この記事では、現在アメリカで注目を集めているシューズブランド「HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)」についてご紹介していきます。
トレイルランナーや長距離ランナーの走りをサポートするために、次々と革新的なシューズを開発しているのがホカオネオネというブランドです。
ホカオネオネのシューズには「3つのテクノロジー」が採用されていて、ランナーが抱える様々な悩みを解消してくれます。
ここでは「なぜホカオネオネが人気なのか?」「なぜランナーたちからの評価が高いのか?」といった疑問に答えるべく、ホカオネオネの魅力やテクノロジーを分かりやすくまとめてみました。
ホカオネオネは走ることを趣味としている方にとてもおすすめのブランドなので、興味がある方はぜひ最後までご覧になっていってください。
ホカオネオネとは?
「HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)」は2009年に誕生したシューズブランドです。
もともとはフランスのアネシーという場所で創業したホカオネオネですが、現在はアメリカのカリフォルニアに拠点を移して新商品の開発に励んでいます。
そんなホカオネオネの特徴は過酷なランニングレース用シューズをメインに作っているところです。
ホカオネオネでは、一般的なマラソン用シューズだけでなく、走行距離100kmを超えるようなウルトラマラソン用シューズや険しい山道でも使えるトレイルランニング用シューズを開発・販売しています。
「走り心地の良さ」や「足の疲れにくさ」といった部分はもちろんのこと、ひとたびホカオネオネのシューズを履けば「まるで飛んでいるような感覚」を体験できると言われていて、実際に過去のトレイルランニングレースではホカオネオネのシューズを履いている選手が優勝したこともあります。
こうした実績を積み重ねていった結果、ホカオネオネは世界中のランナーたちから注目を集める存在になったわけです。
ホカオネオネの名前の由来
ブランド名の「HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)」とは、ニュージーランドの先住民族「マオリ族」の言葉です。
ブランドの創業メンバーたちがニュージーランドでトレッキングをしていたところ、現地の方に「HOKA ONE ONE=地上に舞い降りるときだ」という言葉を教えてもらい、そこから着想を得てブランド名に採用したと語られています。
ちなみに英語読みだと「ホカワンワン」と読めてしまいますが、ベースが英語ではないので「ホカオネオネ」が正解です。
※「HOKA ONE ONE=It’s time to fly(飛び出す時間だ)」とも訳せる
ホカオネオネの実績
2010年にホカオネオネのシューズを履いたランナーが日本最高峰の山岳レース「長谷川恒男CUP(ハセツネCUP)」で優勝したことにより、同ブランドは日本でも注目を集めるようになりました。
(ハセツネCUPは1993年から開催されている歴史のある大会)
この年のレースにはホカオネオネの創業者のひとり(ニコラス)も参加していて、彼自身も15位に入っています。
もちろんこのほかにも数多くのレースや大会でホカオネオネ愛用者たちが実績を残しており、今では長距離ランナーやトレイルランナーたちの間で広く認知されるシューズブランドとなっています。
ホカオネオネが人気の理由
ここからはホカオネオネが人気となっている理由をより詳しく説明していきます。
おしゃれなデザイン
ホカオネオネのシューズはどれもオシャレなデザインで、走るときにもファッション性を求めるランナーたちから支持されています。
シューズモデルによってデザインや色使いは異なりますが、シャープな印象や明るい雰囲気を与えるアイテムが多いところがホカオネオネ独自の魅力と言えるでしょう。
(オールブラックでシックなイメージのアイテムも人気)
また、ホカオネオネが機能性の部分としてこだわる「厚底」のクッションミッドソールも見た目に大きなインパクトを与えます。
機能性が高い
ホカオネオネでは「メタロッカー」「クッションミッドソール」「アクティブフットフレーム」という3つのテクノロジーを一足のシューズに込めています。
○メタロッカー
ホカオネオネのシューズは靴底がカーブを描く形になっていて、着地の衝撃を和らげながら次の動作へ素早く移れるよう設計されています。
かかとから足の前部へと重心がスピーディーに移動することで「より強い推進力が生み出される」というのがホカオネオネの特徴です。
○クッションミッドソール
通常、マラソンなどの長距離レースでは軽量化されたシューズを使用することが一般的です。
しかし、ホカオネオネでは他社よりも分厚いクッションミッドソールを採用し、「履き心地」「疲れにくさ」「地面からの反発力」を重視しています。
そして、この厚底ミッドソールによって飛ぶような走りが実現できているわけです。
○アクティブフットフレーム
ホカオネオネは足元を包み込むフレームにも強いこだわりを持っています。
普段用として履くシューズには主にかかとを包み込む「スタンダードアクティブフットフレーム」を採用し、スピードを重視するためのシューズには必要な箇所だけにフレームを入れる「スピードセントリックアクティブフットフレーム」を採用しています。
どちらも長時間の歩行や走行をサポートするためのテクノロジーであり、ホカオネオネが多くのランナーたちから愛用されている理由のひとつとも言える部分です。
有名人が愛用している
ホカオネオネは国内・海外問わず、多くの有名人が愛用しているシューズブランドです。
日本では大原優乃さん、内田理央さん、波瑠さんといった人気女優たちが、各媒体でホカオネオネを愛用シューズとして紹介しています。
また、海外ではアーノルド・シュワルツェネッガー氏の息子であり、自身も俳優やモデルとして活躍するパトリック・シュワルツェネガー氏がホカオネオネを普段履きとして愛用しているところが写真に収められています。
「ハリウッドセレブが普段から履いているシューズ」という事実からも、ホカオネオネのブランドイメージが非常に高いことが分かるはずです。
ホカオネオネの人気モデル
それでは最後にホカオネオネの中でも特に人気の高いモデルをご紹介していきます。
クリフトン
「クリフトン」はホカオネオネを代表するモデルのひとつです。
アッパー部分は軽量性・通気性にこだわり、ソール部分はスムーズな走り心地を実現するために最適なクッション機能を採用しています。
多くのランナーが愛用するモデルでもあり、日ごろからランニングを楽しむ方にはおすすめの一足と言えるでしょう。
ボンダイ
ホカオネオネのシューズの中でもっともクッション性に優れたモデルが「ボンダイ」です。
ソールの弾力性を最大限に活かしながら軽量化にも力を入れているため、長時間のランニングにはぴったりだと思います。
ボンダイは着地したときの安定感や地面からの反発力を強く感じられる一足なので、ぜひその履き心地や使い心地を体験してみてください。
トランスポート
「トランスポート」は日常的なシーンでも高い機能性を感じられる一足として人気があります。
また、シューズに使われている素材の約9割が自然由来の原料で、サステナビリティが高いところも特徴のひとつです。
360度対応のリフレクターが付いていることにより、夜道でのウォーキングやジョギングにも適した一足となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
長距離ランナーやトレイルランナーの間で人気となっているシューズブランド「ホカオネオネ」について詳しくご紹介してきました。
ご覧いただいたようにホカオネオネのシューズはマラソンやトレイルランニングに適した特徴を持っています。
また、普段履きとしても使えるデザイン性を兼ね備えていますので、通勤や通学といったシーンで使うのにもおすすめです。