新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために外出自粛要請が出されている中、観光客の来訪を抑えるために、神奈川県では海沿い(134号線)の自治体が管理する駐車場の閉鎖などの利用制限の対応が続々となされている。
鎌倉市・逗子市・横須賀市・葉山町がいち早く取り組んでおり、藤沢市も4月16日から実施されている。
湘南のサーフポイント周辺で閉鎖されている駐車場
※4月16日現在で確認できている閉鎖・利用制限のある駐車場
鎌倉
稲村が崎駐車場、材木座駐車場、鎌倉プリンスホテル七里ヶ浜海岸駐車場、由比ガ浜地下駐車場
藤沢
片瀬東浜駐車場、片瀬海岸地下駐車場、鵠沼海浜公園駐車場、緑陰広場駐車場、西部駐車場、中部駐車場、辻堂海浜公園駐車場
サーフポイントへの影響は?
神奈川県サーフィン連盟は緊急事態宣言中も「サーフィンの自粛要請はしない」とした声明を発表している。
しかし、自治体が運営する大型駐車場が閉鎖されるとなると、民間が運営するコインパーキングの数は少ないため、徒歩や自転車、バイクで訪れるサーファーを除いて受け入れるのは難しくなる。
湘南の中でも特に混雑するポイント、鵠沼海岸ではどれだけサーファーが減るのかとった疑問も出てくる。
藤沢で自治体が運営する駐車場の閉鎖が実施された4月16日午前9時頃の鵠沼の様子がこちら
午後3時頃の様子がこちら
激減とまでは言えないが、いつもの鵠沼と比べると明らかに人が減っているのがわかる。ただこの日は、波のコンディションがあまり良くないというのも影響しているだろう。
今後、波のコンディションが良い日や、週末にどのような状況になるのか。もちろん、徒歩や自転車、バイクで訪れたり、民間のコインパーキングを利用したりで、三密を避けて、サーフィンを楽しむというのは問題ないが、駐車場が空いていないことによる違法駐車が増えるなどの弊害が起こらないかが心配になる。
今週末そうしたモラルのないサーファーが出ないことを願いたい。