サーフィンは海の波に乗るのが一般的だが、海以外でもサーフィンはできる。その一つが川でサーフィンをするリバーサーフィン。リバーサーフィンの種類や、原理、できる有名な場所を紹介。
リバーサーフィンの種類・原理は?
River Surfing(リバーサーフィン)は川でやるサーフィンのこと。上流から下流への流れを利用するリバーサーフィンと、満潮時に発生する潮津波を利用するリバーサーフィンの2種類がある。
①上流から下流への流れを利用するリバーサーフィン
上流から下流への流れを利用するリバーサーフィンは、川底が高くもりがっているところで生まれる水の斜面を利用する。高くもりがっている障害物に水の流れがぶつかると逆方向へ流れようとする。その時の流れが波となるのが原理。上流からの水の流れが止まることはないので波は発生し続ける。2018年8月にオープンした品川・大井町の人工サーフィン施設「citywave」はこの原理を利用している。
②満潮時に発生する潮津波のリバーサーフィン
もう1種類の満潮時に発生する潮津波を利用するリバーサーフィンは、満潮で潮の流れが川の上流へと逆流する現象で起こる波に乗る。干潮と満潮の差が大きければ大きいほど波のサイズは大きく、「津波」という言葉使われているように普通の海の波とは違って壁のように波が迫ってきて波の勢いはなかなか収まらない。ただし潮津波が発生する地域や場所はかなり少ない。
リバーサーフィンができる有名な場所は?
①上流から下流への流れを利用するリバーサーフィンの有名な場所といえばドイツ・ミュンヘン。英国庭園の中のアイスバッハ川のリバーサーフィンは公園内にあることもあって人気が高い。
②満潮時に発生する潮津波を利用するリバーサーフィンで有名な場所はブラジル・ポロロッカのアマゾン川。また中国の銭塘江の「シルバードラゴン」と言われる潮津波も有名だ。
リバーサーフィンは人工施設が安全!
2種類のリバーサーフィンはどちらも海のサーフィンに比べて危険度が高い。そもそも日本で②のリバーサーフィンはできず、①のリバーサーフィンも気軽にはできない。日本にいてリバーサーフィンを体験したければ、品川・大井町の人工サーフィン施設「citywave」を利用するのがいいだろう。