夏以外のシーズンにサーフィンをおこなう際に、絶対に必要になってくるのがウェットスーツです。日本では常夏の島のように毎日暖かな気温・水温の中でサーフィンができるわけではありませんので、ウェットスーツはサーファーにとってマストアイテムのひとつなのですが、なかなか高価なものなので出来れば長く使いたいものですよね。
そんなときには、やはりなるべくウェットスーツにダメージを与えずに保管できる「ウェットスーツハンガー」をひとつは持っておくべきです。
ここではおすすめのウェットスーツハンガーをご紹介しながら、商品の必要性などについてもご覧いただこうと思います。また、ウェットスーツハンガーをわざわざ買うのは…と考えている方のために、自宅で簡単にできる代用方法や、自作方法も見ていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ウェットスーツハンガーおすすめ5選
では実際におすすめのウェットスーツハンガーを5つ紹介していきます。
・エクストラ ウイングハンガー2
・エクストラ マルチハンガー
・R2ハンガー
・ウェットスーツ 専用ハンガー
・ゴードライ ハンガー
エクストラ ウイングハンガー2
まずこちらはとても便利な折りたたみ式のウェットスーツ専用ハンガーです。肩の部分は非常に幅広く設計されていますが、ワンタッチで両肩部分を閉じることができますので、使っていないときにはコンパクトに収納することが可能となっています。
また、ノンジップのウェットスーツの首元からもすんなりと入れられるようになっているため、グイグイとハンガーを押し込まなくてもすぐに利用ができます。ちなみに実は一番優れているのはハンガーからウェットスーツを取りだすときで、ワンタッチで両肩を閉じてしまえばスッとハンガーから外すことが可能です。
さらに肩部分には穴が空いているため、通気性も良く速乾性に優れた設計となっています。サーフィンを嗜む方であればぜひともひとつ持っておくことをおすすめしたいアイテムが、こちらの「エクストラ ウイングハンガー2」です。
エクストラ マルチハンガー
ブーツ、グローブ、ウェットスーツを一度にかけることができる便利なマルチハンガーです。このハンガーは、多目的に使用できる設計が特徴で、サーフィンやダイビングなどのウォータースポーツの装備を効率的かつ省スペースに収納することが可能です。
このマルチハンガーは、ウェットスーツだけでなく、ドライスーツもそのまま逆さまにかけることができるため、様々な種類のスーツの保管に対応しています。また、フック部分は360度回転式となっており、どのような場所でも簡単にかけることができ、使い勝手が良いです。
R2ハンガー
こちらの「R2ハンガー」は先程の「エクストラ ウイングハンガー2」とよく似ている設計で、折りたたみ式のウェットスーツ専門ハンガーとなります。違いは海水や洗った際の水分を逃がすための溝が肩部分に施されているため、より速乾性に優れた仕様となっている点です。
また、こちらのR2ハンガーは国産メーカーのアイテムで、安心のジャパンクオリティー。使い方もより簡単になっていますので、スムーズにウェットスーツを干すことができます。さらに、壊れにくくタフな作りとなっているのはフックの部分で、塩分による腐食を防ぐアルミ素材を使用しているため、海でも自宅でも長い期間使うことが可能です。
ウェットスーツ 専用ハンガー
ウェットスーツ専用ハンガーは、大型のウェットスーツなどを掛けるのに適した日本製のアイテムです。このハンガーは、特にウェットスーツの保管や乾燥に重点を置いて設計されており、その機能性に優れています。
ハンガーの肩部分には厚みがあり、これによりウェットスーツがハンガー上でずれたり落ちたりするのを防ぎます。また、肩部分の幅が65mmと、通常の人体ハンガーよりも格段に分厚く設計されているため、ウェットスーツをかけた際に均等に重みが分散され、形崩れを防ぐことができます。
商品のサイズは450×65×300mm、重量は210gとなっており、使い勝手の良いサイズ感です。日本製であることも品質の信頼性を高めています。
ゴードライ ハンガー
最後に紹介するおすすめはここまで紹介してきたウェットスーツハンガーとは少しことなり新しいタイプで車移動のサーファーに最適なものです。吸盤が2つ付いていて、その吸盤を車につけるとウェットスーツハンガーになり、1ラウンド後にウェットを干して乾かしたいときや水を切ってから車にしまいたいときに便利なアイテムです。
ウェットスーツハンガーの必要性
ウェットスーツは基本的にゴム製の素材で出来ていて、海水に濡れることによって水と塩分によるダメージを受けて劣化していきます。その劣化を極力避けるには、やはり海から上がったらすぐに水洗いをして干しておくに限ります。
また、その日に一度サーフィンを楽しんだ後、ちょっとウェットスーツを脱いで休憩してから再度海に向かうという際にも、サッと簡単に干しておけるハンガーを持っていると非常に便利です。
ウェットスーツハンガーの特徴
ちなみに、ウェットスーツハンガーと通常のハンガーには大きく2つの異なる点が挙げられます。
肩幅が広く設計されている
まずひとつ目は肩幅が広く設計されているところです。これはウェットスーツの胴体部分の風通しよくするためでもあり、速乾性に優れ1ラウンド目以降に着る際にも不快な思いをせずにすむというメリットがあります。
また、肩幅の部分を広く大きく取ることでウェットスーツの型崩れや劣化を防ぎ、ラバー内の素材へのダメージを極力避けるという役割も持っています。これが通常のハンガーを使用した場合、ウェットスーツの重みに耐えかねてハンガー自体が曲がってしまったり、ウェットスーツの肩部分に傷を付けて破けたりしてしまいますので、やはりウェットスーツ用のハンガーは必要になります。
収納性が高い
2つ目の大きな理由としては収納が簡単におこなえるようになるという点です。これは帰りの車の中での収納という意味もありますし、自宅で保管する際にも収納が簡単になるということでもあります。
ウェットスーツは自分の体のサイズに合わせて作られたものを使うことが大半ですが、その大きさのウェットスーツを保管するのには、それに見合っただけの大きさのハンガーが必要です。そうした点でもやはり通常のハンガーでは心許ない部分があり、さらには収納をしておく際にも不便を感じることが多々あります。
そうしたウェットスーツ収納に関してのストレスを軽減してくれるのが専用ハンガーの優れた部分と言えるでしょう。次におすすめのウェットスーツハンガーをご紹介していきますが、どれも非常に便利なものばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
ウェットスーツハンガーの代用やペットボトルでの自作方法
それでもわざわざウェットスーツ用のハンガーを購入する必要がない、代用もしくは手作りでウェットスーツ用のハンガーを作れないものか?と考えている方に代用や自作ハンガーの作り方を簡単に紹介します。
まず、代用としてはできる限り肩部分の作りがしっかりしたハンガー を選ぶのがいいでしょう。必要に応じて両肩部分にタオルなどを巻いて厚みを出すという方法があります。ゴムで固定すればウェットスーツ専用ハンガー の形状に近づきます。
また自作ウェットスーツハンガーの作り方は以下の通りです。
・500mlペットボトルを用意し、飲み口部分を切断。
・次にペットボトルを縦に半分に切断。
・切り口の粗い部分はヤスリなどで磨く
・通常のハンガーの肩部分に、半分に切断したペットボトルをはめて針金や接着剤などで固定。
・針金を使った場合は、針金がウェットスーツに引っかからないように内側に収納して、尖っている部分があれば修正。
一応、これだけの手軽な素材を使って肩幅を広く取ったハンガーが完成します。ただ、耐久性や使い勝手に関しては期待できません。
ウェットスーツはお手入れが重要
サーフィンから帰ってきて、ウェットスーツを洗うのはちょっと面倒ですが、丁寧に洗うことで長持ちしますのでなるべく正しい洗い方を毎回おこないましょう。まず、ウェットスーツはゴム製のアイテムですので熱湯は厳禁です。
必ず水かぬるま湯で洗うようにしましょう。また、専用の洗剤などを使うのもおすすめです。丁寧に洗ったウェットスーツは、ご紹介してきたような専用のハンガーに裏返しにして掛けて陰干しをするのがベスト。
早く乾かそうとして日光に当てるのもあまりよくありませんのでご注意ください。この際にも専用のハンガーの方が胴体部分に空洞が大きくできるようになっていますので、素早く乾いてウェットスーツにダメージを残しません。
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ウェットスーツの洗い方&メンテナンス術を解説!寿命が1年伸びる?
ウェットスーツハンガー は便利アイテム
ウェットスーツ専用のハンガーについていろいろと見てきました。どんなハンガーでも同じでは?と考えていた方にもその必要性が分かってもらえたかと思います。決して高いアイテムではありませんのでひとつくらいは買ってみてもいいのではないでしょうか。専用ハンガーを一度使うと、その便利さに気付くと思いますので、ぜひ試してみてください。
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