう。夏は無意識にでも日焼け対策をすると思いますが、冬はついつい忘れがちです。
冬のサーフィンでも日焼けはしますので、顔を中心に日焼け止めなどで対策が必要です。
冬のサーフィンはおすすめ
ここまで冬のサーフィンのメリットや注意点を紹介してきました。冬は夏のように気軽にサーフィンはできませんが、冬用ウェットスーツなどで対策をすれば「寒さ」は問題なく、むしろサーフィンを快適に楽しめて上達しやすい環境になります。冬の楽しい波乗りライフを送ってみてはいかがでしょうか。