Bicerinが『ライフセーバーの人員不足』問題に取り組むためライフセービング部を設立

イタリア・トリノで 250年以上の伝統ある老舗カフェで2018年に日本で初出店した「Bicerin」を経営するビチェリン・アジアパシフィックアンドミドルイースト株式会社(本社:東京都中央区日本橋)は、海の日である2020年7月23日(水)に社会貢献活動の一環として「ライフセービング部」を設立したことを発表しました。

“人の命を繋ぐ” “人と自然を繋ぐ” “ライフセーバースピリットを未来に繋ぐ”

設置の背景

現在、日本では年間約 6000 万人以上(国土交通省 HP 参照)が海水浴場を利用すると言われています。そして、その利用者の安全を守る為の監視活動にライフセーバーが不可欠です。

しかしながら、ライフセーバーの中心は、各学校の部活動やサークルに所属する学生であり、海開きとなる7月下旬の頃は期末試験や就職活動と重なります。

また、社会人になると、会社組織の中で長期休暇取得をライフセーバーのために使うことで両立が困難になり、活動を継続できないケースが非常に多くみられます。弊社の代表取締役は、5年前から毎年夏になると監視活動に参加しています。「人命を救う」というスピリットや活動を通して得られるヒューマンスキルに共感したからです。

2019 年、千葉県で相次いだ房総半島台風の時も学生たちと共に救助活動に参加しました。報道される台風被害や現地の災害の状況を目の当たりにしながら、人員不足だけではなく、若い世代で形成されているライフセーバーたちのメンタルのケアが行き届いていない問題にも気付きました。

これをきっかけに、組織として課題に取り組むべき社会の問題ではないかと考え、2020 年度より新入社員として元ライフセービング部の社員を迎え入れ、会社としてライフセーバーの存在意義を認め、社会的向上の一助となるよう、また社会貢献の一環として活動できるようライフセービング部を設立しました。

主な支援内容

休暇の自由

ライフセービング活動や大会、練習に合わせて月の休みの調整が可能

業務としての活動

ライフセービングの活動日を、ビチェリンとしての業務日として扱う

競技のサポート

ライフセービング競技の大会や強化合宿への参加・アスリート支援・資金や環境のサポート

ライフセービングとは?

ライフセービング活動は、夏の水難事故防止の為に行う監視活動だけでなく、一次救命処置の方法・海の楽しさや危険性を子供たちに伝えるジュニア教室、海岸の環境保全の為のビーチクリーンなど様々な活動を行います。

ライフセービング活動は海に限った活動ではなく、日常生活の中でも家族、友人、職場の方々のことを思い行動をすることもライフセービング活動の一部です。

また競技として、ライフセービングの訓練・技術を昇華させたものが「スポーツとしてのライフセービング」です。人命救助の技術向上、海のシーズン直前やオフシーズンのトレーニングを兼ねて、サーフ・ライフセービング(海における救命活動)技術を競うスポーツとして誕生し、現在、ライフセービングの発祥の地であるオーストラリアでは国技となっています。

※ビチェリン・アジアパシフィックアンドミドルイースト株式会社のプレスリリースを参考に記事を作成しております。

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