下田は静岡県・伊豆半島の先端に位置する小さな街です。
日本にはいくつかの有名サーフポイントがありますが、伊豆・下田はそのうちのひとつとなります。
東京など関東圏に住むサーファーなら一度は訪れてみたいサーフポイントとして知られていて、実際に数多くのサーファーが年間を通して下田まで足を運んでいます。
この記事では、そんな伊豆・下田のサーフポイントや街の魅力をまとめました。
伊豆・下田がどういったところなのか?主なサーフポイントにはどういった特徴があるのか?といったことが分かりますので、ぜひ下田に興味がある方はご覧になっていってください。
伊豆・下田ってどんなところ?
伊豆半島の先端にある下田は人口25,000人程度の小さな街です。
しかし、小さな街といっても下田には魅力的なスポットやグルメがたくさんあります。
たとえば下田はキンメダイの漁獲量が全国1位なのですが、市内ではそのキンメダイを使った色々なご当地グルメを味わえます。
また、最近では伊豆半島全体が世界ジオパークに認定されたこともあり、観光客はもちろんのことキャンパーなどからも非常に人気です。
下田の海の近くには「龍宮窟」というジオサイトがあるのですが、こちらはここ数年でパワースポットとしても有名になってきました。
自然に出来た洞窟には直径50mほどの天窓が広がり、下から見上げると天窓部分から太陽の光が降り注ぎます。
その神秘的な光景はまさに一見の価値ありと言えるでしょう。
ちなみにこの「龍宮窟」は上から見てみるとハート型をしていることもあり、カップルで訪れる人たちも多いようです。
そんな下田へは東京から直通の特急電車や新幹線経由で訪れることが出来ます。
もちろん車でのアクセス性にも優れていて、都内からサーフィンをしに訪れる方も少なくありません。
ということで、次は下田にあるおすすめサーフィンスポットをご紹介していきたいと思います。
伊豆・下田の主なサーフポイント
市の南東部分が海に面している下田には、おすすめのサーフポイントがいくつか点在しています。
中でも有名なのは白浜ですが、まずはそんな白浜の情報から見ていきましょう
白浜
下田の白浜海岸は伊豆半島を代表する海水浴場です。
そのため夏場は海水浴客で賑わうことが多いのですが、もちろんサーファーたちからも人気があります。
白浜は名前の通り白い砂浜が広がり、海の透明度も抜群です。
サーフポイントとしての白浜を見てみると、正面から向かって右側が「岩切エリア」、左側が「神社前エリア」、正面が「中央エリア」と呼ばれています。
岩切エリアではレギュラーの波がやってきて、神社前エリアだとグーフィーの波がやってくるというのが特徴的な部分です。
中央エリアは比較的穏やかな波がやってくるので初心者におすすめとなっています。
ウネリが入ってくるとサイズの良い波がやってきますので、中級者以上にもおすすめのサーフポイントです。
また、白浜は有名な海岸だけあって駐車場などの設備が整っています。
車で訪れるのに便利なサーフポイントとなっていますので、初めて下田でサーフィンをするならまずはこの白浜から挑戦してみましょう。
多々戸浜
多々戸浜は比較的初心者に優しい波がやってくるサーフポイントです。
1年を通じて穏やかなサイズの波がやってきますので、練習をするには絶好の場所と言えるでしょう。
全体的にビーチブレイクとなっていて安全面からしても初心者におすすめできます。
ただし、一応のローカルルールとして海岸から見て左側がロングボード、右側がショートボードのエリアとなっていますので、その点だけは覚えておいてください。
入田浜
多々戸浜よりも奥にあるのがこちらの入田浜というサーフポイントです。
ローカルなポイントのため、そこまで人が多くないところが魅力的な部分となっています。
ただし、東ウネリが入るポイントであり、サイズの大きな波もやってくることがあるので、初心者が利用するときには注意が必要です。
中級者や上級者であればサイズの良い掘れた波で理想的なサーフィンが楽しめるかと思います。
なお、ビーチの中央にある岩場付近ではカレントが発生しやすいため潮の流れには気を付けましょう。
ローカルな場所ですが、駐車場やトイレ・温水シャワーといった設備は整っています。
大浜
こちらの大浜は水深が深めで、天候や風向きによっては大きなサイズの波がやってくるサーフポイントです。
そのため、中級者から上級者のサーファーにおすすめとなっています。
ビーチブレイクの地形が決まれば波がチューブになることもあり、腕の立つサーファーたちから非常に好まれているポイントです。
なお、大浜は潮の流れが早いので初心者が利用する場合は上級者の方と一緒に訪れるようにしましょう。
ちなみに、こちらも駐車場やシャワーなどの設備が整っています。
伊豆・下田の魅力
ここからは伊豆・下田の魅力についてご紹介していきます。
海がきれい
下田の魅力はなんと言っても海がキレイなところです。
東京から近い海岸だと神奈川の湘南エリアや千葉の一宮エリアが有名だと思いますが、そうした場所よりも海の透明度に優れています。
そのため、サーフィンだけでなくダイビングを趣味とする方たちも集まるスポットとなっています。
温泉がある
伊豆・下田と言えば温泉も有名です。
市内にはたくさんの温泉旅館が立ち並び、街中には気軽に利用できる足湯施設などもあります。
サーフィンをした後に温泉に浸かるというのは最高の贅沢だと思いますので、旅行の際にはぜひ温泉付きの宿を予約してみてください。
もちろん日帰り温泉施設も充実しています。
観光地
先ほども触れたように下田には伊豆ジオパークに含まれるジオサイトがいくつか点在しています。
こうしたジオサイトを巡りながら下田観光を楽しむというのが最近の流行りです。
また、下田は黒船が来航した場所でもあるのですが、その黒船を模した遊覧船観光というのもおすすめです。
下田港をグルっと一周する黒船クルーズはゆったりとした時間を過ごしたい方にぴったりなので、ぜひ利用してみてください。
伊豆・下田はサーフトリップ に人気の地
海がキレイで温泉や観光も楽しめる伊豆・下田は、サーフトリップに最適な場所です。
サーフポイント同士がそこまで離れていないため、色々な波に乗りたいという方たちには非常に都合の良いエリアだと思います。
また、初心者も上級者も一緒になって楽しめる海岸が多いところも下田の魅力です。
日帰りはもちろんのこと1泊でのサーフトリップにおすすめなので、サーフィン好きの方はぜひ下田まで足を運んでみてください。
まとめ
伊豆・下田は東京から車で1時間半~2時間ほどで訪れられる絶好のサーフポイントです。
サーフィンだけでなく観光やグルメも充実しているので、1泊2日でも時間が足りないと感じる方は多いと思います。
ちなみに下田にはリゾートバイトが出来る場所もたくさんあるので、サーフィンをしながら働きたいという学生にはぴったりです。
また、最近はサーフィン目的で下田に移住する人もいます。
下田はサーファーが欲しいと思うものが何でも揃っている街とも言えますので、ぜひ一度サーフィンをしに訪れてみてください。
きっとサーファーなら誰もが気に入るはずです。