日焼けした肌に冷えピタ・熱さまシートはNG?正しいケア方法を解説

夏が近づく時期になると「日焼け」を気にする方が増えてくると思います。

日差しが強い日々が続き、肌を露出する機会が増えれば当然「日焼け」をする可能性が高まります。

また、海や川といった場所で遊んでいるとうっかり日焼けをしてしまうことも珍しくありません。

ここでは、そんな日焼け後のケアとして「冷えピタ」や「熱さまシート」はNGなのかどうか?を解説していきます。

「日焼けをした部分を冷やす」というのはケア方法のひとつとして間違っていませんが、日焼けした肌に冷えピタ・熱さまシートを使うことは推奨されていません。

「なぜ日焼けした肌に冷えピタはNGなのか」「どういった方法が日焼け後のケアとして正しいのか」などを詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になっていってください。

日焼けした肌に冷えピタはNG

結論から先に伝えますが、日焼けした肌に冷えピタや類似の商品を貼るのはNGとされています。

これは日焼けした肌に冷えピタ・熱さまシートなどを貼ると、かえって肌のダメージが悪化してしまう可能性があるからです。

目の周囲、粘膜、及び皮ふ異常(傷口、やけど、日焼けによる熱傷、湿疹など)のある部位にはご使用にならないでください。

引用:https://www.lion.co.jp/ja/products/186#

なお、こちらは「冷えピタ」に記載されている注意書きの一文となりますが、ご覧の通り販売元である「LION(ライオン)」も日焼け後のケアとして当該商品の使用を推奨していません。

ちなみに他社から販売されている類似の商品にも基本的には同じような注意書きが記載されています。

参考例「小林製薬・熱さまシート」(商品に対するQ&A)

日焼けした肌は貼り付けて肌表面をふさぐことで、日焼けを悪化させる場合があります。

引用:https://www.kobayashi.co.jp/cgi-bin2/qa/detail.pl?goods=498&id=26

日焼けした肌はとても敏感な状態となっていますので、肌に密着するような冷えピタ・熱さまシートを使うと剥がすときに肌を痛めるリスクがあります。

また、冷えピタ・熱さまシートや類似商品に含有されている成分が肌に合わないケースもあるため、日焼け後のケアに使うことは推奨されていないわけです。

「日焼けをした肌は冷やした方が良い」というのは間違っていませんが、その方法として冷えピタなどに頼るのはNGとなっていますのでよく覚えておきましょう。

冷えピタ・熱さまシート以外の間違った日焼け後ケア

ここからは日焼け後のケアとして「冷えピタ・熱さまシート以外の間違った方法」をご紹介していきます。

「放っておけば日焼けは治る」「日焼けした部分を出来る限り冷やす」というのは間違った知識となりますので、今後のためにもこちらの内容を参考にしていってください。

放置する

よく日焼けをする方の中には「放置していれば治る」という方もいますが、日焼けを放置するのはNGです。

日焼け後の肌は炎症や火傷を負ったのと同じ状態なので、適切な処置が必要となります。

特に海や川といった紫外線の強い場所で日焼けをした場合には、できるだけ早く「肌を冷やす」「保湿をする」といった対処をおこないましょう。

日焼け後の肌を放置するとシミやシワが増えるだけでなく、皮膚がんのリスクも高めてしまいます。

サーフィンや釣りなどを趣味とする方が健康な身体を維持するためには日焼け対策が重要と言えますので、放置していれば治ると簡単に考えずしっかりとしたケアをおこないましょう。

冷やし過ぎる

日焼けした肌を冷やすというのは間違った対処法ではありませんが、あまり冷やしすぎるのも良くはありません。

これは肌を冷やしすぎることで「凍傷」を負う危険性があるからです。

氷水の入った袋や保冷剤を直接肌に当て続けると、皮膚が凍傷となり余計にひどい状態となってしまいます。

※特に凍った状態の保冷剤を日焼けした肌に直接当てると、保冷剤と皮膚がくっ付き皮膚の組織を大きく傷つけてしまいます。

そのため、日焼けした箇所を冷やすときには15分~30分ほどを目安に、タオルなどで包んだ保冷剤を患部に優しく当てましょう。

刺激の強いスキンケアアイテムを使う

日焼けをして過敏な状態になっている肌に刺激の強いスキンケアアイテムを使うと、より日焼けの症状が悪化することがありますので注意しましょう。

ちなみに普段使っていて問題がないアイテムでも、日焼けしている状態の皮膚には刺激が強い場合もあります。

そのため、日焼けすることがあらかじめ分かっている場合には、日焼け用のスキンケアアイテムを用意しておくことをおすすめします。

正しい日焼けケア方法

続いては日焼けのケアとして正しい方法をご紹介していきます。

日焼けした肌の対策としては「冷やす」「保湿する」の2つが大切です。

また、日焼けの前にケアをすることも大事なので、屋外で活動することが多い方は事前の対策を怠らないようにしましょう。

適度に冷やす

日焼けした肌は出来るだけ早く冷やす必要があります。

・冷たいシャワーを浴びる
・水風呂に浸かる
・保冷剤や冷たいタオルで患部を冷やす

ご覧のような方法で肌を冷やすと日焼けの症状も早く収まりますので、自宅に戻ったらすぐに対処をおこないましょう。

保湿をする

日焼けした肌はひどい乾燥状態となっています。

また、患部を冷やすために水のシャワーを浴びたり水風呂に浸かったりした後は余計に肌が乾燥しますので、化粧水などの「保湿アイテム」で皮膚の潤いを取り戻すよう努めましょう。

ちなみに日焼けした肌には低刺激・敏感肌用の保湿アイテムがおすすめです。

なお、保湿を目的とした美容商品の中には冷却成分が入っているものもありますが、肌に合う・合わないがあるので事前に試しておくことも大切です。

水分補給をおこなう

全身が日焼けしている場合には身体の内側から皮膚に対して水分を供給することも大事です。

そのため、日焼けがひどいときには普段よりも多く水分を摂取しましょう。

摂取するのは普通の水でも問題ありませんが、皮膚の健康維持や再生にはビタミンが効果的とされていますので、できればビタミンが含まれる飲料を選んでみてください。

日焼け前にケアをする

「日焼け自体を防ぐ」というのも正しい日焼けケアのひとつと言えます。

紫外線が強い場所に訪れるときはあらかじめ日焼け止めを塗ってから出掛けましょう。

なお、空が曇っていても紫外線自体は降り注いでいますので、天候に関係なく日焼け止めを塗っておくことが大切です。

日焼けの水ぶくれがひどいときは病院へ

重度の日焼けになると肌に水ぶくれの症状が現れ、激しい痛みを伴うこともあります。

水ぶくれがひどいと皮膚に跡が残ることもありますので、我慢をせずに病院で診てもらいましょう。

特に子供が重度の日焼けを負った場合には速やかに診療機関で対処してもらうことを推奨します。

まとめ

「日焼けのケア方法として冷えピタがNGである理由」などを詳しくご紹介してきました。

ご覧いただいたように冷えピタ(類似商品を含む)は日焼け後のケアアイテムとして使えません。

日焼けした肌を冷やす場合にはタオルで包んだ保冷剤や氷袋、または冷たいシャワーや水風呂といった方法を選んでください。

また、日焼けした肌のケアには保湿アイテムが欠かせませんので、あらかじめ日焼けした後の肌用として化粧水や乳液などを用意しておきましょう。

なお、本文でも解説した通り日焼けした肌を放置するのはNGです。

将来的にシミやシワ、皮膚がんのリスクを抱えることになりますので、出来るだけ正しいケア方法を実践してください。

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