サーファーの死亡事故の原因と対策|2021年の事例も紹介

サーフィンは気軽に始められるマリンスポーツのひとつで、生涯の趣味にする方も多くいます。

そんなサーフィンですが、安心安全なスポーツかと聞かれたときに「はい」と答えることが出来ません。

サーフィンは海という自然を相手にするスポーツです。

そのときの波の高さや潮の状態によっては、命を落としかねない場合も多々あります。

実際に、残念ながら日本でもサーフィン中の死亡者というのは例年複数報告されていますので、サーフィンをするときには最大限の注意が必要です。

この記事ではサーファーの死亡事故の原因をご紹介しながら、その対策についてまとめています。

これからサーフィンを始めるという方は、ぜひこれまでの死亡事故を教訓にしていただき、自分の命をしっかりと守ってください。

サーファーの死亡事故は絶えない…

サーファーの死亡事故というのは残念ながら例年のごとく発生します。

これには初心者や上級者など、スキルの差は関係ありません。

どれだけ熟練のサーファーでも事故によって死亡することはあり得ます。

だからこそサーファーというのは常に海の状態や周りの状況を把握しておかなければいけないわけです。

まずは、実際に発生した死亡事故のニュースをご覧いただきながら、その原因などを解説していきたいと思います。

〇千葉県一宮海岸での水難事故(30代~40代男性)

ひとつ目は関東屈指のサーフスポットとして知られる千葉県一宮町で発生したサーフィン中の水難事故です。

2021年5月1日付けのニュースに取り上げられていて、内容を見ると「一宮海岸付近で男性が溺れているところを別の女性サーファーらが見つけて救助したものの、その後病院で死亡が確認された」と書かれています。

ちなみに発見されたのは正午前くらいとなっていますので、午前中からサーフィンを楽しんでいたところ何かしらの理由で溺れて命を落としたということになります。

別の女性サーファーらが見つけて通報したということは、おそらく男性はひとりでサーフィンをしていたのでしょう。

足が攣ったのか、潮の流れに巻き込まれたのか、色々な原因が考えられますが、知名度が高くある程度の人気(ひとけ)もある海岸でサーファーの死亡事故が起こったというのは非常にショッキングな出来事です。

〇千葉県一宮川河口での水難事故(60代男性)

ふたつ目は2021年5月18日午前9時ごろ、河口付近に流されているサーファーを釣り人が発見して通報したというものです。

サーファーは60代男性で、消防に救助されたものの病院で死亡が確認されました。

川の河口付近は潮の流れが変則的なので、サーフィンをするには注意が必要です。

どういった経緯で溺れたかは分かっていませんが、やはり単独でサーフィンをする際には地形や波の高さ、水位をしっかりと把握しておくことが大事と言えます。

〇エルサルバドル南西部エルトゥンコビーチ(20代女性)

続いては2021年3月19日に中米エルサルバドルのエルトゥンコビーチで、オリンピック候補まで上り詰めた女性サーファーが落雷によって死亡したという悲しい事故のニュースです。

22歳のカテリネ・ディアスさんは友人や親せきと一緒にサーフィンの練習をしていたところ、落雷に遭い命を落としてしまいました。

一緒にいた数名の方は無事だったことを考えると、運が悪かったとしかいいようのない事故だったと思います。

このようにサーフィンをする際は天候にも注意をしておかなければいけません。

これからサーフィンを始める方は、ぜひともこうした事故を教訓に活かしていってください。

〇オーストラリア・シドニー近郊のタンカリービーチ(50代男性)

2021年5月18日、オーストラリアのシドニー近郊のビーチで50代の男性がサメに噛まれて死亡するという事故が発生しました。

男性は太ももを噛まれていて、救助後に蘇生を試みたものの命を落としてしまったということです。

なお、2021年ではこれが初のサメによる死亡事故となっていますが、オーストラリアではその前年に8人がサメの被害によって死亡しています。

オーストラリアの海岸にはサメ注意の看板が掲げられているビーチも少なくないわけですが、例年サメによって数人のサーファーが亡くなっています。

人の手でどうにか出来る問題ではないにしろ、サメに注意が必要な海域ではサーフィンをしないというのも予防策のひとつとして挙げられるでしょう。

このように、サーフィン中は色々なことが原因となって死亡事故が起きます。

そのため、サーファーは常に様々な事態を想定しておかなければなりません。

そこで次に、サーファーの死亡事故に繋がる主な原因を詳しくまとめました。

サーファーの死亡事故の主な原因

ここからはサーファーが海で死亡する主な原因をご紹介していきます。

溺死

サーファーの死亡事故でもっとも多いのが溺死です。

溺死となる原因には色々なものが考えられますが、主なものとしては「離岸流(カレント)によって沖まで流されてしまった」「岩場に足や身体をぶつけて負傷した」「海に生息する生物に攻撃されて泳げなくなってしまった」などが挙げられます。

離岸流(カレント)とは浜や岸から沖に向かう潮の流れを指しますが、急に潮の流れが変わるとベテランサーファーでも沖に流されることがあります。

初心者であればなおさら沖に流されるリスクが高くなり、パニックを引き起こしてしまうので注意が必要です。

また、海底が岩になっているような場所でボードから落水をするとケガに繋がる恐れがあります。

ほかにもアカエイやカツオノエボシといった毒を持っている海中生物には気を付けなければいけません。

落雷

日本国内でも注意が必要になってくるのが、落雷による水難事故です。

遠くの海上に落ちたとしてもその電気は海を伝わって届いてきますので、近くに落ちた場合にはひとたまりもありません。

そのため、サーフィンをするときは天候のチェックも欠かさずおこなうようにしましょう。

サメ被害

サメによる被害を海外では「シャークアタック」と呼びますが、日本でこのシャークアタックに遭う確率は極めて低いです。

しかし、海外のビーチでは例年のごとくサメの攻撃によってサーファーが命を落としています。

ちなみに統計的に見ると落雷で亡くなるサーファーよりシャークアタックによって亡くなるサーファーの方が多いそうです。

海外のビーチではサーファーだけでなく一般の海水浴客もサメの被害に遭うことがありますので、そういった場所に訪れる際には注意をしてください。

サーフィンでの死亡事故を防ぐには?

最後に、サーフィンでの死亡事故を防ぐための方法を解説していきます。

まず、溺死を防ぐためには以下の対策を頭に入れておいてください。

・潮の流れを把握しておく
・岩場付近ではサーフィンをしない
・毒を持った生物に攻撃されても大丈夫なように、なるべく長袖長ズボンタイプのウェットスーツを着ておく

急な離岸流によって沖に流されないためには、事前に潮の流れをチェックしておくことが重要です。

また、季節問わず長袖長ズボンタイプのウェットスーツを着ておくことは水難事故を防ぐ上で一定の効果が期待できます。

(たとえ岩場にぶつかっても素肌よりはダメージが少ない、毒を持った生物からの攻撃も回避できる可能性が上がる)

そのほか「天気をよく調べておく(雷警報が出ているときは海に入らない)」「海外のビーチでサーフィンをするときは過去にサメの被害が出ていないか調べる(死亡事例があった場合は利用しない)」といった対策も大事です。

基本的には何かあったときのために「誰かと一緒にサーフィンをする」というのも大切なことなので、ぜひ覚えておいてください。

まとめ

サーファーの死亡事故例やその原因、対策などをご紹介してきました。

サーフィンはとても楽しいスポーツですが、自然を相手にするものなのでどんな事故が起きるか分かりません。

そのため、万全の対策を講じた上で海に入ることをいつも心掛けてください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事