鵠沼海岸とは、江ノ島を正面に見て西側、境川から引地川までの間の、片瀬西浜海岸を除いた海岸のことです。正確な区分けがあるかもしれませんが 大まかにみるとそのような感じです。
海岸沿いには、大規模な駐車場が整備され、電車でのアクセスも良く、江ノ島、えぼし岩、富士山を一望できる眺望の良さから、神奈川県でメジャーな海岸(海水浴場)の一つです。
そんな鵠沼海岸でのサーフィンを簡単にまとめると、
1,車も電車も交通アクセスが良い
2,サーフィン体験スクールを実施しているショップが多数あり、サーフボートやウェットスーツもレンタルしているので、手ぶらで行けて気軽にサーフィンが出来る。
3,湘南ではもっともコンスタントに波があり、年間を通して混雑する。
4,ビーチブレイクのため初心者に適している。
といったところです。では、細く説明していきます。
鵠沼海岸でサーフィンをする際のおすすめ駐車場
海岸沿いには駐車場が多数あります。湘南なぎさパーク(http://www.s-n-p.jp)が運営する駐車場を主として、他にもレストランに併設した駐車場、タイムズや三井のリパーク、個人で運営する駐車場等が多数あります。
すべて合わせれば2,000台以上はあるでしょう。以下に主要な駐車場、7か所を簡単にまとめてみました。他にもたくさんの駐車場はありますが、大型駐車場を厳選しました。
※料金は時期によって変動あり、また料金設定が更新されている可能性もあります。
電車でサーフィンへ行くなら鵠沼海岸駅がオススメ
電車で一番近いのは、小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅です。鵠沼海岸駅近くや国道134号線沿いには、多数のサーフショップがあり、サーフィン体験スクール、サーフボートレンタル、ウェットスーツレンタルをしています。
温水シャワーが使えるショップもあり、手ぶらで訪れてサーフィンを楽しむ事が出来ます。江ノ電に鵠沼駅という駅がありますが、住宅街の中に位置しており、ビーチまでもかなり距離があるので、こちらと間違わないように注意して下さい。
鵠沼海岸は日本一混雑するサーフポイント
初心者から上級者、サーフィンスクールの方、サーフボードをレンタルして楽しむ方までと、幅広い層のサーファーがサーフィンを楽しんでいます。断言する事は出来ませんが、日本一混雑しているといっても過言ではないと思います。特にゴールデンウィークから海水浴シーズンにかけてはより混雑し、土日祝日ももちろん混雑しています。
夏場には海水浴場として賑わう場所であるため、海岸沿いには砂を洗い流せるような水道やシャワーが多数あり整備されています。混雑の理由は、そのような整備された環境、波の反応の良さ、サーフィン発祥の地と言われる湘南というブランド、車、電車等の交通アクセスのしやすさかと思います。
鵠沼海岸のサーフポイントの特徴
↑水族館前(片瀬西浜海岸)
↑水族館前から見た、鵠沼海岸
鵠沼海岸のサーフポイントを大きく分けると、境川から引地川に向かって、水族館前、デッキ前、マック前、銅像前、河口と分けられます。
波は、銅像前、河口が比較的サイズがありますが、中上級者やローカルが集まりやすいので、初心者のエントリーは控えた方がいいでしょう。
初心者にはは水族館前、デッキ前又はマック前がおすすめです。
鵠沼海岸の特徴といえばうねりの反応の良さです。湘南のメジャーなサーフポイント。鎌倉~大磯間の中では、鵠沼海岸が一番コンスタントに波の反応が良いです。反対に波が大きくなりすぎて、クローズしてしまうこともあります。
前述のように、車でのアクセスのし易さもあり土日祝日は特に、波を求めて近傍のサーファーは集結し混雑します。混雑必須の鵠沼海岸ですが、ビーチブレイクのため初心者に適していると言えます。海底が岩やサンゴではなく砂浜のため、足をついてもケガをしにくいからです。
しかし小石が大量にあったり、貝殻が割れて粉々になったものが、固まって海底に落ちていたりしますので油断は禁物です。また遠浅な海岸のため、足を海底に着いて波待ちができます。ボードの上に乗って波待ちがまだ出来ないという初心者の方も安心してサーフィンが出来ます。
鵠沼海岸でサーフィンする時の注意点3つ
波待ちが難しい
ワンマンワンウェーブ
海水浴シーズンは規制あり
鵠沼海岸は海岸が広く、波待ちをする上で目印になるものが少ないです。流れされていることに気づかずに、中上級者の波乗りの邪魔をしてしまったり、沖に流されてしまったりしますので、自分がどこで波待ちをしているのかを、縦横しっかりと確認して入りましょう。
引地川河口や銅像前も流れが速く、中上級者向けなので、その点においても初心者には入らない方が無難と言えます。ワンマンワンウェーブはちゃんとあります。湘南はワンマンワンウェーブがない。なんてことも言われますが、正しい情報ではありません。たしかに湘南では一つの波に、沢山の人がパドルをして波に乗ろうとし、ひいては複数の人が波に乗っている様子が沢山見受けられます。しかしワンマンワンウェーブというルールはちゃんとあります。ただ、そのルールを守る事の出来る人が、少ないというだけです。
日本一混雑するために前乗りの比率は高まりますし、アクセスの良さや、ボードレンタルの充実さから未熟な人の比率も高いため、前乗りや後乗りが起きているだけです。つい夢中になって前乗りや後乗りをしてしまう事ももちろんあります。ルールとマナーを守って、サーフィンを楽しみましょう。
海水浴シーズン(7月~8月)は入場規制があります。サーフボードやフィンが当たってケガが起きないよう、8:00~17:00までサーフィンできるエリアが一部に限られます。鵠沼海岸もほとんどが規制の範囲です。新江の島水族館前から引地川近くの白い杭まで大規模に規制されます。白い杭から引地川に向かっての範囲は、サーフィンは可能ですが、混雑が日本一の理由よくわかる程の人の多さです。
まとめ
初心者から上級者まで、誰でもエントリーできます。ローカルもいますが、ビジターウエルカムな環境でありますので、エントリーする場所をしっかり確認し、自分の練度にあった場所でサーフィンを楽しんで下さい。混雑は必須です。トラブルを防ぐためルールとマナーに気をつけて下さい。
交通アクセスの良さ、サーフショップの充実さ、ビーチブレイク、整備された海岸、初心者にとって環境は整っています。まだサーフィンをした事がないという人も、サーフィン体験スクール等を利用して、是非サーフィンを始めてはいかがでしょうか。
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