サーフィンの主な種類と特徴を解説!ウィンド・カイト・フォイルなど

サーフィンは海の波とサーフボードを利用して海面を滑走するマリンスポーツですが、最近では「サーフィン」と名が付くウォーターアクティビティがとても増えてきました。

たとえばSUPやフォイルサーフィンといったものがその代表として挙げられますが、ほかにもウィンドサーフィンやカイトサーフィンなど様々なものがあります。

そこで、この記事ではサーフィンの種類とそれぞれの特徴を分かりやすくまとめてみました。

「最新のサーフィンとはどういったものか?」「どんな道具を用意すれば楽しめるのか?」といった部分を知りたい方に向けて、詳しい情報を提供していきますのでぜひ参考にしてみてください。

そもそもサーフィンとは?

それでは最初に「そもそもサーフィンとは?」という点から見ていきましょう。

サーフィンはロングボードやショートボードと呼ばれるサーフボードに乗り、海の斜面を滑走するマリンスポーツです。

そのルーツを辿ると西暦400年ごろには古代ポリネシア人によってサーフィンの原型が嗜まれていたと言われています。

タヒチやハワイといった南国の島々で親しまれてきたサーフィンはその後アメリカでブームとなり、日本でも1970年代~1980年代にかけて流行しました。

サーフィンは基本的にサーフボードさえあれば出来るスポーツなので、誰でも簡単に始められます。

寒い時期になるとウェットスーツやサーフィン用シューズ、グローブといったアイテムを使うことになりますが、夏場なら水着のまま波に乗っても問題ありません。

そんなサーフィンをベースとして、違う形で波乗りや水面滑走を楽しむものがウィンドサーフィンやSUPサーフィンと呼ばれる別のウォーターアクティビティです。

ほかにもフォイルサーフィンやカイトサーフィンなど様々な種類がありますが、それぞれ異なる特徴を持っています。

ということで、そんなサーフィンと名が付く色々なスポーツの特徴や醍醐味をご紹介していきましょう。

サーフィンの主な種類

ここからは各サーフィンの特徴や使用する道具、面白さなどについて解説していきます。

ショートボード

サーファー

ショートボードはサーフボードの中でも比較的短い板を使って波乗りを楽しむものです。

ロングボードよりも小回りが利くので細かいターンやエアトリックを決めやすいところが大きな特徴として挙げられます。

ただし、ロングボードより浮力が劣る分ボードの上に立つことが難しいといった一面もあります。

初心者のうちはボードに立つだけでも一苦労すると思いますが、ボードに立ち波に乗る感覚を覚えると一気にその魅力に気付かされるのがショートボードの良さです。

ちなみに最近は「サーフィン」というとこのショートボードスタイルのサーフィンを指すことが一般的となっています。

ロングボード

サーフィン

ショートボードよりも長いサーフボードを使って波乗りを楽しむのがロングボードサーフィンです。

ロングボードは板自体の浮力が大きいので、初心者でもボードの上に立ちやすいところが魅力のひとつとして挙げられます。

また、波がそこまで大きくなくてもボードの推進力を使って波乗りが楽しめて、ゆったりとしたグライド感が得られる点もロングボードならではの特徴と言えるでしょう。

ちなみにロングボードは安定しているだけあってショートボードにはない「浮遊感」があります。

穏やかな波乗りを楽しみたい方にはこのロングボードがおすすめなので、ぜひチャレンジしてみてください。

ウィンドサーフィン

ウィンドサーフィンはボードにセールやマストを取り付け、波だけでなく風の力を利用して水面を滑走するマリンスポーツです。

プロのウィンドサーファーの中には時速100km近いスピードを出す方もいるほどで、その醍醐味はなんと言っても自然のパワーを直に体験できるところと言えるでしょう。

ちなみにウィンドサーフィンでは時速25kmほどのスピードが出るとボード自体が浮き始め水面を滑るようにして走り出します。

この状態をプレーニングと呼びますが、これを実際に体験するとウィンドサーフィンの魅力にハマること間違いなしです。

また、ウィンドサーフィンにも通常のサーフィンと同じく色々な技があります。

ただスピードを出すだけでなくウィンドサーフィンでしか出来ないテクニックもたくさんありますので、ぜひ一度その技をご覧になってみてください。

SUPサーフィン

sup

ここ10年ほどの間で注目を集めるようになってきたのが「SUPサーフィン」です。

SUPとは「スタンドアップパドル」の略称で、普通のサーフィンよりも大きいボードとオールとして使うパドルを駆使して水面を進むウォーターアクティビティとなっています。

SUPボードはロングボードと同じく浮力が大きいので、初心者でも比較的すぐボードの上に立つことが可能です。

その状態でパドルを使いながら水面を進んでいくわけですが、波のない日や湖でも楽しめるところが魅力的な部分として挙げられるでしょう。

また、最近ではSUPボードの上でおこなうヨガなども流行っています。

大きな湖の近くやサーフィンが盛んな街の海岸沿いにはSUP体験教室を開いているショップも多いので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

フォイルサーフィン

View this post on Instagram

Sean Jahnigさん(@foilandwater)がシェアした投稿

現在のところ最も新しいサーフィンの形として注目を集めているのが「フォイルサーフィン」です。

フォイルサーフィンではサーフボードの底面に「ハイドロフォイル」と呼ばれるパーツを取り付けるのですが、このパーツが水中翼としての役割を果たし、波があまりない状態でも推進力を生み出してくれます。

そして、ハイドロフォイルを取り付けたボードで波に乗り出すとサーフボードが海面から離れ、空中を飛んでいるような感覚が楽しめます。

また、一般的なサーフィンよりスピードが出やすく、フォイルサーフィンならではのエアトリックを決められるところも醍醐味のひとつです。

カイトサーフィン

カイトサーフィン

カイトサーフィンは「カイト(凧)」を使って風を受け止め、それを推進力とするサーフィンのことです。

カイトと自身を繋ぐコントロールバーで風の制御をおこないつつ、足元でも波の動きをキャッチするため非常に高度な技術を必要とするウォーターアクティビティと言えます。

ただし、その分だけ出来るようになったときの爽快感は格別で、他のサーフィンにはない高揚感が得られます。

また、ウィンドサーフィンのように滑走スピードが速いところも魅力のひとつです。

平均でも時速30km~50kmくらいは出るので、波の上での疾走感を求める方にはぴったりのサーフィンスタイルと言えるでしょう。

リバーサーフィン

リバーサーフィンとは、名前の通り「川」で楽しむサーフィンのことです。

上流から下流に流れる川の勢いを利用して水面を滑走していくわけですが、海の波とは違った感覚が味わえます。

ただし、日本にはリバーサーフィンが出来るところは多くなく、体験したい場合には人工波がある施設の利用をおすすめします。

関連記事:リバーサーフィンは2種類!川でサーフィンできる原理や有名な場所も!【動画あり】

まとめ

様々なサーフィンの種類やその特徴などをまとめてご紹介してきました。

ご覧いただいた通りサーフィンには色々な種類があり、それぞれ異なる魅力が詰まっています。

特にウィンドサーフィンやカイトサーフィンといった風の力を利用するサーフィンは到達する最高時速が桁違いなので、もはや別のスポーツと言えるでしょう。

初心者の方が趣味として始めるのであればロングボードサーフィンやSUPサーフィンがおすすめなので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事