カバードポーチの魅力とデメリット!サーファーズハウスの定番

いま、カリフォルニアやハワイなどの居住空間を模倣した「サーファーズハウス」というものが流行っていますが、そんなサーファーズハウスにおける定番のスタイルがカバードポーチです。

ちなみに、カバードポーチというのはテラススペースの屋根に当たる部分のことを指します。

このカバードポーチがあるのとないのとでは、外から見たときの家のビジュアルや家の中から見た外の光景がずいぶんと変わってくるものです。

そんなカバードポーチの魅力やデメリット、また後から取り付けることは可能なのか?といったことを本記事ではご紹介しています。

ぜひ憧れのサーファーズハウスを将来もちたいという方は参考にしていってみてください。

サーファーズハウスの定番「カバードポーチ」

サーファーズハウスというのはカリフォルニアやハワイにあるような一軒家で、屋根の形が特徴的な戸建てのことを指します。

建築のスタイル的には東西に屋根が拡がり、南側にテラススペースがある家を意味することもありますが、イメージとして「カリフォルニアあたりのサーファーが住んでいそうな家」のことを大まかにサーファーズハウスと呼んでいるわけですね。

そんなサーファーズハウスに欠かせないものと言えばカバードポーチです。

カバードポーチというのはテラスや広い玄関スペースの上に取り付ける屋根のことで、このカバードポーチの有無によってだいぶ家の雰囲気が変わってきます。

また、サーファーズハウスと呼ばれるくらいですので、このカバードポーチがあるテラススペースにサーフボードや自転車などを置く人も多いですね。

カバードポーチはテラスを雨から守ってくれるだけでなく、屋外でありながらテラススペースを部屋の延長のように見せる効果があります。

次にそんなカバードポーチの魅力について、詳しく解説をしていきましょう。

カバードポーチの魅力

カバードポーチの魅力というのはなんと言っても家全体をオシャレに見せることが出来るという部分です。

シンプルですが、人生において高い買い物の部類に入る「一軒家」をなるべく満足いくものにしたいのであれば重要ですよね。

単純にテラスだけある家と、その上にカバードポーチがある家を比べると、やはりカバードポーチがあった方が全体的にスタイリッシュに見えます。

また、テラスにカバードポーチが取り付けられていると、そこは自宅内でもなく屋外でもない「特別な空間」に様変わりもします。

この特別な空間で読書をしたりサーフボードのメンテナンスをしたり、そんなことが出来るところがカバードポーチを取り付けるメリットと言えるでしょう。

さらにカバードポーチがあると、家の中から外を見たときに部屋自体が広く見える効果もあります。

リビングとテラススペースをフラットに設計し、カバードポーチを取り付ければその分だけ間取りが広々とするといったイメージですね。

晴れている日や風が穏やかな日にはリビングの窓を全開にして、テラススペースを有効活用してみるというのもおすすめです。

また、カバードポーチが付いていれば陽射しを遮ってくれる効果があるので、暑い日でもテラスでバーベキューを楽しむということが出来ます。

アレンジを加えてカバードポーチ部分にオシャレなライトをセッティングすれば、夜にひとりでお酒を楽しむ際にも最高の空間となりますから、その使い方というのはまさに自由です。

そんな魅力溢れるカバードポーチですが、取り付ける際にはいくつかのデメリットもあります。

さらにカバードポーチを設置する際には注意する点もありますので、次に解説する項目もぜひ参考にしていってください。

カバードポーチのデメリット

カバードポーチを取り付ける際には以下のデメリットや注意点に気を付けてください。

・室内(特にリビング)の日当たりに影響がある
・長期的に考えるとメンテナンス、短期的にも清掃の手間が掛かる
・そもそもテラス&カバードポーチを設置するスペース(土地)が必要
・もちろんカバードポーチを取り付けるためのコストが発生する

まず日当たりの問題ですが、こちらはカバードポーチという屋根を取り付ける分、当然リビングに入ってくる太陽の光が少なくなります。

そのため、カバードポーチを取り付ける際には方角や屋根の高さを綿密に計算しなければいけません。

なお、一般的にカバードポーチの奥行は1.8メートル以内に収めると問題が起きにくいとされていますので参考にしてみてください。

次にメンテナンスや清掃についてですが、これもカバードポーチを取り付ける際に理解しておきたいポイントです。

やはりテラスのデッキ部分は毎日の掃除が必要となりますし、長期的に考えればカバードポーチの修繕などもおこなうことになります。

そのため、テラスもカバードポーチもない家より手間も費用も掛かるというのは理解しておきましょう。

また、そもそもの問題としてカバードポーチを設置したテラススペースが欲しいと思うと「土地代」が必要になり、家全体の「間取り」もバランスよく考えなければいけません。

こうした点は設計士などとも相談することになりますが、もともとの予算から逆算してみるというのもひとつの方法です。

そしてもちろんカバードポーチを取り付けるには別途のコストが掛かってくるわけですが、次に「カバードポーチの後付けは可能か?また、いくらくらいなのか?」という疑問と共に解説をおこなっていきたいと思います。

カバードポーチの後付けは可能?

先に結論から申し上げますと、カバードポーチの後付けというのは可能です。

現在テラススペースがある家であればカバードポーチの後付けだけをおこなえば叶いますし、庭だけあるといった自宅の場合であればテラス席とカバードポーチを後付けすればオシャレな外観を手にすることが出来ます。

ただし、後付けをするにはそれだけ費用が掛かってしまうというのが大きなデメリットですね。

ちなみにウッドデッキのテラススペースとカバードポーチを後から取り付けようとした場合、相場はだいたい10㎡あたり25万~50万円ほどとなります。
(建築資材によっても相場が変わる)

なお、新築のときに一緒に設置してしまった方が楽という面もありますので、将来的にサーファーズハウスを建てたいという方は参考までに覚えておいてください。

というのも、カバードポーチだけを後付けする際には再度そのテラス部分やリビングの外側に足場を組むことになります。

こうなると工事期間中は日当たりが悪くなる、騒音が気になるといったデメリットが発生しますので、やはり新築工事の際に同時に設置した方が色々と楽ということが言えるでしょう。

カバードポーチを設置してみては

ここ最近で流行の兆しを見せているサーファーズハウス。

そんなサーファーズハウスに欠かせない「カバードポーチ」についてご紹介をしてきました。

やはりカバードポーチがあるとそこだけ特別な空間といった雰囲気になりますし、なによりカリフォルニアにあるようなサーファーズハウスに近いイメージの家に仕上がります。

せっかく新築で家を建てるならぜひとも取り付けたいものでもありますので、そのメリットや注意点などをよく理解した上で設置を検討してもらえればと思います。

カバードポーチのあるテラススペースにハンモックを取り付けて、ゆったりと休憩をするなんて生活に憧れる人にもおすすめです。

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