キャンプや登山といったアウトドアを楽しむときに、あると便利なアイテムが「ブランケット」です。
キャンプ場などでは昼間と夜に寒暖差があることが多いわけですが、そんなときに活躍してくれるのがブランケットとなります。
最近はアウトドア用ブランケットとして専用のアイテムがたくさん販売されています。
この記事では、そうしたアウトドア用ブランケットの選び方やおすすめ商品をまとめました。
これからアウトドアを趣味にしようとしている方にとって参考になる情報が満載となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
アウトドア向けブランケットの選び方
まずはアウトドア用ブランケットの選び方から見ていきます。
ブランケットには色々な種類がありますが、選ぶときには「素材」「サイズ」「デザイン」の3つを確認しましょう。
特に素材というのは重要なポイントです。
素材
アウトドア向けのブランケットに使われている主な素材は以下の通りです。
・ダウン
・ウール
・フリース
・ナイロンなど
それぞれの特徴を分かりやすく解説していきましょう。
〇ダウン
ダウン素材を使ったブランケットは保温性に優れていて、冬場のキャンプでも重宝されるアイテムです。
また、ダウン素材のブランケットはとても軽いので持ち運びにも便利といったメリットがあります。
ちなみにキャンプ場でテント泊をしようとしたとき、思ったより寒いと感じる場合というのは多々あります。
そんなときにダウン素材のブランケットがあれば、シュラフだけで寝るより暖かい環境が作れるので非常におすすめです。
〇ウール
次にウール素材のブランケットについて見ていきましょう。
ウールの特徴は保温性・伸縮性・防火性に優れているところです。
ウールは風を通しにくいので屋外では特に活躍してくれる素材のひとつとなっています。
また、伸縮性があるのでブランケットを身体に巻き付けて使いたいときにはとても便利です。
さらにウールは燃えにくいという性質を持っているので、焚き火などをおこなうキャンプとは相性が良いとされています。
ただし、ダウン素材のブランケットより少々重くなる傾向があるので、持ち運びやすさとの兼ね合いなどを考えながら選ぶようにしましょう。
〇フリース
続いてフリース素材のブランケットについてですが、こちらは安く手に入るところが魅力的な部分です。
そこそこ軽量で保温性が高く、さらに安く買えるというのがフリースブランケットの特徴と言えます。
またフリース素材のブランケットは自宅でも手軽に洗えるので、アウトドアでの利用には適しています。
しかし、その反面でフリース素材は火に弱いといった特徴も持っています。
焚き火から発生するちょっとした火の粉でもすぐ穴が空いてしまうので、長期間愛用するには不向きな素材と言えるかもしれません。
〇ナイロン
ナイロン素材のブランケットの特徴は耐久性・撥水性に優れている点です。
ナイロンはアウトドア用のアウターにもよく使われる素材で、雨風に対してはかなり強い性質を持っています。
少々の雨であればそのまま使い続けられるので、天気が変わりやすい山間部などでは重宝される素材と言えるでしょう。
ただし、ナイロンもフリースと同じ合成繊維のひとつなので、火には弱いといったデメリットがあります。
このようにブランケットは使われている素材によって異なる特徴を持っています。
そのため、自分がどんなアウトドアを楽しむのかを想像しながら購入するブランケットを選んでみてください。
なお、使われている素材と一般的な価格を比較してみると以下のような感じになります。
「ダウン≧ウール>ナイロン≧フリース」
ダウンを使ったブランケットは性能が良いだけあって価格が高くなりやすい傾向にあります。
そのダウンに続くのが天然素材であるウールを使ったブランケットです。
ナイロンやフリースといった合成繊維を使ったブランケットは比較的安く、短いスパンで買い替えるのには適しています。
もちろんサイズや商品の品質によっては実際の価格が変わってきますので、あくまでひとつの参考として覚えておいてください。
サイズ
ブランケットを選ぶときにはしっかりとサイズも確認しておきましょう。
ちょっとしたひざ掛けとして使うのであれば小さめのサイズ、身体全体を覆うようにして使うなら大きめのサイズが適切です。
とは言ってもブランケットというのは基本的に暖を取るために使うアイテムなので、大きい分には特に困ることがありません。
もちろん大きいサイズのブランケットは重たくなりやすいわけですが、車で持ち運びする分にはそこまで重量を気にすることがないと思います。
仮に登山用として使うのであれば大判サイズでも軽量なダウンやナイロンを使ったブランケットを選んでみてください。
デザイン
アウトドアでは自分が気に入ったデザインのアイテムを使うというのも重要なポイントです。
特にブランケットはアウトドアの時間をオシャレに見せてくれるアイテムでもあります。
普段は選びづらいような派手なデザインのものでも、アウトドアでなら使えることもあるのでぜひ思い切ったデザインのブランケットを選んでみましょう。
また、他のキャンプ道具の色合いやデザインと合わせながらブランケットの柄を選ぶというのもひとつの手です。
全体の色調を合わせるとオシャレに見えやすいので、ぜひそういった部分も考えてみてください。
アウトドア向けブランケットおすすめ7選
ここからはおすすめのアウトドア用ブランケット7選をご紹介していきます。
モンベル ダウンブランケット
こちらは国産アウトドアブランド「モンベル」から販売されているダウン素材のブランケットです。
とても軽い上に保温性に優れているところが魅力的な部分で、さらに付属のボタンやコードを利用すれば色々な使い方が出来るようになっています。
一例としては身体に羽織ったりするのはもちろんのこと、スカートのようにして腰に巻くことも可能です。
また、サイズもS・M・Lと揃っているので自分の体格やアウトドアスタイルに合わせて大きさを選べます。
ペンドルトン タオルブランケット
100年以上の歴史を持つアメリカのブランド「ペンドルトン」からは、ネイティブ柄のタオルブランケットをご紹介します。
肌に優しい触り心地が特徴的で、屋外で使うブランケットとしては保温性にも優れています。
また、なんと言ってもカラーと柄のバリエーションが豊富に揃っているところが最大のおすすめポイントです。
デザインを重視してブランケットを選びたい方は、ぜひこちらのアイテムをチェックしてみてください。
ジャガード織りの大判タオルブランケットは、色々なアウトドアに使えてとても便利です。
スノーピーク フレキシブルインサレーションブランケット
こちらはオシャレキャンパー御用達のブランド「スノーピーク」が手掛けるブランケットです。
余分な熱を逃がし、必要な熱だけをキープするという独自の加工が施されたブランケットで、使い心地はまさに抜群です。
デザインはシンプルなワンカラー仕様で、ブラック・カーキ・ベージュの3色から選べます。
丸めればコンパクトに収納できるので、登山のお供にも最適です。
また、使われている素材がポリエステル100%で非常に軽いといったところも特徴のひとつとなっています。
コールマン アウトドア ブランケット
アウトドアブランドとして知名度の高い「コールマン」からはレインボー柄のブランケットをご紹介します。
こちらのブランケットはアウトドア用マットとしても使用可能なアイテムで、幅広い使い方が出来る1枚となっています。
ちなみに表の生地にはネルシャツと同じ軽くて柔らかい毛織素材が使われているので、とても快適な触り心地を体感できます。
ノースフェイス ボンファイア ブランケット
こちらは「ノースフェイス」から販売されているブランケットです。
表面に難燃加工が施されているので焚き火のそばで使っても安心というところが特徴的な部分となります。
なお素材には表面にコットン、裏面にポリエステルが使われています。
170cm×130cmという程よいサイズ感もおすすめポイントのひとつで、ひざ掛けとしてもポンチョとしても使用が可能です。
クルクルッと丸めればコンパクトに収納できるので、徒歩キャンプや登山にも最適な1枚となっています。
ヴォイテッド フリースアウトドアピローブランケット
こちらはアメリカ発のブランケットブランド「ヴォイテッド」から販売されているブランケットです。
1枚でなんとブランケット・ポンチョ・寝袋・クッション・ラグといった5つの役割をこなしてくれるところが最大の特徴となっています。
素材には撥水性や防水性に優れた特殊なナイロン生地が使われているので、多少の悪天候の中でもそのまま使用することが可能です。
また、裏地にはフリース素材が使われていて、肌に当たる部分の保温性にも優れています。
ちなみにサイズは203cm×137cmとかなり大きめです。
どんな大柄の方でも身体全体をスポッと覆うことが出来るため、なかなか良いサイズのブランケットが見つからないとお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
ランプル オリジナル パフィー ブランケット
2013年にサンフランシスコで生まれたブランド「ランプル」からは、上質でオシャレなナイロンブランケットをご紹介します。
素材には高級シュラフなどに使われるリップストップナイロンが採用されていて、耐久性・撥水性・保温性は抜群です。
さらにカリフォルニアのブランドらしくオシャレでスタイリッシュなデザインも魅力のひとつとなっています。
また、こちらのブランケットはラグとしても使えるのですが、洗濯機で簡単に洗えるので手入れが非常に簡単です。
長年使えるブランケットを探しているという方は、ぜひこちらのアイテムを選んでみてください。
アウトドアでのブランケットの必要性
アウトドアでは天候が急変することも少なくありません。
そのため、適切な服装で出掛けたと思ってもキャンプ場や山などで寒い思いをするときがあります。
そんなときにブランケットがあると手軽に体温調節が出来るので非常に便利です。
また、着替え用に服を色々と持っていくのは面倒ですが、ブランケットなら車の中やリュックの上にポンと乗せておけばいいだけなので携帯性にも優れています。
そのほか、ブランケットには火の粉から衣服を守ってくれるといった役割もあります。
焚き火の近くにイスを用意してまったりとした時間を過ごすのが好きという方も多いと思いますが、このとき飛んできた火の粉で衣服に穴が開いてしまうといったケースは珍しくありません。
こうしたことを防ぐためにもブランケットは必要であり、持っていると便利なアイテムと認識されているわけです。
仮に女性を誘ってキャンプに行く場合は、女性のタイツなどが火の粉によって穴が開いてしまわないようさりげなくブランケットを差し出してあげましょう。
アウトドア用のブランケットはプレゼントにもおすすめ
アウトドア好きの方へプレゼントを贈るならぜひブランケットを選んでみてください。
ブランケットはどうしても使っているうちに汚れたり穴が開いたりしてしまいます。
つまり消耗品としての意味合いが強いアイテムということです。
そのため、アウトドア用ブランケットというのは何枚あっても困らないアイテムと言えます。
また、季節や気温に合わせて使い分けることが可能なので、色々なタイプのブランケットを持っているとその分だけアウトドアでの楽しみ方が広がります。
さらにアウトドア用ブランケットの中には自宅でも使えるものがたくさんあり、そういったものを選べば大半の方にとって「貰って嬉しいプレゼント」になるはずです。
ちなみにブランケットは値段がピンキリなので、気軽なプレゼントから本気のプレゼントまで幅広いシーンに使えます。
こうした部分もブランケットをプレゼントに選ぶ魅力と言えるでしょう。
まとめ
アウトドア用ブランケットに関する情報をまとめてきました。
ブランケットはキャンプや登山といったアウトドアシーンで「あると便利なアイテム」の代表格です。
真夏以外のシーズンだと朝晩だけ冷え込むことも多いのですが、そうしたときにブランケットがあると非常に助かります。
また、ブランケットには色々な使い道があるので複数枚持っておいて損はありません。
ご紹介したおすすめブランケットの中にはラグや寝袋といった形でも使えるものがありましたが、不測の事態に備えたいという方はぜひそういったブランケットを購入してみてください。
きっと何かのタイミングで役に立つときがくると思います。