最近はキャンプブームも手伝い、車中泊を楽しむ人が非常に増えてきました。
そんな車中泊で大活躍するアイテムと言えば「ポータブルバッテリー」です。
車中泊をする場合は車から電源を取ることもありますが、すべての電子機器を車のバッテリーで動かそうとするとバッテリーあがりを引き起こしてしまいます。
そうならないためにも、アウトドアの一環として車中泊を楽しむならポータブルバッテリーをひとつは持っておいた方が得策です。
この記事では、そんな車中泊向きのポータブルバッテリーの選び方やおすすめ商品3選をご紹介していきます。
ちなみにポータブルバッテリーは防災面でも役に立つアイテムなので、ぜひ参考にしてみてください。
車中泊でのポータブルバッテリーの使い道
車中泊キャンプなどにポータブルバッテリーを持っていくと色々な使い方ができます。
まずは現代人であれば誰でも持っているスマートフォン。
これが充電できないとキツいと感じる人はたくさんいると思いますが、ポータブルバッテリーさえあればそんな悩みがすべて解消されます。
ちなみにスマートフォンくらいならモバイル用の小型バッテリーで十分では?と思うかもしれません。
ただ、車中泊をするときはスマートフォン以外にも電力を使うアイテムをいくつか持っていくことになります。
たとえば寒い時期に車中泊をするなら電気毛布、暑い時期に車中泊をするなら小型の扇風機が必要といったイメージです。
こうしたアイテムを使うとなるとある程度の電力が必要になってきますので、結果的にポータブルバッテリーを持っていた方が便利と言えるわけです。
なお、そのほかの使い道としては以下のようなものが挙げられます。
・ノートパソコンやタブレット
・ゲーム機
・LEDランタンなどの照明器具類
・ケトルや小型のホットプレートなどの料理器具類
・小型冷蔵庫
・プロジェクター
快適に車中泊を楽しむなら多少は電化製品の力に頼ることになるのですが、そうしたときにポータブルバッテリーがひとつあると安心です。
ということで、次は車中泊用ポータブルバッテリーの選び方について見ていきましょう。
車中泊用のポータブルバッテリーの選び方
車中泊用のポータブルバッテリーを選ぶときには以下のポイントをチェックしていきます。
・使用可能なワット数
・電力の容量
・出力先の種類
・本体の充電方法
・大きさと価格
まずもっとも大事な部分は使用可能なワット数です。
ポータブルバッテリーの中には使用可能なワット数が大きいものもあり、種類によってはドライヤーなども使えます。
ただし、ドライヤーのように消費電力の大きいものを使うとなると、その分サイズや価格もアップしてしまいますので、このあたりの兼ね合いをよく考えることが大切です。
ちなみに使用可能なワット数は「〇〇W(ワット)」と表記されていますので、それを確認すればすぐ分かります。
次に電力の容量ですが、これについては「〇〇Wh(ワットアワー)」と書かれている部分を見てください。
たとえば600Whと表記されていたとすると、「100Wの製品を6時間程度使える」ということになります。
つまり、この「〇〇Wh」の数値が大きいほど長持ちするということです。
ただし、もちろんこれは概算なのでぴったりその時間まで使えるというわけではありません。(あくまで目安として参考にしてください)
次に出力先ですが、これはポータブルバッテリー本体に付いている出力ポートやコンセント部分(AC電源)のことです。
最近のポータブルバッテリーだと普通のコンセントを挿し込む以外にも各種USB端子用の出力ポートやコードレス充電機能が付いているものが販売されています。
コードレス充電機能に関してはデバイス側もその機能に対応していないと使えませんが、USBコードを忘れたりなくしたりしたときにはかなり便利です。
あとはポータブルバッテリー本体の充電方法やフル充電に掛かる時間、ソーラー充電機能の有無などを確認しておきましょう。
こうした機能とサイズをチェックしたら、あとは価格との折り合いをつけるだけです。
もちろん高機能なものや電力の容量が大きいものほど高額になりやすいのですが、ポータブルバッテリーは災害時にも役立つものなのでケチらずに良いものを買った方が結果としてお得になると思います。
車中泊で活躍するバッテリーおすすめ3選!
それではここから車中泊で活躍すること間違いなしのおすすめポータブルバッテリー3選をご紹介していきます。
まずこちらは手軽に車中泊を楽しみたい方におすすめのポータブルバッテリーです。
アウトドアでよく使われている「Jackery」の商品なのですが、基本スペックと価格帯は「ワット数:200W」「ワットアワー:240Wh」「重量:3kg」「価格:2万円程度」となっています。
1泊の車中泊キャンプであれば十分事足りる容量なので、初心者の方が試しに買うには最高の1台と言えるでしょう。
シガーソケットからの電力供給が可能、USBポートは2つ、通常のコンセント差込口が1つというタイプです。
マイナス10℃までの環境下で使えるタフな構造となっていますので、アウトドア用のポータブルバッテリーをお探しならぜひチェックしてみてください。
続いてこちらは非常に機能性の高い「PowerArQ2」というポータブルバッテリーです。
基本的なスペックと価格は「ワット数:300W(最高450W)」「ワットアワー:500Wh」「重量:6.2kg」「価格:6万円程度」となります。
このアイテムの特徴にはワイヤレス充電、周波数切り替え機能、シガーソケットからの充電OK、パススルー充電(本体に充電しながら他のデバイスに出力)が可能といった部分が挙げられます。
また、USB端子タイプCに対応しているところやUSBポートが合計5つあるところも特徴のひとつで、多くのスマホを一度に充電することが可能です。
家族や仲間内でのキャンプはもちろんのこと、災害時にも役立つこと間違いなしの1台と言えます。
そのほか別売りのソーラー充電装置を使えば、太陽光によって本体の充電ができます。
最後にご紹介するのは防水性に優れたポータブルバッテリー「LACITA エナーボックス」です。
基本スペックは「ワット数:400W(最高600W)」「ワットアワー:444Wh」「重量:5kg」「価格:7万円程度」となります。
通常のコンセントが3つ、USBポートが3つ付いているので、こちらも多くの電化製品を充電するときに便利な1台です。
また、最高600Wまで出力可能なところも大きな特徴と言えるでしょう。
それでいて重量が軽くサイズがコンパクトという点が人気の理由になっていますので、ぜひ一度本体をご覧になってみてください。
その他車中泊での便利グッズ
ここからは車中泊にあると便利なほかのグッズについてご紹介していきます。
ポータブルエアコン
夏の車中泊に欠かせないアイテムと言えばポータブルエアコンです。
車のエンジンをかけながらエアコンを付けっぱなしで寝るとバッテリーあがりや一酸化炭素中毒の恐れがあるので、夏の車中泊では別電源で動くポータブルエアコンがマストとなっています。
夏場は熱中症などにも気を付けたいので、ぜひ車中泊キャンプに出掛ける際にはポータブルエアコンを持っていってください。
ちなみに最近は小型化が進んでいて、車の中に置いていても邪魔になることがありません。
関連記事:夏の車中泊の味方『ポータブルエアコン』おすすめ3選!選び方や便利グッズも
テーブル
車中泊をする際にはテーブルもあると便利です。
テーブルがあると車内で食事をするときにシートなどを汚さずに済みます。
ちなみに最近のアウトドアグッズの中ではシートに掛けて使えるテーブルやドリンクホルダーに装着できるテーブルなどが人気です。
こちらもどうぞチェックしてみてください。
関連記事:車中泊で活躍するテーブルおすすめ3選!収納あり・パソコン作業可など
まとめ
車中泊用におすすめのポータブルバッテリーについてご紹介してきました。
ポータブルバッテリーは夏場でも冬場でも重宝するアイテムです。
また、災害時には緊急用の電源としても使えるので、一家に1台は持っておいた方がいいと思います。
ぜひ、ご覧いただいたポータブルバッテリーを参考にお好きな1台を購入をしてみてください。