サーフィンをやっている姿は傍から見ていると非常にカッコいいものですが、もしそんなサーフィンが「薄毛」の原因になっているとしたらちょっと心配ですよね。
薄毛を気にしている人の中には「サーフィンを始めてからなんだか髪の毛が薄くなってきたような…」と悩んでいる方もいるかもしれません。
しかし、それは本当にサーフィンが原因なのでしょうか?
そこで、この記事では「サーフィンは薄毛の原因になるのか」という疑問に関して詳しく解説をおこなっていきたいと思います。
また、合わせてサーフィンによる頭皮のダメージを防ぐ方法についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしていってください。
サーフィンは薄毛の原因になる?
それでは最初にサーフィンは薄毛の原因になるのか?という疑問から解消していきましょう。
なお、先に結論から伝えておきますが、サーフィンは薄毛の原因のひとつになる可能性があります。
ただ、サーフィンをすること自体が直接薄毛の原因になるわけではないので、そのあたりは誤解しないでください。
ちなみにサーファーの中には若くして「薄毛」に悩む方も意外と多いのですが、その主な原因は何なのか?という部分を見ていきます。
まず、薄毛の原因は大きく分けると3つあります。
1.遺伝によるもの
2.体調やホルモンバランスによるもの
3.外的要因によるもの
このうち、薄毛に悩む人の大半は①の「遺伝」が原因とされていて、自分ではどうにもならないことが多いそうです。
しかし、最近では遺伝が原因の薄毛でも治療や植毛などによって改善できるようになってきています。
また、忙しいライフスタイルを送る方の場合は過度のストレスによってホルモンバランスが乱れ、それが頭皮に影響を与えて薄毛になることもあり得るのですが、これが②の原因です。
こちらも最終的には治療や植毛によって改善できますが、出来れば薄毛に悩む前にライフスタイルや生活習慣を見直した方が良いと言えるでしょう。
そして、サーフィンが薄毛に影響を与えるかもしれないというのは③の原因に含まれます。
サーフィンをしているとどうしても海水や紫外線によって頭皮を痛めつけてしまうわけですが、これもまた薄毛を促進させるひとつの原因となってしまうようです。
ものすごく簡単に言えば海水や紫外線を浴びることで頭皮にダメージが溜まり、その結果として髪の毛が抜けていってしまうということですね。
しかし、海水や紫外線はそんなに頭皮へ影響を与えるのか?というのも疑問に感じる部分だと思います。
そこで、次に詳しくその内容を見ていきましょう。
サーフィンが頭皮を痛める理由
サーフィンが原因で薄毛になることはありえなくないわけですが、その理由について分かりやすく説明をしていきます。
海水
まずサーフィンをすると必ず海水を浴びることになるのですが、この海水には雑菌やバクテリアといった不純物がたくさん含まれています。
これらはしっかりと洗い落とさないと頭皮で繁殖をし始めてしまい、結果として頭皮の炎症へと繋がっていきます。
頭皮が炎症を起こすと新しい髪の毛が生えづらい環境になってしまいますので特に注意が必要です。
また、髪の毛はケラチンという物質で構成されているのですが、ケラチンはアルカリ性に弱いという性質を持っています。
そして、海水はそのアルカリ性なので長時間髪の毛が海水に濡れたままだと、どんどんケラチンにダメージが蓄積されていき、最後には髪の毛を構成しきれず溶けていってしまいます。
これだけでもサーフィンには髪の毛を痛めつける要素があることが分かりますが、海水よりも怖いのが紫外線の存在です。
紫外線
紫外線を受けると髪の毛を保護しているキューティクルが剥がれていきます。
キューティクルを構成するのは先ほども出てきたケラチンなのですが、ケラチンが剥がれ落ちた髪の毛はパサつきやすくすぐにボロボロになってしまいます。
また、紫外線は髪の毛だけでなく頭皮にも直接影響を与えるやっかいなものです。
頭皮には髪の毛を生み出す毛母細胞というものがあるのですが、紫外線を受け続けるとこの毛母細胞が破壊されてしまいます。
毛母細胞が破壊されてしまうと当然のことながら髪の毛が生えづらくなりますので、結果として「薄毛」になってしまうわけです。
さらに紫外線は毛根自体にも悪影響を与えますので、いま生えている髪の毛が抜けてしまう原因にもなります。
ちなみに海水と紫外線によってパサつき、乾燥状態となった髪の毛はちょっとした力でも千切れたりしてしまいます。
そうなると全体的に髪の毛がボサボサに見えてしまうので、なるべくサーフィン後のケアはしっかりとおこなうことが大切です。
またサーフィンをする前から頭皮ダメージを予防することも重要なのですが、そうした対策について次に詳しく見ていきたいと思います。
サーフィンでの頭皮ダメージを防ぐ方法
サーフィンが原因で薄毛になるのは困る!という方は、あらかじめ予防対策をおこなうようにしましょう。
なお、予防対策としてもっとも効果的なのは髪の毛用の日焼け止めを使用するということですね。
最近は肌用だけでなく髪の毛を紫外線から守るサンプロテクトオイルなどが各メーカーから販売されていますので、ぜひサーファーの方はチェックしてみてください。
また、紫外線から髪の毛を守るにはサーフキャップの着用も効果的です。
サーフキャップは頭皮へのダメージを防ぐ効果もありますので、薄毛に困りたくない方にとってはかなり重宝するアイテムと言えます。
このように、髪の毛や頭皮へのダメージを防ぎたいのであれば「髪の毛用の日焼け止め」を使い、出来れば「サーフキャップ」を着用してください。
そして、髪の毛や頭皮を守るためには予防対策だけでなく「サーフィン後のヘアケア」も非常に大事な部分となってきます。
先ほども解説したように、海水がしっかりと洗い流せていないと頭皮の炎症の原因になりますので、必ずサーフィン後は頭皮と髪の毛を丁寧に洗うようにしましょう。
さらに紫外線や海水によって乾燥気味となっている髪の毛に対しては、キューティクルを維持するためにリンスやヘアオイルを使ってあげることも大切です。
ちなみにローカルなスポットやシーズンオフ中にサーフィンをしていると近くにシャワーや水道設備がないことが多々あります。
そうすると頭皮や髪の毛を洗うための水が十分に確保できなくなるわけですが、これではダメージを防げません。
仮にサーフィンをしていて薄毛に悩んでいるという方は、ちゃんとポリタンクに水やお湯を用意して海まで持っていくようにしてください。
十分な量の水やお湯で髪の毛や頭皮を洗い流し、その後にヘアオイルを使ってケアをするというのは薄毛予防に必須の作業です。
ぜひこうしたヘアケア方法を参考にしながら実践してみてください。
まとめ
サーフィンは薄毛の原因になるのか?という疑問に対して詳しい解説をおこなってきました。
ご覧いただいたようにサーフィンをする上では避けて通れない「海水」と「紫外線」は髪にとって大敵です。
紫外線によってキューティクルが失われた髪の毛がアルカリ性の海水によってさらに溶けていってしまうと、薄毛の直接的な原因になってしまう可能性もあります。
そのため、ご紹介したようなヘアケア方法を実践することが大切なわけですね。
ぜひ、サーフィンを一生の趣味とするなら、髪の毛や頭皮へのダメージも考えてしっかりとケアしてあげてください。