五十嵐カノア愛用の『シャープアイサーフボード』とは?カノアモデルの特徴も

サーフボードは様々なメーカーが生産をおこなっていますが、最近世界で注目を集めているメーカーの一つに「シャープアイサーフボード」があります。

ちなみに日本人として史上初のワールドツアー参戦を果たした五十嵐カノアが2018年から移籍したのも、この「シャープアイサーフボード」で、ほかにも世界ランキング常連のフィリペトレドや村上舜といった面々が同メーカーのサーフチームに所属しています。ここではそんなシャープアイサーフボードの魅力や五十嵐カノアモデルの特徴を詳しくご紹介しています。

五十嵐カノアは2018年にシャープアイサーフボードへ移籍

この投稿をInstagramで見る

 

Sharp Eye Surfboards Japan(@sharpeyesurfboardsjapan)がシェアした投稿


シャープアイサーフボードが日本でもよく知られるようになったきっかけは、やはり五十嵐カノアの移籍でした。五十嵐カノアは元々チャネルアイランズのサーフボードを小さな頃から愛用していたのですが、2016年のワールドツアー参戦、そして2017年のUSOPEN優勝を経て2018年からシャープアイサーフボードチームの一員として活動をおこなっています。

そして2018年には移籍後初の大会であるUSOPENで優勝し、見事2連覇を飾ることとなりました。ちなみに、実は五十嵐カノアは前々からチャネルアイランズのサーフボードと一緒にシャープアイサーフボードも所有をしていたので、移籍をするのでは?という噂があったのですが、その噂がついに実現したというわけですね。

そして五十嵐カノアはシャープアイサーフボードのボードを使って、2019年におこなわれたワールドツアー第3戦「Corona Bali Protected」で初優勝。なお、日本人サーファーがワールドツアーで優勝したのは、1964年から始まった近代サーフィンの歴史の中で史上初の快挙となります。

そんな歴史的偉業を達成した五十嵐カノアが愛用するシャープアイサーフボードということもあってますます注目を集めています。

シャープアイサーフボードとは?

この投稿をInstagramで見る

 

SHARP EYE SURFBOARS BRASIL 🇧🇷(@sharpeyesurfboards_br)がシェアした投稿

シャープアイサーフボードは1992年に誕生した比較的新しいサーフボードメーカーです。アメリカのカリフォルニア州にあるサンディエゴが拠点で、シェイパーはブラジル人のマルシオ・ゾウビ(Marcio Zouvi)が務めています。

元々マルシオ・ゾウビは自身のサーフボードをガレージで作成するガレージシェイパーのひとりに過ぎませんでしたが、1980年代にブラジルからサンディエゴに移住をしてきたことをきっかけに、その存在が多くのサーファーに知られるようになりました。

というのも、マルシオ・ゾウビが手がけるサーフボードは品質が非常に高く、バランスに優れていたためカリフォルニアのサーファーたちがこぞって使いたがったのです。1980年代後半からはプロ・アマ問わず多くのサーファーにサーフボードを提供し始め、1992年にブランドを立ち上げて独立。

今では世界ランキング常連のフィリペトレドをはじめ多くのトップサーファーたちがシャープアイサーフボードのアイテムを利用しています。そして、シャープアイサーフボードの性能の良さを裏付けるように、所属メンバーが軒並み好成績を収めているのも同メーカーの特徴です。

歴史は浅いですが、現在世界の最前線で戦うプロサーファーの多くはシャープアイサーフボードの愛用者といえますので、ぜひあなたも一度そんなシャープアイサーフボードのアイテムを実際にご覧になってみてはいかがでしょうか。

シャープアイサーフボードを愛用するサーファー

先ほど少し触れたように、シャープアイサーフボードは多くのトッププロに愛用されています。ブラジル人サーファーで現在ワールドツアーのランキング上位常連のフィリペトレドは、いち早くシャープアイサーフボードと契約をしたサーファーのひとりです。

この投稿をInstagramで見る

 

SHARP EYE SURFBOARS BRASIL 🇧🇷(@sharpeyesurfboards_br)がシェアした投稿


2014年にシャープアイサーフボードチームへと参加すると、2015年にはWSL CT初戦「クイックシルバープロ2015」の決勝でパーフェクト10を達成。まさにシャープアイサーフボードの広告塔として抜群の活躍を見せています。

そして、2020年の東京オリンピック・サーフィン日本代表候補の一人、村上舜もシャープアイサーフボードチームの一員です。若手ながらその実力は折り紙つきで、宮崎で行われた ISAワールドサーフィンゲームスではサーフィン界のレジェンドであるケリースレーターを破った実績もあります。

この投稿をInstagramで見る

 

Sharp Eye Surfboards Japan(@sharpeyesurfboardsjapan)がシェアした投稿

ハワイなど海外の大波から日本の小波にまで対応する繊細なサーフィンテクニックはまさにアジアトップレベル。五十嵐カノアと並んで世界と戦える日本人サーファーとして今後さらなるブレイクが期待されています。

さらに女性サーファーの中で今後世界のトップに君臨するであろうと予想されているタティアナ・ウェストン・ウェブもシャープアイサーフボードの看板を背負うサーファーのひとりです。2017年からWCTランキングのトップ10に入り、その美しいルックスでも話題を呼んでいるタティアナ・ウェストン・ウェブはまさに女性サーファー界の新星であり注目の存在。

この投稿をInstagramで見る

 

Sharp Eye Surfboards Japan(@sharpeyesurfboardsjapan)がシェアした投稿

2018年は最終4位、2019年は惜しくもツアーでの優勝こそ逃すも、安定したライディングで最終6位をキープしています。こうした数多くのトップサーファーが、シャープアイサーフボードのメンバーとして世界中で活躍を見せているのも同メーカーの特徴と言えるでしょう。

シャープアイサーフボードの五十嵐カノアモデルの特徴

この投稿をInstagramで見る

 

Sharp Eye Surfboards Japan(@sharpeyesurfboardsjapan)がシェアした投稿

五十嵐カノアのシグネチャーモデルとして販売されている「ストームズ」は、小波からビッグウェーブにまで対応した万能型サーフボードで、初心者から上級者にまでおすすめされているボードとなります。

特徴としては過去のディスコインフェルノのアウトラインからテイルをスカッシュに変更した部分が挙げられ、細かなターンが簡単にできるよう仕上げられているところがポイントです。また、ボードのノーズ部分をボリューム感のある形にしているため、加速性能も抜群。パドリングの際にも容易に波を進んで行けるため体力面でも楽にライディングが可能と言われています。

波が小さくても十分な疾走感が得られるというのは日本のビーチで使うにも最適で、まさに日本人のために作られたようなボードと言えます。なお、ボードのサイズは「5’4″〜6’6″」となっていますので、160センチくらいの小柄な方から190センチ弱の方まで誰でも選ぶことができます。

まとめ

現在世界でもっともプロサーファーから注目されているサーフボードメーカーの「シャープアイサーフボード」についてご紹介をしてきました。日本人にとっては五十嵐カノアが移籍したことによって、より「シャープアイサーフボード」が身近に感じられるようになってきたかと思います。

きっとこれから「五十嵐カノア×シャープアイサーフボード」というのは、2020年のオリンピックを通してもよく聞くことになるはずです。

五十嵐カノアに関する記事はこちら

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事