ここでは、東京オリンピックを狙う次世代サーファーの中で、特にイケメンと呼ばれることも多い村上舜にスポットを当てていきます。サーフィンが正式にオリンピック種目となりましたが、やはり気になるのはネクストブレイクヒーローの登場です。
そんな中、若手実力派サーファー・村上舜にも注目が集まっています。村上舜のサーファーとしてのルーツや実績、またスポンサー状況や使用しているサーフボードについてもご紹介していきますので、ぜひチェックしていってください。
村上舜ってどんなサーファー?
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村上舜は日本の公認プロサーファーのひとりです。2018年・2019年には日本代表としてサーフィンワールドゲームスなどにも参戦し、日の丸を背負って戦う選手として注目を集めています。
村上舜はクレバーな一面と、奇想天外なライディングを持ち味とするサーフプレーヤーです。大会後などのコメントは淡々としたものが多かったりもしますが、プライベートでのサーフィンとなると非常にはしゃいだり、かなりリスクのある波に挑戦したりと破天荒な部分もあるようです。
また、気分が乗らないときには海に行かないといったコメントも残していて、気分屋な面も覗かせますが、それは自分なりのリスクマネージメントとも語っています。やはり海のスポーツは一歩間違えれば生命の危険が伴いますから、自分の直感などを信じて行動しているのかもしれません。
そんな村上舜ですが、実は弟もプロサーファーです。「村上蓮」といいますが、学年で計算すると2学年下になります。子供のころから一緒にサーフィンをしてきたということで、弟・蓮もかなりの腕前です。
ほかのプロサーファーと共に兄弟揃ってサーフトリップにも出かけるということですから、兄弟仲は良いようと言えます。村上舜は基本的にはコンペティションサーファーとして活動を行っています。
国内外問わずいろいろなフィールドで好成績を残していて、2020年のオリンピック強化指定選手のひとりにも選ばれていますので、将来を有望視されているサーファーです。
賞金を稼いで生活をしているため、大会にこだわっているという部分もありますが、それ以上にかなり負けず嫌いな性格であることもコンペティション出場へのモチベーションになっているようです。
村上舜のプロフィール
村上舜は、1997年3月3日生まれですので2019年時点では22歳ということになります。年齢は若いですが、オリンピックを目指す若手の中では中堅どころといった印象です。
どんなプロスポーツでもそうですが、やはり20歳を一区切りにする部分があり、サーフィンにおいても才能の優れた選手は10代後半で世界大会の表彰台に上ったりしますので、20歳を超えると「若手だけど中堅くらいの立ち位置」といった捉え方をします。
特に村上舜の場合は高校1年生のときに全日本サーフィン選手権で優勝という実績がありますので、業界的にも比較的長い期間注目されている選手として有名です。こういったところからも若い世代の中では早くから頭角を現していたサーファーと言えるでしょう。
村上舜の身長についてですが、一応165cmとなっています。男性サーファーの中ではかなり小柄な方ですが、小回りが効いてテクニカルなサーフィンをするには適した体型といえるようです。
サーファーは小柄なプレーヤーが多いスポーツですが、やはり大きな波を捉えるときにはパワーが必要。そのため、外国の荒々しい波や国内では見られないようなパイプラインを制するには体格に恵まれた外国人選手などが有利だったりもします。
しかし村上舜は、プレースタイルの特徴として「ビッグウェーブを捕まえるのが上手い」という評価をされることが多々あります。
これはパワーではなくテクニックと波を選ぶ能力に優れていると考えられていて、村上舜にとって身長というのはあまりサーフィンに関係ないといった様子すら伺えます。ある意味、天才的・直感的スタイルのサーファーと言えるかもしれません。
ちなみに村上舜の出身高校ですが、こちら「青森山田高校」となっています。出身自体は神奈川県の足柄・湯河原町ですので全寮制に入っていたと考える方もいるようですが、通信制の方に通っていたそうです。
青森山田というとスポーツに特化した青森県の有名私立高校で、卓球の福原愛さんやサッカー日本代表の柴崎岳選手など多くのプロアスリートを輩出している学校でもあります。
サーフィンをするために高校は通信制の学校に進学し、10代後半にかけては世界大会などにも出場をしている村上舜。プロへの意識の高さが非常に強く、ストイックな一面も見せてくれます。
また、サーフィンのホームは地元湯河原の吉浜としていて、主にこちらで練習をしているようです。近くに住んでいてサーフィンに興味がある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
村上舜のサーフィンの実績
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それでは次に村上舜のサーフィン実績についてみていきたいと思います。村上舜は8歳からサーフィンを始めていて、最初のビッグタイトルは前述したように16歳のときに獲得した「全日本サーフィン選手権優勝」というものが挙げられます。
また、翌年にはMALIBU HYUGA PROで優勝。さらに、2015年には国際大会でもある「VISSLA ISAワールドジュニアサーフィンチャンピオンシップ」で日本人初となる4位入賞という実績を持っています。
2016年にはJPSAのオールジャパンで優勝経験もあり、10代後半にかなりのタイトルを獲得した選手です。
20歳を超えてからは世界を視野に入れて活動を行っていて、日本代表にも選ばれることになります。
2018年、オリンピックの前哨戦的な意味合いもある「ワールドサーフィンゲームス」では、五十嵐カノアや大原洋人と共に参戦し、個人戦で堂々の4位。また団体戦としては日本の金メダルにも大きく貢献しました。
現在のところオリンピックの代表選手最有力候補は五十嵐カノアですが、村上舜もぴったりとその後を追っているといった印象です。