サーフィンには「聖地」と呼ばれる場所がいくつも存在しますが、そんな中、今回ご紹介するのはオーストラリアの東側に位置するヌーサです。ヌーサは、ハワイのマカハやカリフォルニアのサンオノフレビーチといったロングボードの聖地と同じように素晴らしいサーフポイントです。
ここでは、そんなオーストラリア・ヌーサの魅力や特徴をご覧いただこうと思っていますので、ぜひロングボーダーの方は参考までにご覧になってください。
オーストラリア・ヌーサってどんなところ?
オーストラリアのヌーサは、大陸の東側に位置するビーチカントリーです。自然保護が条例化されているため、不要な高層ビルなどがなく、あくまで自然が楽しめる街となっています。
一番近い都市はブリスベンですが、国際空港があるゴールドコーストからは車で約2時間ほどです。人口は5万人とそこまで多くなく、ビーチにいる人々はローカルのサーファーか観光客といった印象があります。
また、一方でヌーサは隠れたリゾート地としても知られ、海沿いには高級感のあるレストランやオシャレなカフェなども立ち並んでいるところが特徴的です。
ただし、海岸線はほとんどが手付かずの状態となっていますので、海の青さときれいな砂浜というのは昔から変わりません。
そんなヌーサはロングボーダーから聖地とも呼ばれているのですが、その理由について見ていきましょう。
ヌーサはロングボードの聖地
まず、ヌーサというのは世界のトッププロサーファーが出場するWSLロングボードツアーの大会会場にもなっている場所です。つまりそれだけロングボード向けの質の高い波が発生期待できるのです。
ちなみに2020年2月には4日間にわたって「ヌーサ・ロングボード・オープン presents by Thomas Surfboards」が開催され、2019年からWSLのコンテストに復帰していたレジェンドロングボーダーのジョエル・チューダーが優勝しています。
ヌーサは延々と続くメロウな波が特徴的で、見ていても飽きないほどです。特に大会が開かれるファーストポイントというサーフポイントでは十分な数のブレイクが見込めるので、年間を通してもサーフィンが出来る環境が整っています。
これは海底が砂で、地形の良さも関係していると言われていますが、似た場所としてカリフォルニアのサンオノフレビーチが挙げられたりもします。
そして、このようにロングボードに最適な波が常にやってくることから、ヌーサはロングボードの聖地と呼ばれているわけです。
バイロンベイもロングボーダーにおすすめ
オーストラリアでは、ヌーサよりも南に下った場所にあるバイロンベイもロングボードに最適な場所として知られています。
バイロンベイには「The Pass(ザ・パス)」や「Tallow Beach(タロービーチ)」と呼ばれるサーフポイントが点在していて、いろいろな波質がやってくる場所としてサーファーから親しまれています。
また、バイロンベイはローカルなサーフスポットというよりも観光地としての一面が強いので、観光客向けのお店やマリンアクティビティーの提供などもおこなっているところが特徴的です。
オーストラリアにサーフトリップをするのであれば、ぜひこうしたヌーサやバイロンベイのある東側の海岸を訪れてみてください。
ヌーサは一度は行くべき場所
ロングボードの聖地と呼ばれるオーストラリア・ヌーサをご紹介してきました。ヌーサは風光明媚なロケーションと美しい波が魅力的な場所です。
ロングボードはもちろんのこと、ショートボードのサーファーからも愛されているサーフポイントですので、機会があればぜひとも訪れてみてください。