この記事では車中泊を楽しむ方におすすめしたい「RVパーク」に関する情報をご紹介していきます。
車中泊をする際に大事なのは「どこに車を停めるか」です。
趣味として車中泊をする場合にはキャンプ場を利用するケースが多いと思いますが、最近はRVパークを利用する方も増えてきています。
そんな注目の施設「RVパーク」について詳しくまとめましたので、車中泊に興味がある方はぜひ最後までご覧になっていってください。
車中泊が可能な「RVパーク」とは?
RVパークとは日本RV協会が定めた条件を満たす車中泊施設のことを指します。
○日本RV協会が定めている条件
・駐車スペースとして「4m×7m」ほどの空間が確保できている
・一週間ほどの滞在が可能
・24時間利用できるトイレがある
・100Vの電源が使える
・施設内もしくは15㎞圏内に入浴できる場所がある
・ごみの処理が可能
・入退場の制限が緩やかで予約が必須ではないこと
・RVパークの看板を設置できる場所
上記の条件を満たす施設がRVパークと認められ、車中泊をする方に向けてサービスの提供をおこなっています。
簡単に言えばオートキャンプ場をより気軽に使えるような形にしたスペースということです。
日本RV協会のサイト(くるま旅:https://www.kurumatabi.com/rvpark/)を見れば、利用できるRVパークが検索できますのでチェックしてみてください。
RVパークが人気の理由
RVパークが人気となっている理由には以下3つのポイントが挙げられます。
・基本的には予約不要で利用できる(一部予約制のところもある)
・一般的なキャンプ場よりも安く泊まれる
・安全かつ認められた場所で車中泊が出来る
RVパークは予約不要で、当日にフラッと立ち寄って利用できるところが最大の魅力です。
この気軽さというのが人気を高めている理由と言えるでしょう。
また、基本的には車中泊をするスペースだけの提供となりますので、普通のオートキャンプ場より料金が割安です。
一般的なオートキャンプ場だと一泊5,000円前後の費用が掛かりますが、RVパークなら2,000円~3,000円ほどで済みます。
ちなみに追加料金を払えばタープや焚き火がOKという場所もありますので、ぜひ調べてみてください。
そして、なにより安全な場所で車中泊が出来るのは大きなメリットです。
道の駅やサービスエリアでの「車中泊」はマナー違反と捉えられることも多く、完全に認められた環境で車中泊が出来るわけではありません。
そうした心配が不要で車中泊が出来ることもあり、RVパークはアウトドア好きの方から支持を得ているわけです。
RVパークの利用方法・料金相場
続いてはRVパークの利用方法や料金相場を見ていきましょう。
利用方法
1.RVパークに着いたら受付を済ませる
2.施設ごとのルールを聞く
3.あとはルールを守りながら自由に過ごすだけ
ご覧のようにRVパークの利用方法は非常に簡単です。
基本的には予約なしで利用できるので、現地に着いたらまず受付を済ませてください。
(一部予約制のところがあるため、事前にウェブで調べておきましょう)
受付を済ませて施設ごとのルールを把握したら、あとは思いのまま寛ぐだけとなります。
なお、あらかじめ会員登録が必要なわけでもないので誰でも気軽に利用可能です。
料金相場
RVパークの料金相場は2,000円~3,000円程度です。
一般的なオートキャンプ場を利用するより安いので、お得に車中泊を楽しみたい方からするとRVパークは非常にありがたい存在と言えます。
ちなみにプラス1,000円~2,000円を払うと通常より広いスペースが借りられるところもあります。
そのため、施設ごとの特徴やサービスを調べておくとさらに楽しく過ごせるかもしれません。
関東で人気のRVパーク
ここからは関東で人気のRVパークを4つご紹介していきます。
落ち着いて車中泊が出来る場所を探している方は、ぜひ参考にしていってください。
RVパーク 中津川
こちらは神奈川県の愛甲郡愛川町にある「RVパーク中津川」です。
基本的な情報は以下の通りとなります。
【利用料金や設備】
・利用料金:一泊3,000円
・電気使用料:一泊500円
・風呂シャワー:中学生以上500円、小学生350円、以下無料
・利用時間:13時~翌10時
・スペースの長さ:7mまで
・そのほか:フリーWi-Fiあり、プレミアムサイトあり(追加料金制)、トイレ洋式
「RVパーク中津川」の特徴はプレミアムサイトがあるところです。
追加料金2,000円を支払うと焚き火やバーベキューが可能なスペースを借りることが出来ます。
RVパークでは車外での調理が原則として禁止されていますが、こうしたプレミアムサイトを利用すればアウトドア料理などが楽しめるということです。
また、フリーWi-Fiが利用可能、キレイな洋式トイレが設けられているところなどもおすすめのポイントとなっています。
RVパーク 七里川
こちらは千葉県君津市にある「RVパーク七里川」の情報です。
【利用料金や設備】
・利用料金:一泊2,000円~3,000円
・電気使用料:なし(利用料金に含む)
・風呂シャワー:近隣の入浴施設を利用(徒歩圏内・七里川温泉)
・利用時間:12時~翌11時
・スペースの長さ:8mまで
・そのほか:フリーWi-Fiあり、ドッグランあり、サイトによっては焚き火OK、洋式水洗トイレ多数設置
「RVパーク七里川」ではサイトの広さによって利用料金が異なります。
車外での活動なし、車中泊だけなら2,000円で利用可能です。
2,500円~3,000円のサイトでは3畳~4畳サイズのタープが使用可能となりますので、アウトドアとして車中泊をするなら少し大きめのサイトをおすすめします。
なお、RVパーク七里川の目の前には温泉施設がありますので入浴に困ることはありません。
そのほかペット可というのも大きな魅力となっています。
RVパークみどりの村
続いては埼玉県秩父市にある「RVパークみどりの村」をご紹介していきます。
【利用料金や設備】
・利用料金:一泊2,000円(ハイシーズンは3,000円)
・電気使用料:なし(利用料金に含む)
・風呂シャワー:ひとり200円(近隣に「両神温泉薬師の湯」あり)
・利用時間:12時~翌11時
・スペースの長さ:7mまで
・そのほか:サイトのスペース内ならテントタープ・イスやテーブル・オーニング・屋外調理・焚き火の使用が可(焚き火台使用)、ペット可
こちらは「県営公園みどりの村」の中にあるRVパークです。
名前の通り、緑豊かで小鳥のさえずりを聞きながらゆっくりと寛げるところが最大の魅力となっています。
また、RVパークみどりの村は「自分の区画内なら焚き火OK」という貴重な施設です。
もちろん直火は不可となりますが、焚き火台を用意すれば車外で焚き火ができます。
そのほかタープやイスなども使えますので、アウトドア気分で利用したい方には特におすすめのスポットとなっています。
RVパークおおた
最後にご紹介するのは群馬県太田市にある「RVパークおおた」です。
【利用料金や設備】
・利用料金:1,000円/24時間
・電気使用料:1時間/100円
・風呂シャワー:なし(近隣の入浴施設を利用)
・利用時間:制限なし
・スペースの長さ:既存の駐車スペースに入る長さまで
・そのほか:施設内のトイレを利用可、夜間従業員が常勤、チェックイン・チェックアウト時間なし
こちらの「RVパークおおた」は道の駅の敷地内に設けられています。
そのため、屋外での調理や焚き火などは一切できません。
ただし、その分「料金が非常に安い」といったメリットがあります。
また、道の駅の敷地内ということもあり、トイレは完備され夜間には常勤スタッフによる巡回などがおこなわれています。
「シンプルに安全な環境で車中泊だけをしたい」という方にはまさに最適なスポットとなっていますので、近くを旅行する機会があれば利用してみてください。
まとめ
ここ数年で需要が増えているRVパークについて詳しく解説してきました。
ご覧いただいたように、RVパークは車中泊を愛する人にとって心強い味方です。
予約不要で利用できて、しかも料金が割安というのが大きな魅力となっています。
これから車中泊を始めたいと思っている方は、ぜひ一度RVパークのサイトをご覧になってみてください。