夏の車中泊の味方『ポータブルエアコン』おすすめ3選!選び方や便利グッズも

車中泊キャンプをする方にとって夏は楽しみなシーズンですが、「暑さ」がツライ時期でもあります。

特にここ最近の日本は亜熱帯化してきているので、熱帯夜での車中泊は脱水症状などに注意をしなければいけません。

そんな夏場の車中泊で重宝するアイテムと言えばやはり「ポータブルエアコン」です。

ポータブルエアコンとは名前の通り屋外でも利用可能なエアコンのことを指します。

夏に車中泊をする際にはもはやマストアイテムになってきたといっても過言ではないので、ぜひ1台は持っておきましょう。

この記事ではポータブルエアコンの必要性や選び方、おすすめの商品3選などをご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

夏の車中泊でエアコンの付けっぱなしは危険?

まず夏場における車中泊での注意点ですが、エアコンを付けっぱなしで寝るのは厳禁ということを覚えておいてください。

夏場に車中泊をするとなると、やはり暑いのでエンジンを掛けつつエアコンも掛けっぱなしにするという方がいるかもしれません。

しかし、エンジンを掛けっぱなしにしているとガソリンを無駄に消費することになります。

また、エアコンを付けているとバッテリーがあがってしまうことも考えられ「起きたら車が動かなくなってしまっている」ということも起こり得るわけです。

これが街中であれば助けもすぐ来るかもしれませんが、キャンプ場などでガス欠・バッテリーあがりを起こすと救援を呼ぶにも大変な思いをします。

さらにエンジンを掛けっぱなしにしながら寝ると、気付かないうちに排気ガスが逆流して一酸化炭素中毒を引き起こす可能性もゼロではありません。

ちなみにこうした事故は毎年のように報告されているので、他人事ではないことを肝に銘じておきましょう。

車中泊用のポータブルエアコンの選び方

寝るときに車のエアコンが使えないとなると、夏場の車中泊は地獄のような環境になってしまいます。

そこで必要になってくるのが「ポータブルエアコン」です。

エアコンと言っても最近は小型化が進んでいるので場所を取らずに車内を快適な温度に保ってくれます。

そんなポータブルエアコンの選び方は以下の通りです。

・使用電力や電力供給方法
・排水方式
・重さやサイズ
・価格

まずポータブルエアコンは外部の電力を必要とするので、動かすための使用電力を確認しましょう。

確認するポイントは「ワット数(W)」ですが、商品によっては「KW(キロワット)」で表記されていることもあります。
(1KW=1000W、0.5KWなら500Wの電力を消費することになる)

また、どういった形で電力を確保するタイプのポータブルエアコンなのかもチェックしてください。

たとえば車のシガーソケットから電力を取って動かせるのか、それとも別のポータブルバッテリーが必要なのか?といった部分を事前に見ておくことが大事です。

次にエアコンの場合は冷風を出すためにドレン水というものを排出するのですが、この排水方法によっても選び方が変わってきます。

ポータブルエアコンにはドレンホースの付いたタイプと排水を内側のタンクに収めるタイプの2種類があります。

当然、ドレンホースが付いていた方が勝手に排水をしてくれるので楽です。

しかし、その分スペースを取るといったデメリットが発生してきます。

対して排水をおこなわないタイプは省スペースではあるものの、水が溜まるたびに自分でその水を捨てなければいけません。(水が溜まると冷風から送風に変わったりする)

「水が溜まるたびに起きて自分で排水をして冷風を復活させて…」を繰り返すと疲れが取れないということもあるので、どちらかと言えばドレンホースがあるタイプの方がおすすめです。

あとは重さやサイズも重要な部分で、女性の方ならとにかく軽いタイプを選んだ方が便利だと思います。

こうした機能やサイズなどを考慮した上で、あとは価格と相談しながら自分に合ったポータブルエアコンを選びましょう。

車中泊で活躍するポータブルエアコンおすすめ3選!

ここからは車中泊で大活躍間違いなしのポータブルエアコン3選を見ていきたいと思います。

まずこちらはポータブルスポットクーラー「カンゲキくん」です。

基本スペックは「使用電力:0.41KW」「ドレンホースあり(3m)」「サイズ: 210×650×300mm」「価格帯:35,000円程度」となります。

おすすめのポイントは取っ手が付いていて持ち運びがしやすいところと、価格がかなり安いところです。

使用電力がそこまで大きくないので容量の多いポータブルバッテリーと併用すれば長時間使うことができます。

なお、重量は11kgなので男手があるときに使えるポータブルエアコンと言えそうです。

こちらは持ち運びに便利な軽量タイプのポータブルエアコン「Coolingstyle」です。

重量が5.6kgと軽めなので女性でも簡単に扱うことができます。

ちなみにそのほかの基本スペックは「使用電力:0.1~0.25KW」「ドレンホースあり」「サイズ: 445×393×307mm」「価格帯:69,800円程度」となっています。

小型ながらパワフルな冷却力を持っているので、軽自動車での車中泊にもぴったりのポータブルエアコンです。

そのほか2つのUSBポートとLEDライト機能が付いています。

最後にご紹介するのは小型ながら広い室内でも使える程のパワーを持つポータブルエアコン「クレクール3」です。

もちろん車中泊のお供にも最適で、大型車でも全体を快適な温度に保つことができます。

基本スペックは「使用電力:0.8KW」「ドレンホースあり(2m)」「サイズ: 285×375×500mm」「価格帯:36,800円程度」となり、価格の安さが大きな魅力です。

なお、重量が13.2kgとなっていますが、本体下部にローラーが付いているので女性でも移動させやすいといった特徴を持っています。

ハイエースなどの大型車で車中泊をする方はぜひチェックしてみてください。

その他車中泊での便利グッズ

ここからはその他に持っていると便利な車中泊グッズをご紹介していきます。

ポータブルバッテリー

夏場の車中泊にポータブルエアコンを使うのであれば、一緒にポータブルバッテリーを持っていくようにしましょう。

ポータブルバッテリーがあるとエアコンを長時間使えるので、夏場でも快適な眠りにつくことができます。

また、エアコンと合わせて小型の扇風機を使えばより熱中症対策に効果的なので、お子さんがいる場合の車中泊ではぜひとも持っていってください。

ちなみにポータブルバッテリーはその他スマホの充電や小型冷蔵庫などへの電力供給ができるので非常に便利です。

災害時には緊急用の電源としても活躍するため一家に1台は持っておいた方が良いかもしれません。

関連記事:車中泊で活躍する『ポータブルバッテリー』おすすめ3選!使い道や選び方も

ライト

車中泊をするときはライトも必需品のひとつと言えます。

車内のライトを点けっぱなしにしておくとバッテリーを無駄に消耗することになるので、充電式のLEDライトを持っていくようにしましょう。

また、キャンプ場で車中泊をするときは夜中トイレまでの道中に明かりが必要なこともあります。

こうしたことを考えれば、車にひとつはライトを置いていた方が良いということが分かると思います。

関連記事:車中泊に最適なライト5選!LEDランタンがおすすめ

車中泊で活躍するポータブルエアコンをチェック

夏場の車中泊に必要な「ポータブルエアコン」に関する情報を色々とご紹介してきました。

最初に説明した通り、車中泊をするときに車のエアコンを付けっぱなしで寝るのは危険です。

そのため、夏に車中泊をするなら必ずポータブルエアコンを持っていってください。

最近のポータブルエアコンは小型で値段も安いので、ひとつくらい買っておいても損はしません。

夏場は熱中症や脱水症状で体調を崩す方も多いため、ぜひこうした対策を参考にしてもらえればと思います。

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