サーフィンの聖地といえば?日本国内〜海外にあるポイントを紹介

サーフィンの聖地といえばどこを思い浮かべますか?サーフカルチャーが昔から根付く場所や極上の波が発生する場所まで「聖地」 と呼べるようなポイントを国内〜海外まで紹介していきます。

【日本国内】にあるサーフィンの聖地

まずは日本国内におけるサーフィンの聖地を見ていきましょう。ご紹介するのは神奈川県の鵠沼海岸、千葉県の一宮、宮崎県の木崎浜の3つです。

いずれも国内では屈指のサーフポイントとして知られ、サーフィンの大会なども開催される場所となっています。日本人サーファーなら一度は訪れてみたいスポットでもあります。

湘南・鵠沼海岸

鵠沼海岸

まずは関東の中で有数のサーフポイントとして知られる神奈川県湘南エリアにある鵠沼海岸からです。日本の近代サーフィン発祥の地とも言われているポイントでアクセスの良さや年間を通じてコンスタントに波があることから人気があります。

鵠沼海岸までは電車の場合、小田急線を使い「鵠沼海岸駅」で降りることになります。車の場合は都心から国道134号線に沿って走れば到着しますので、比較的分かりやすいロケーションです。

もちろん駐車場があり、その数は近隣の海岸と比べても多い方なので、真夏のオンシーズン以外であれば確実に駐車可能と言えるでしょう。

なお、7月から8月にかけては観光客で賑わう場所でもあり、海岸の近くにはサーフショップも多く立ち並んでいます。湘南という広いエリアの中では特に良質な波がコンスタントにやってくる場所なので、初心者から上級者まで多くのサーファーが利用するサーフポイントでもあります。

また、低気圧の影響を受けやすく台風のあとには大型の波がやってきやすいというのも特徴のひとつです。ちなみに鵠沼海岸は日本一混雑するサーフスポットとも言われています。

一宮町・釣ヶ崎海岸

釣ヶ崎海岸

千葉県一宮にある釣ヶ崎海岸は通称「志田下」と呼ばれるサーフポイントです。こちらの釣ヶ崎海岸は2020年に開催が予定されていたオリンピック・サーフィン会場にも選ばれているサーフポイントですので、その波質の高さは世界クラスと言えます。

ちなみに釣ヶ崎海岸からは多くのプロサーファーが育っていて、その中には日本人サーファーでありながら世界とも戦える実力を持つ大原洋人選手も含まれています。

また、ほかにも稲葉玲王選手といったサーファーがこの釣ヶ崎海岸をホームとしています。なお、こうしたプロ選手が生まれる背景には一宮町全体がサーフィンの街として後押しをしていることが理由に挙げられるのですが、最近ではサーフィンを目的に移住を決める人たちも多くいます。

それだけこの志田下というスポットには良い波がやってくるということなのですが、釣ヶ崎海岸の近隣には他にもいくつかのサーフポイントが点在しています。

つまり、天気や風の状態を考慮して入る場所を上手く変えられるというのが、このエリアの魅力とも言えるでしょう。

宮崎県・木崎浜海岸

こちら宮崎県の木崎浜海岸は、これまでに多くのサーフィン世界大会が開催されている国内有数のサーフスポットです。宮崎空港から車で数十分ほど南下すると見えてくるこちらの木崎浜海岸は、太平洋側に面しているため低気圧の影響をモロに受ける場所となっています。

そのため、国内ではなかなか体験できないような大きな波にもチャレンジ出来るということで、全国からその波を求めるサーファーたちがやってくるわけです。

ちなみに夏の間は海水浴場としても親しまれているポイントとなっています。波質は適度なうねりとサイズ感が特徴的な部分となっていますが、ポイントによっては長くメロウな波が続くところもありますので、ロングボーダーの方にもおすすめです。

なお、こちらの木崎浜海岸がある宮崎市でも一宮町と同じようにサーファーを歓迎していますので、サーファーが移住先として選ぶにも最適な場所と言えそうです。

【海外】にあるサーフィンの聖地

続いては海外においてサーフィンの聖地と呼ばれる場所を見ていきましょう。

ハワイ・パイプライン

パイプライン

サーフィンが生まれた場所とされるハワイは、まさに「サーフィンの聖地」という言葉にぴったりのスポットです。特にオアフ島にある「パイプライン」と呼ばれるポイントは、世界中のサーファーが憧れる場所となっています。

こちらのパイプラインはオワフ島のノースショアに位置するエフカイビーチにあり、多くのサーフィンの大会がおこなわれるポイントです。

このポイントの特徴はとにかく世界トップクラスのビッグウェーブがやってくるところで、大きなサイズだと30フィートを超えるときもあります。急激に掘れる波は芸術的なチューブを生み出す一方でボトムは浅いリーフのためリスクが高く、世界のトッププロでも攻略するのが難しいポイントです。

特に秋から冬にかけてがベストシーズンで世界中からサーファーが集まるため、見学目的で訪れる人も多くいます。

ポルトガル・ナザレ

ナザレ

世界で最も大きな波がやってくるサーフポイントとして有名なのが、こちらポルトガルのナザレです。ビッグウェーブといえばナザレと言われるほど、その波の大きさは特徴的となっています。

ちなみに、過去には100フィート以上のビッグウェーブがやってきた記録もあり、その大きさは建物9階~10階に相当します。こうしたことからも、このナザレのビッグウェーブに乗ることは世界中のサーファーにとって永遠の目標とも言われているわけですね。

なお、現在のところサーフィンのギネス記録として載っているのは、このナザレで80フィートもの大波に載ったブラジル人サーファーの「ロドリゴ・コウシャ」となっています。

ロドリゴ・コウシャは2017年におよそ24メートル以上にも及ぶビッグウェーブに乗り、その記録を樹立しました。こうしたビッグウェーブサーファーが数多く訪れるナザレですが、その分多くの一般サーファーも見学目的で訪れています。

ぜひポルトガルや近隣ヨーロッパ諸国へ旅行に行く際は、このナザレにも立ち寄ってみてください。

オーストラリア・ヌーサ

ヌーサ

ヌーサはオーストラリアの東側に位置する小さな町ですが、ロングボーダーにとって聖地と呼ばれるサーフポイントです。ゴールドコーストから近く、海岸の周りには観光客用のカフェやレストランも並んでいるため、観光と一緒にサーフィンを楽しむにも最適な場所と言えます。

年間を通して質の高い波が訪れるため、ロングボードはもちろんのことショートボードの方にもおすすめできるスポットと言えるでしょう。

ほかの海外の聖地と比べて世界的なビッグウェーブが見られる場所ではありませんが、サーフィンを楽しむことには特化したスポットですので、ぜひ一度訪れてみてください。

サーフィンの聖地を訪れてみては

国内や海外でサーフィンの聖地と呼ばれるスポットをご紹介してきました。

どこもサーフィンをしているのであれば一度は訪れてみたい場所だと思いますので、ぜひサーフトリップ先に選んでみてください。

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