ここ数年でキャンプなどにハマる人が増えてきていますが、そんな方々から注目されているのがアウトドアで使える軽自動車です。
軽自動車は燃費が良く小回りも効くことから街乗り用として人気があります。
しかし、最近ではアウトドアシーンに対応した軽自動車の需要が高まっているのです。
この記事では、そんなアウトドア向けの軽自動車でおすすめの車種3選を分かりやすくまとめました。
また、アウトドアに向いている軽自動車の特徴などについてもご紹介していますので、ぜひ車選びの参考にしてみてください。
アウトドア用に軽自動車が人気の理由
まずはアウトドア用に軽自動車が選ばれている人気の理由から見ていきましょう。
燃費がいい
軽自動車は大型のバンなどと比べて「燃費が良い」という特徴があります。
たとえばハイエースといった大型車はアウトドア用としてとても人気がありますが、燃費はリッター8~9kmくらいです。
対して軽自動車の燃費はだいたい20km前後となっていますので、燃費に関しては軽自動車の方が遥かに良いわけです。
アウトドアを楽しもうとすると遠出になることが多いわけですが、やはりそういったときに軽自動車の燃費の良さは魅力的と言えます。
ちなみに、もちろん普通乗用車の中にも軽自動車並みに燃費の良い車が販売されていますが、そうした普通乗用車はあまりアウトドアに向きません。
タウンユースかつハイクラスな乗用車となると車体価格も高くなってしまいますので、トータルして経済的にお得な車が軽自動車と言えるわけです。
こうしたことからも軽自動車はアウトドア好きの人たちから人気を得ています。
小回りが利く
軽自動車のもうひとつのメリットは「小回りが利く」といった点です。
街中でも小回りの利く軽自動車は重宝されますが、アウトドアシーンでもそういった特徴は役に立ちます。
山奥のキャンプ場や穴場の釣りスポットなどに出掛けると、大型の車両ではなかなか通れない道に出くわすことも少なくありません。
また、そういった道で切り返しをおこなうときにも軽自動車の小回りの良さは真価を発揮してくれます。
こうしたところも軽自動車ならではの魅力と言えるでしょう。
アウトドア向けの軽自動車の特徴
続いてはアウトドアに向いている軽自動車の特徴について解説していきます。
アウトドア用に軽自動車を買おうとしているなら、「積載スペースの広さ」「車高と駆動方式」をチェックしておきましょう。
どちらもアウトドア用として軽自動車を使うときに大切な要素となってきますので、その内容をご覧ください。
積載スペース
アウトドア用に軽自動車を選ぶなら、とにかく積載スペースが広い車がおすすめです。
軽自動車にも色々なタイプがあるのですが、アウトドア好きに選ばれているのはラゲッジスペースが広いタイプ、シートアレンジが可能でフルフラット状態にできるタイプの車です。
積載スペースが狭いと自分が持っていきたいアウトドア用品を車に積めなくなってしまうので、楽しみが半減してしまいます。
こうした理由からも積載スペースがどれくらいあるのか?というのは非常に重要と言えるわけです。
なお、自分が持っているキャンプギアの大きさや数を考えた上で逆算すると、軽自動車選びに失敗しませんので参考にしてみてください。
あとは天井の高さというのも重要なポイントとなります。
車中泊などをする場合は車内で一夜を過ごすことになるわけですが、このとき天井が低いと圧迫感があり快適に眠れません。
逆に天井が高ければラゲッジスペースに棚を設置して、空間を上手く活用することも出来ます。
アウトドア用に軽自動車を使っている方々の多くはこのようにして積載スペースを確保していますので、そういったところはどんどん真似していきましょう。
車高・駆動方式
アウトドア用の軽自動車を選ぶときには、車高の高さや駆動方式といった部分も大切なポイントとなります。
まず車高の高さですが、目安としては200mm以上の車がおすすめです。
車高が低いと悪路を走るときにボディが地面に擦れて傷が付いてしまいます。
そのため、車高の高い車の方がアウトドア用としては向いているわけです。
また、駆動方式についてですが、こちらはやはり「4WDタイプ」の車がおすすめとなります。
キャンプ場の中には自分のサイトまで山道を走らなければならないところもあるわけですが、そういったときに4WDの性能が役に立ちます。
前日に雨が降った場合などは道がぬかるんで走りづらいときもありますが、4WDの軽自動車なら悪路でもスムーズに走ってくれるので便利です。
ちなみに最近の4WDタイプの車はドライブモードを手軽に変えられるようになっています。
アウトドアのときは4WD、街中を走るときは2WDといった形で使い分けられる軽自動車なら燃費を気にせず走れるので、そういったところも事前に確認をしてみてください。
アウトドア用に最適な軽自動車おすすめ3選
ここからはアウトドア用に最適な軽自動車おすすめ3選をご紹介していきます。
スズキ・ハスラー
「遊べる軽」というキャッチコピーでお馴染みのスズキ・ハスラーは、アウトドアに最適な軽自動車です。
シートアレンジ方法が多彩で車内を色々な形に変化させられるので、積載スペースも自分なりに作りだせます。
もちろんフルフラット状態にすることも出来ますので、車中泊を楽しみたいという方にもぴったりです。
ちなみにハスラーには2WDタイプと4WDタイプの2つがリリースされていますが、やはりアウトドア用に選ぶなら4WDがおすすめとなります。
またハスラーは燃費がリッター25kmくらいなので非常に経済的です。
遠出が多いという方はぜひこちらのハスラーを選んでみてください。
ダイハツ・ウェイク
ダイハツのウェイクはスーパーハイトワゴンのタントをベースにして作られた軽自動車です。
そのため、車内の天井高が1.45mほどあるところが最大の特徴となっています。
ちなみにこれくらい天井が高いと自転車くらいなら楽々と積むことが出来ます。
また、ラゲッジスペースにはアンダートランクが付いているので細かなものもたくさん積み込むことが可能です。
積載スペースの広さで考えると軽自動車の中では断トツにおすすめなので、荷物が多い方はぜひウェイクを選んでみてください。
もちろんこちらのウェイクもフルフラットシート採用のため、車中泊用の車として使えます。
スズキ ジムニー
4WD採用で、四角いフォルムが特徴的なスズキのジムニーもアウトドア用におすすめしたい軽自動車のひとつです。
数ある軽自動車の中でもジムニーは、オフロードでの走行性の高さがトップクラスとなっています。
また、アウトドア用品などを積み込むことを前提に設計しているため、室内空間には汚れに強い素材が使われています。
このあたりもジムニーならではの特徴と言えるでしょう。
なお、天井の高さはそこまで高くありませんが、車内自体が角ばったデザインなので荷物がきっちり収納しやすいというのは大きなメリットです。
テント泊メインのキャンプや登山には最適な1台となっていますので、こちらもぜひ候補のひとつに入れておいてください。
まとめ
アウトドア向きのおすすめ軽自動車3選やその選び方についてご紹介してきました。
抑えるべきポイントは「燃費が良い、積載スペースが広い、出来れば4WDタイプ」の3つです。
また、車中泊をするなら天井の高さにも気を使ってみてください。
こうしたところを参考にしながら、自分好みのアウトドア用軽自動車を探してみてもらえればと思います。