サーフィンの練習方法には色々なものがありますが、陸上でもサーフィンの練習ができるという便利なアイテムが「サーフスケート」です。
サーフスケートはスケートボードの一種で、サーフィンのようなターンが出来るところが持ち味となっています。
この記事では、そんなサーフスケートの選び方やおすすめブランド3選をまとめました。
「サーフスケートに興味がある」という方から、「そもそもサーフスケートって何?」という初心者までに向けて解説をおこなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
サーフスケートの魅力を知れば海に行けないときでもサーフィンの練習が出来るようになります。
そもそもサーフスケートとは?
サーフスケートとは陸上でもサーフィンの練習が出来るよう開発されたスケートボードのことを指します。
通常のスケートボードはウィールが固定されトラックの可動域が狭いのですが、サーフスケートはそのトラック周りが柔軟に作られているところがポイントです。
トラックの可動域が広いため、サーフィンと同じようにデッキを踏み込むことで加速を容易なものにしています。
また、従来のスケートボードよりウィールが前後左右に動くので、切れ味のいいターンが出来るところも特徴的な部分に挙げられます。
そして、従来のスケートボードと最も異なるのはウィールの硬さです。
従来のスケートボードにはハードウィールが使われていて、サーフスケートにはソフトウィールが使われています。
簡単に言えば「サーフスケートのウィールは柔らかい素材で作られており、それによって柔軟なターンや加速が楽しめるようになっている」といった感じです。
サーフスケートの選び方
サーフスケートを選ぶときには長さと形状という2つのポイントを抑えておかなければなりません。
というのも、選ぶべきサーフスケートの大きさは普段使っているサーフボードの種類によって決まってくるからです。
そのあたりも含めて具体的な内容を見ていきましょう。
長さ
サーフスケートを選ぶときは、だいたい以下の大きさを目安にします。
・ショートボード:30インチ~35インチ
・ロングボード:40インチ以上
・ファンボード:35インチ~40インチ
普段サーフィンをするときにショートボードを使っている人は、30インチ~35インチくらいのサーフスケートを選ぶと良い練習が出来ます。
サーフスケートのデッキが短いとターンの練習がしやすく、デッキが長いと安定した滑りが楽しみやすいです。
このあたりはサーフボードと同じような感覚と言って良いでしょう。
また、自分の身体の大きさに合わせて長さを調節するというのもひとつの方法です。
サーフスケートに立ったときの足の幅がサーフィンをするときの足の幅に近い方が練習には適しています。
ただ、最初のうちはデッキの長さがある程度あった方が安定性も増すので、1本目に選ぶなら36インチ~40インチ以上のものがおすすめと言えるかもしれません。
形状
サーフスケートを選ぶときにはデッキの形状も重要です。
大きく分けると前後が決まっているタイプ(前と後ろで形状が異なる)と前後の区別がないタイプ(ツインチップ)の2つがありますが、どちらを選ぶかは個人の好みとなります。
ただし、一般的に幅が広いデッキの方が安定性という面では優れているので初心者向きとされています。
そのため、ロングボーダーがサーフスケートを買うならデッキが幅広のタイプを選んでみてください。
デッキの幅が狭く、前後の区別がないボードはショートボーダーの方に向いています。
サーフスケートおすすめブランド3選
続いてはサーフスケートのおすすめブランドを3つご紹介していきます。
初めてサーフスケートを買う場合、こちらのブランドのものを選んでおけば間違いありません。
カーバー
1996年にロスアンゼルスで誕生したサーフスケートブランドが「カーバー」です。
サーフボードと同じようにテールが分かれているタイプや20インチ台後半の非常に短いタイプのサーフスケートなど、様々なジャンルのデッキを販売しています。
もちろん初心者にもおすすめの36インチ台で幅広のデッキも取り揃えていますので、初めてサーフスケートを買うという方はぜひチェックしてみてください。
ちなみに神奈川県・辻堂にはショップもオープンしています。
イントロ
イントロは比較的リーズナブルな価格でサーフスケートが買えるおすすめのブランドです。
モデルによってトラックの性能がかなり変わってくるところが特徴的で、色々なタイプのサーフスケートが楽しめます。
中には従来のものよりデッキを薄くして反動力を高めたモデルもあり、軽快な乗り心地を堪能するには最高のサーフブランドです。
初心者が練習用のサーフスケートを購入するのにもおすすめなので、ぜひこちらのイントロもご覧になってみてください。
ウッディプレス
ウッディプレスは「より多くの人にサーフィンやスケートボードの楽しさを届けたい」というコンセプトを持ったサーフスケートブランドです。
最大の特徴はショートボード用のデッキが2万円以下で手に入るというコスパの良さです。
特にウッディプレスのカービングモデルはショートボーダーがサーフィンの練習をするのに最適なモデルとなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
もちろんほかにも40インチを超えるロングボーダー用のサーフスケートも販売されています。
値段もショートとロングで大差ないところが魅力的な部分です。
サーフスケートはサーフィンの上達に効果あり
もともとスケートボード自体がサーフィンの練習に最適と言われてきましたが、よりサーフィンの感覚に近い乗り心地が楽しめるサーフスケートは陸上でのサーフィン練習にぴったりです。
サーフスケートを乗りこなすためにはサーフィンと同じように正しいスタンスを取ることが必要になってきます。
この基本姿勢を身体に教え込めるところがサーフスケートを利用するメリットです。
また、サーフスケートでの練習には集中力アップといった効果も期待できます。
サーフィンの場合は失敗をしても海に落ちるだけなので特に痛みを感じることはありません。
しかし、サーフスケートの練習は陸上でおこないますので、失敗をしたら地面に転がり痛みを感じます。
こうした痛みを感じないためにもサーフスケートでは1本1本の練習に集中力が必要になってくるわけです。
もちろんサーフスケートで練習をしていれば基礎体力もアップしますので、週末だけサーフィンをするという方にはとてもおすすめのアイテムと言えます。
サーフスケートの練習場所
最後に「サーフスケートの練習ってどこでやればいいの?」という疑問を解消していきたいいと思います。
平面の道
基本的にサーフスケートの練習は平坦な道ならどこでも可能です。
最初のうちは障害物があると変に意識してしまうので、何もないところで練習するようにしましょう。
具体的には大きな駐車場や舗装路のある公園、川沿いの道路などがおすすめです。
ただし、どこの場所に関しても「スケボー禁止」と書かれていたら練習NGです。
サーフスケートはスケートボードと同じで、騒音などが気になります。
この騒音が苦情に繋がる可能性が高いため、なるべく住宅街から離れたところで練習をするようにしてください。
なお、電車が走っている高架下や地下通路などはこうした音を気にせず練習できる隠れたスポットとなっています。
スケートパーク
やはりサーフスケートの練習をするならパークに行くのがベストです。
「初心者だし恥ずかしい」と考える人もいるかと思いますが、みんな最初は初心者だったわけなのでそこまで気にすることはありません。
むしろスケートパークで練習した方が同じ趣味を持った人と仲良くなりやすく、アドバイスなども貰えます。
結果として上達スピードもアップしますので、ぜひ初心者の方こそスケートパークを利用してみてください。
まとめ
サーフスケートのおすすめブランドや選び方などについてご紹介してきました。
ご覧いただいたようにサーフスケートはサーフィンの練習をするのに最適なアイテムです。
海に行けなくてもサーフィン技術を向上させることは出来ますので、ぜひ一度試してみてください。