サーフボードの表面に塗る「ワックス」は滑り止めの役割があります。初心者向けのスクールで使う表面がラバー素材のボードはワックスを塗らなくても問題ありませんが、それ以外のボードはワックスを塗らないととてもじゃありませんがサーフィンはできません。
ワックスにはいくつかの種類があって季節や水温に合わせて使い分けます。今回はワックスの種類や塗り方、剥がし方を動画で解説します。また最後におすすめのワックスを紹介します。サーフィン初心者必見です。
サーフボードにワックスを塗る理由
まずはじめに、なぜサーフボードにワックスを塗ってそれを定期的に剥がす必要があるかと言うと一般的な素材(PU・EPSなど)のサーフボードは表面がツルツルで波に乗るときに滑るため、滑り止めのためにサーフボードにワックスを塗ります。
表面がラバーで初心者向けのソフトボードであればワックスは基本的に不要ですが、それ以外のサーフボードはワックスを塗らないとサーフィンになりません。また気温や水温に合わせたワックスを使わないと剥がれやすくなるため、定期的にあえて剥がして塗り替える必要があります。
ソフトボード のワックスに関する記事はこちら!
ソフトボード(スポンジボード)はワックス不要?必要な理由と塗り方・落とし方!
サーフボードのワックスの塗り方
ワックスの塗り方の基本はまず下地となるベースコートを塗ってその上から季節や水温に合わせた本ワックスを塗ります。下地は最初の一度だけですが、本ワックスは基本的にサーフィンの前に毎回塗ります。
ワックスの塗り方を動画で解説
ベースコートを塗る範囲はテイクオフで手をつくところと立ち上がったときに足を置くところでボードの中央あたりです。ロングボードでノーズ(ボードの先端)にいく技をするのであれば先端部分までワックスを塗る必要がありますが、初心者であれば先端まで塗る必要はないでしょう。
まずはじめに塗る範囲を決めてワックスで記しを付けおくとわかりやすいです。塗るときのコツは円を描きながら粒ができるように塗り込むことです。力を入れて押し込むのではなくリズムよく円を描きながら同じところに何度も塗り込んで粒を作ります。粒ができたらその上から本ワックスを塗りますが、塗り方はベースコートが塗ってあるところに同じように塗り込んでいきます。
サーフボードのワックスの剥がし方
季節の変わり目で使用する本ワックスが変わるときや汚れが気になるときは一度ワックスを剥がして再びベースコードを塗り直します。
サーフボードのワックスの剥がすときにはこちらのアイテムが役立ちます。
デキャント ソフトスクレーバーを使えばきれいにワックスを剥がせますが、固まっているワックスを力ずくで剥がそうとするとサーフボードが傷つくことがあります。ワックスを剥がすときはサーフボードを日光に当てるなどして固まっているワックスを柔らかくしてからのほうがボードが傷つかず、しかもスムーズに剥がせます。
ワックスの剥がし方を動画で解説
サーフボードのワックスの種類
サーフボードのワックスはベースコート・コールド・クール・ウォーム・トロピカルの5種類に分けられいて気温や水温によって使い分けます。
ベースコート
オールシーズン使う下地用のワックス
コールド
1月〜3月など水温がもっとも低い冬用ワックス
クール
4月〜5月、10月〜12月など水温がやや低めの時期用ワックス
ウォーム
5月〜7月など水温がやや高めの時期用ワックス
トロピカル
7月〜9月など水温がもっとも高い真夏用のワックス
サーフボードワックスおすすめ3選
最後に定番で人気のおすすめサーフボードワックスを紹介します。
Fuwax(フーワックス)
海外のトッププロサーファーも使うサーフボードワックスでグリップ力に定評があります。
関連記事:FU WAX(フーワックス)の特徴や効果的な塗り方を解説!口コミや偽物の見分け方も!
SEX WAX(セックスワックス)
南国を思わせるココナッツの香りが特徴でお手頃価格で人気のサーフボードワックスです。
Sticky Bumps(スティッキー バンプス)
定番中の定番で世界中で人気のサーフボードワックスで石油を使用していないエコなのが特徴です。
季節に合わせてサーフボードワックスを塗ったり剥がしたり
サーフィン初心者向けにサーフボードワックスの種類や塗り方、剥がし方、そしておすすめ商品3つ紹介しました。季節に合わせてマイボードのワックスを塗ったり剥がしたりしていいサーフィンができるようにしましょう。