世の中には実にたくさんの仕事(副業)がありますが、「流木を拾って売る」というのもそんな副業のひとつに入ります。
川や海などに打ち上げられている流木は、ネットオークションやフリマアプリを通して販売することが可能です。
アウトドアが趣味という方であればトレッキングなどの傍ら、ちょっとした流木を拾ってきてそれを売るのも悪くないでしょう。
もしかしたらトレッキングをする場所までの交通費くらいにはなるかもしれません。
この記事では、そんな「流木の販売方法」について詳しくご紹介していきます。
どういった流木が販売できるのか?どういった形で流木を販売すればいいのか?を知りたい方は、ぜひこちらの内容を参考にしていってください。
流木は売ることができる!
川や海などで見かける流木には意外と高い価値があります。
流木を使ったアート作品を手掛ける方はその材料として流木を求めますし、また流木をアクアリウムの素材として活用する人も少なくありません。
そのため、個人が拾ってきた流木でもひと手間を加えれば買ってもらうことが可能です。
中には「流木を拾って売る」というのを「副業」のひとつにしている方もいるくらいです。
流木販売は元手ゼロ円から始められるビジネスとも言えますので、アウトドアが好きな方であれば試してみる価値はあると思います。
もちろんアウトドア趣味がない方でも、散歩ついでに川や海に訪れ流木を拾ってくれば販売するチャンスが生まれますので、ぜひ流木が落ちていそうな場所では注意深く周りを見渡してみてください。
流木を販売する方法
そもそも「拾ってきた流木をどうやって売れば良いか分からない」という方はたくさんいると思います。
そこで、ここからは流木を販売する方法についてご紹介していきます。
業者に買い取ってもらう
世の中には流木などの古材を専門的に取り扱っている業者が存在します。
そういった業者の中には「流木の買取」をおこなっているところもありますので、売れそうな流木を持っている場合は業者まで電話をしてみましょう。
なお、流木などを取り扱う業者や専門店はネットで検索すればすぐに見つかります。
サイト上に問い合わせフォームや連絡先を載せているところが多いので、そこから自分が持っている流木を買い取ってもらえるかどうか聞いてみてください。
また、流木を使ったインテリアを販売している個人店を探して、そこに材料を卸すといった形もおすすめです。
良い関係性が作れれば、その後も継続して流木を買い取ってもらえる可能性が高まります。
流木販売をしっかりとした副業にしたい方は、ぜひこうした業者やお店を探してみてください。
フリマアプリ・ネットオークションで売る
拾ってきた流木を販売したいのであれば、フリマアプリやネットオークションの活用はマストです。
メルカリやヤフーオークションに登録をして、そこに拾ってきた流木の写真・サイズ・状態・価格などを掲載します。
あとは買い手が付くのを待つだけですが、このときのポイントをいくつかまとめてみました。
・写真:全体の写真はもちろんのこと、細かな枝の部分や空洞になっている部分を上手く撮影する
・サイズ:流木の買い手はインテリアやアクアリウムの素材として使用するので、詳細なサイズが必要となる
・状態:拾ってきたままなのか、それとも下処理済みなのかを明確に記載する
・価格:他の出品者と比較して決定する
メルカリやヤフーオークションでは売り手の正体が分からないので、モノを買うときはみんな慎重になります。
相手が判断する材料は写真や記載されたデータだけのため、とにかく伝える情報量を多くしましょう。
特に写真の見栄えは非常に重要です。
パッと見たときに「なんだか良さそうだな」と思ってもらえないと買い手が付きません。
そのため、他の出品者の中でも実績が豊富そうな人の写真などを見て撮り方を勉強してみてください。
また、最初は価格を決定するときに他の方より安めに設定して実績を積むというのも大事です。
メルカリでは、出品者が過去に販売をおこなった実績がデータとして表示されるようになっています。
やはり実績ゼロから始める場合は多少安くても買い取ってもらえないと話になりませんので、そういった部分も加味しながら価格を決めていきましょう。
流木を高く売るコツ
少しでも流木を高く売りたい方のために、いくつかのコツをご紹介していきます。
まずもっとも重要なポイントは「下処理を丁寧におこなう」という点です。
流木は拾ってきた状態のまま使用されることがありません。
消毒・アク抜き・乾燥などを必ずしてから、インテリアなどへの加工に入っていきます。
そのため、流木を高く売りたい場合は出来る限りこの下処理を完璧な状態にまで仕上げましょう。
なお、手順としては「煮沸消毒or熱湯消毒」⇒「アク抜き」⇒「乾燥(天日干し)」といった流れです。
時間が掛かるのはアク抜きですが、これが上手くいっている流木は高く売れます。
メルカリなどで販売する場合は「アク抜き済み」と書くだけでも販売価格を上げられますので、出来る限りのアク抜きをおこなってみてください。
ちなみにアク抜きは流木を水に沈めて長時間放置するだけです。
合間に何度か水を入れ替える必要はありますが、そこまで難しい作業ではありません。
また、そもそも需要が高く人気のある流木を拾ってくるのもコツのひとつです。
ただの枝や真っ直ぐな棒状の流木というのはそこまで需要がありません。
枝が複雑に絡み合い、なおかつ見た目が美しい流木はアクアリウム用として人気がありますので、そういった流木を選んで拾ってくるようにしましょう。
あとは鹿の角のようになっている流木も人気です。
ほかにも切り株状の流木や枝が四方に広がっているような流木であれば、アクアリウム素材を販売しているお店でも高く買い取ってもらえる可能性が出てきます。
流木拾いのコツ
販売目的で流木拾いをおこなうなら、川で流木を探すようにしましょう。
海で拾える流木には塩分が含まれていますので、下処理に時間が掛かります。
また、川の方がある意味で「新鮮な流木」が拾えます。
流木とは自然に折れた木や土砂崩れなどでなぎ倒された木の一部が、川や海に流されたものです。
海に辿り着くまで漂流した流木よりも川に落ちている木の方が、折れてから時間が経っていない可能性がありますので「腐ったりしてない」といったメリットが出てきます。
腐っている流木はいくら処理しても買い手が付きません。
そのため、なるべくキレイな流木を拾うというのもひとつのコツです。
そのほか川の近くには実際に木が生えているため、どういった流木が見つかりやすいかが分かるといった面もあります。
こうしたことからも流木拾いをするなら川がおすすめと言えるわけです。
あとは本格的に流木を拾うなら車が必須です。
副業レベルまで稼ぎたいのであればなるべく多くの流木が必要となりますので、運搬用に車を用意するようにしましょう。
関連記事:流木拾いのコツとは?拾える場所や活用術も
まとめ
拾ってきた流木を販売する方法やそのコツについて詳しく解説してきました。
流木の販売は副業のひとつとして密かな人気があります。
冒頭でも伝えたように流木拾いには元手ゼロ円からお小遣いが稼げる可能性がありますので、川や海の近くに住んでいる方はぜひ試してみてください。