デュアルライフ(二拠点生活)の魅力とは?充実させるコツやデメリットも

この記事では新しいライススタイルとして注目され始めている「デュアルライフ(二拠点生活)」について、その魅力やメリットをご紹介していきます。

デュアルライフというのは異なる土地に2つの居住空間を用意し、その2つの場所を行き来しながら生活することを指します。

利便性に優れた都市部での生活と、ゆっくりとした時間が楽しめる田舎での生活。その両方を満喫するというのがデュアルライフの大きな目的です。

ぜひ、そうした暮らしに興味があるという方は最後までご覧になっていってください。

デュアルライフ(二拠点生活)とは?

デュアルライフ(二拠点生活)というのは、ここ最近になって注目を集めるようになったライフスタイルです。

デュアルライフが注目されるようになった背景には、現代人の働き方が多様化してきたことやスローライフへの憧れが強まっていることなどが挙げられます。

また、完全に田舎へと引っ越しをしてスローライフを満喫する前段階として、その土地を調べるという意味で都市部に拠点を残しながら新たな住居を探す人も多いようです。

こうしたデュアルライフにはたくさんの魅力やメリットがあるわけですが、まずはデュアルライフが何故人気となっているのかをご紹介していきましょう。

デュアルライフの魅力・メリット

ここではデュアルライフの魅力やメリットなど、ポジティブな面を見ていただこうと思います。

 都会も自然も感じられる

デュアルライフという新しい生活スタイルを実践する人の多くは、都会の利便性と田舎の自然環境の両方を求める傾向にあります。

また、ある程度の年齢の方の場合は、都会に拠点を残しておくことで医療などの面での心配を緩和させるという意味もあるようです。

つまり「都市部と田舎町の良いとこ取りをしよう!」というのがデュアルライフをおこなう一番の目的と言えるわけですね。

ちなみにお子さんがいる家庭であれば、平日は都会の学校に通わせ、週末は自然の中で豊かな感性を育めるといったメリットもあります。

なお、こうした豊かなライフスタイルを実践する方というと、40代や50代以上の方が多いといったイメージがあるかもしれませんが、実際には30代くらいからデュアルライフという選択をする方も増えてきています。

これはフリーランスとしての働き方が浸透してきたことや、リモートワークが可能な職種が増えてきたというのが一番大きな理由と言えるでしょう。

交友関係が広まる

デュアルライフを実践するために都市部以外に拠点を持つと、必然的に交友関係というのが広がります。これもまたデュアルライフの魅力のひとつですね。

都会では同世代の同僚や直属の上司くらいの方としか交流がないという人も多いかもしれませんが、田舎に移り住めばより幅広い年齢層の方との出会いや、異業種の方との出会いが待っています。

このように、今まであまり接する機会のなかった人たちとの交流を通じて、自分に新たな価値観が身に付くというのもデュアルライフの醍醐味です。

また、単純に友人が増えるということは新しい楽しみを発見することにも繋がります。

たとえば東京や大阪といった都市部に住んでいる方の場合、なかなか農業を営んでいる方や畜産・漁業といった一次産業の方と出会う機会がありませんよね。

しかし、田舎町に拠点を構えるとそうした普段は出会わない人たちとの交流も深まるわけです。

そうすると日々の食卓に並ぶ食材に対しても考え方が変わりますし、自分でも家庭菜園や釣りをやってみようと考えるきっかけにもなります。

こうした人々との交流によって、時間の使い方が変わったり生活と精神が豊かになったりするところがデュアルライフの大きな魅力と言えるでしょう。

趣味が増える

先ほども軽く触れた通り、都会とは違った環境で暮らし始めると新しい趣味を見つけることになります。

ちなみに家庭菜園や釣りといったものが代表的ですが、ほかにもガーデニングやDIY、楽器を始めたりするケースが多いですね。

また、山間部の地域であれば裏の山でキャンプが出来たり、海が近ければマリンスポーツを楽しめたりするところもありますので、アウトドアな趣味というのが増えていきます。

このようにして、週末には自然の中で時間を過ごし、精神をリフレッシュした状態で都市部に戻って仕事をすれば、これまでとは違った心持ちで働くことが出来るようになります。

こうしたことから作業効率がアップするという理由でデュアルライフを選ぶ人もいるのですが、快適なデュアルライフを送るためのコツというのも見ておきましょう。

快適なデュアルライフを送るコツ

デュアルライフという生き方を選ぶ場合は、2つの拠点の距離というのが重要となってきます。

あまりにも自分が住む都市部から離れたところに新しい生活拠点を置くと、なかなか行き来することが難しくなってしまいますよね。

そこで、だいたい片道1時間半から2時間ほどを目安にすると、2つの生活拠点の往復がしやすくなります。

また、田舎町で新しい生活をするときにはその土地の住民たちとコミュニケーションを取ることも大切です。

せっかく都会とは違う暮らしを楽しもうとするわけですから、その土地の伝統や風土に触れた方がより新しい生活が楽しめます。

もちろんひとりで静かに生活したいという方もいるかもしれませんが、それでも最低限の交流を持っておくというのは田舎暮らしをする上でのポイントですので覚えておいてください。

デュアルライフのデメリット

次にデュアルライフを実践する際のデメリットについても見ておきましょう。

これは理想とするデュアルライフをおこなうためのハードルとも言える部分ですので、あらかじめ理解しておくと後になってからのトラブルも減るはずです。

費用がかかる

デュアルライフをしようとすると、当然それだけ費用が掛かることになります。

どちらも賃貸であれば2倍の家賃が発生しますし、安いところを借りたとしても現在の1.5倍くらいは毎月の賃料が必要になってくると言えるでしょう。

また、家具を揃えるとなるとこれもまた費用が掛かります。

普通に引っ越すのであれば家財道具は持っていけますが、拠点を2つに増やすことがデュアルライフの目的ですから、その分の出費はあらかじめ計算に入れておかなければなりません。

さらに2つの拠点を行き来するための交通費というのも掛かりますので、こうした費用面を考慮した上で新しい生活拠点を探すようにしましょう。

子供や家族の生活に支障が出ることも

結婚をしていてお子さんがいる場合、デュアルライフを実践することで家族の生活に支障が出るパターンもあります。都市部の学校に通わせるのか、それとも田舎の学校でノビノビと育てていくのか。

これは各家庭の判断によりますが、そうなると大半の場合は母親が子供の傍についていなければいけないという制約も出てきます。

そのため、デュアルライフという生活を取り入れる際には、必ず家族間で話し合いをおこなっておくようにしましょう。

デュアルライフ(二拠点生活)について知っておこう

働き方が多様化してきている現代社会の中で、いま注目され始めているデュアルライフという生活についてご紹介してきました。

デュアルライフにはストレスの緩和、新しい趣味の発見、新しい友人・知人との交流といったメリットがたくさんあります。

ただし、本格的におこなう際には費用面や家族間での意識の共有といったハードルもありますので、その点について理解した上で実践していくようにしてください。

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