サーフィンの道具を揃えるときにまず第一に考えるのはサーフボード。きっとサーフボードを購入しようと考えているあなたは、サーフィンスクールに参加したり友人や知人に教わったりした後ではないだろうか。もしくは衝動的に「サーフィンがしたい」と思っている人もいるかもしれない。
後者でサーフィンをやったことがなくてサーフボードの購入を考えているのであれば、まずはこちらの記事を読んで欲しい。
[blogcard url=”https://naminorihack.com/archives/455″]ボードの種類がよくわからないという人にはこちら
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サーフィンを体験してみて、波を滑ることの楽しさを知って色々なボードで波と遊ぶ人たちを見るとマイボードが欲しくなるもの。しかし初心者のサーフボード選びは技術はもちろんだが環境や海への交通手段によって変わってくる。
ようはどのくらいの頻度でどこの海へ何で行くのか。ということ。それによってサーフボードの選び方は大きく変わる。そこで、さまざまなシーンに合わせたサーフボードの選び方を解説しよう。
海近に住んでいて頻繁にサーフィンができる場合
毎日のように海に入れる環境なら特に難しく考える必要はない。ショートに挑戦するもよし、ロングでのんびりやるもよし。波が小さいとき用にロングボードを一本。少し上手くなったらすぐにショートボード。選択肢は自由。練習頻度が高ければ多少難易度高めのボードでも上達しやすい。自転車をゲットしてキャリアを付けよう。そうすれば穴場ポイントを見つけられることも。
週1.2回サーフィンができる場合
仕事が休みの日、週1,2回のサーフィンであればサーフボードボード選びは少し慎重に。例えば行き先の海が千葉のようなコンスタントに波があるところならショートボードに挑戦してもよい。ただ湘南のような波が小さい日が多いエリアなら、せっかく海へいってもを波がなくて何も出来ないということが多くなるので、ショートボードはおすすめできない。まずはロングボードやファンボードなどの浮力のあるボードである程度上達してからショートボードに挑戦するのがいい。
夏だけサーフィンを楽しみたい場合
「サーフィンが上手くなりたい」ではなく、海水浴の延長でサーフィンをするのであれば、海の近くのサーフショップでスポンジのレンタルボードで充分楽しめる。むしろその方が良い。年に数回のみのサーフィンで上手くなるのは難しいが浮力が極端に大きいスポンジボードで沢山テイクオフをするのもそれはそれで楽しい。もし購入するのであればソフトボード (スポンジボード)を選ぶのがおすすめだ。
ソフトボードに関する記事はこちら
電車で海へ行く人の場合
海へのアクセスが電車になる場合の手段は2つ。1つは毎回海までサーフボードを持ち運ぶ。JR東日本だと長さは2m未満までは持ち込み可。2mは約6’6”フィート、この場合はショートボード限定で選ぶことになる。注意したいのは行き先の海にシャワーとロッカーが必要になること。2つ目は海沿いのサーフショップでボードロッカーを借りる。月額料金を払えば毎回手ぶらに近い感じで行けるので電車で行くにしてもロングボードも選択肢に入れることができる。
車で海へ行く人の場合
ショートボードなら大概の車に入る。ロングだと少し車を選ぶが助手席を倒したり斜めにしたりすれば意外と小型の車でも入ったりするので車を買い替えなくても済むことも。ただ、ニットケースやワックスカバーに入れないとボードについてるワックスがシートについて汚れる。入らない場合は上に積む。出来ればキャリアがあったほうがいいが、なくても専用のベルトがあるのでしっかりと固定すれば高速道路も大丈夫。ただ、サーフボードは熱に弱い、直射日光を避けるためハードケースには入れたほうがいい。
サーフボードケースについてはこちら
[blogcard url=”https://naminorihack.com/archives/285″]初心者のサーフボード選びで大切なこと
初心者のサーフボード選びで最も大事なことは楽しめるボードを選ぶこと「好きこそ物の上手なれ」サーフィンが楽しくて好きにならなければ上達もしない。例えば、初心者がいきなりショートボードから始めると挫折することがある。
ショートボードだと立てるようになるまで辛抱強く何度も海へ通って安定して立てるようになってからようやく横に走る練習ができる。それまでに楽しさが失われ挫折してしまうことがあるからだ。
それならロングやファンボードなどですぐにテイクオフをマスターして横に走る練習に入ったほうが楽しい。やはりサーフィンの醍醐味はライディングである。
初心者のうちは、波とのタイミングや波の力を理解することがテーマになるが、大きめのサーフボードをチョイスできれば、テイクオフやパドリングなどの繊細な動作に気をとられずに波を理解する余裕が生まれ波と仲良くなれるはず。
ただ海へいく頻度が高かったりスクールに入ったりするのであればショートボードももちろん良いだろう。
初心者のサーフボード選びで気をつけたいことの一つに「友人や知人の車を当てにしてサーフボードを買わないこと」がある。1人でサーフィンに行くのは、寂しいし初心者のうちは事故やトラブルに巻き込まれたときに対応するのが難しい。友達などと海に通うのは楽しい。車なら交通費も半分だ。ただ友人・知人と予定が合わないと海へいけないとなるとそれはもったいない。波が良いのに予定が合わず海へ行けないなんてことになると歯がゆい思いをすることになる。
また友人と同じレベルなら起こりにくいが、初心者向けのポイントに行くのか中上級者向けのところへ行くのか。意見が割れる・・なんてこともある、サーフボードを買う上で自分一人でも気軽に海へ行けるような環境を作ることも実は重要だ。
よく行く海を決めて地元のサーフショップと関わっていくのもいい。サーフボードやウェットスーツをサーフショップで揃えて毎週のように同じ海に通えば自然と顔見知りも増えてくる。そうすればそのポイントの危険なことを教えてくれたり上達の手助けしてくれるはずだ。
まとめ
初心者のサーフボードの選び方は技術や環境、海への交通手段によって変わってくる。さらに長さや厚さなど数値だけで初心者が難易度を判断するのも難しい。サーフィンで信頼できる人が身近にいるのであれば選んでもらうのが一番だ。
相談するときはどのくらいの頻度でどこの海に何で行くかを伝えれば知識のあるサーファーであればベストなサーフボードをチョイスしてくれるだろう。
身近に相談できる人がいない場合は今回紹介したことを参考に選んでみて欲しい。