ここ数年でアウトドアにハマる人は増えてきていますが、キャンプや登山などを楽しむ際に欠かせないアイテムのひとつが「アウトドアチェア」です。
特に最近はコンパクトタイプのアウトドアチェアが人気で、各メーカーから様々な商品が販売されています。
そこで、この記事ではコンパクトで持ち運びがしやすいおすすめのアウトドアチェア5選をまとめてみました。
また、アウトドアチェアを選ぶときのポイントやコツ、どんなときにアウトドアチェアが活躍するのか?といった部分もご紹介していきます。
これから新しくキャンプや登山、釣りなどを始める方は、ぜひこちらの内容を参考にしてみてください。
コンパクトなアウトドアチェアの魅力
アウトドアチェアはキャンプなどにおける必須アイテムのひとつと言えます。
その中でもコンパクトなアウトドアチェアは持ち運びがしやすく、様々なシーンに使えるところが魅力的な部分です。
特に登山や釣りをするときには荷物を自分で持ち運ぶことになるわけですが、そういったときにコンパクトなアウトドアチェアは重宝します。
サイズが小さければバックパックに直接入れることが出来ますし、もちろん外付けすることも可能です。
だいたい1㎏ほどの重量であれば、バックパックに積んだとしてもそこまで重さが気になりません。
さらにコンパクトなアウトドアチェアは、その大半が組み立てやすく簡単に取り扱えるところがメリットとして挙げられます。
大きなアウトドアチェアやベンチ、コットなどは組み立てに多少の知識や経験が必要となりますが、コンパクトサイズのアウトドアチェアなら構造もシンプルなので設営に手間取ることがありません。
あとは大きいサイズのアウトドアチェアより単純に安いといった魅力もあります。
コンパクトタイプのアウトドアチェアの場合、リーズナブルなものだと1,500円~2,000円前後で購入可能です。
アウトドア初心者が試しに屋外用のイスを買ってみたいと考えたときでも手が出しやすいので、ぜひ参考にしてみてください。
コンパクトなアウトドアチェアおすすめ5選
それではここから、おすすめのコンパクトアウトドアチェア5選をご紹介していきます。
どれも携行性や快適性に優れたアウトドアチェアとなっていますので、新しいものを買うときの参考にしてみてください。
こちらはちょっと腰掛けたいときに便利な超軽量折りたたみ式アウトドアチェアです。
【主な特徴】
・重量が300gと非常に軽い
・耐荷重70㎏
・使用時のサイズは21㎝×24㎝×27㎝(高さ)
・収納時のサイズは25㎝×14㎝×3.5㎝(厚さ)
・ポーチに収まるほどコンパクトに折りたためる
・オレンジ、ブルー、ブラックの3カラー
・フレームの素材は軽量かつ丈夫な超々ジュラルミン
・価格が2,000円以下とリーズナブル
とにかく携行性に優れたコンパクトアウトドアチェアが欲しいという方におすすめの商品がこちらです。
重量が300gしかないので、女性がソロキャンプで使うとしても持ち運びに苦労することがありません。
また、コンパクト設計ながらフレームには堅牢性の高い超々ジュラルミンを採用しているため、70㎏までならしっかりと体を支えてくれます。
その上で価格が2,000円以下というのは非常にリーズナブルです。
登山やソロキャンプ以外にも、子供の運動会やフェス会場などで利用できますのでお買い得なアウトドアチェアだと思います。
バックパックの中にも納まるくらい小さいアウトドアチェアをお探しの方は、ぜひ参考までにどうぞ。
続いてはコンパクトさと機能性を兼ね備えた組み立て式のアウトドアチェアをご紹介していきます。
【主な特徴】
・総重量は0.8kg~1㎏
・耐荷重150㎏
・使用時のサイズは58㎝×54㎝×13㎝(高さ)
・収納時のサイズは36㎝×13㎝
・フレームをショックコードで一体化
・初心者でも組み立てやすい
・身体をすっぽりと覆ってくれる背もたれ付き
・座面の下とサイドに収納ポケット付き
・カラーバリエーションは全部で10種類
コンパクトでありながら背もたれも付いていて欲しい!という方におすすめのアウトドアチェアがこちらです。
フレームは組み立て式となっていますが、骨組みの1本1本がショックコードによって繋がっていますので、設置するときに手間取ることはありません。
フレームを組んだらあとはシートを4隅に引っ掛けるだけなので、初心者の方でも簡単に取り扱えます。
また、こちらのアウトドアチェアの魅力は背もたれ以外にも座面の下やサイドに収納ポケットが付いているところです。
わざわざテントやタープまで荷物を取りに行かなくても、イスのポケットにスマホや火吹き棒などを入れておけばすぐに道具が使えて紛失防止にも役立ちます。
ちなみに重量は収納ケースを含めても1㎏ほどなので持ち運びにも便利です。
収納時の大きさもコンパクトで、バックパックの外付けはもちろんのこと、そのまま入れて持ち運ぶことも出来ます。
全部で10種類のカラーバリエーションを用意していますので、ぜひお好きな色を選んでみてください。
なお、耐荷重150㎏ということもあり、大柄な男性でも安心して使えます。
次にご紹介するのは人気ブランド「キャプテンスタッグ」からリリースされているコンパクトタイプのアウトドアチェアです。
【主な特徴】
・重量は1.5㎏
・耐荷重60㎏
・使用時のサイズは34,5㎝×32㎝×48㎝(高さ)
・収納時のサイズは48㎝×11㎝×11㎝
・ハイチェアタイプ
・一瞬で設置できる折りたたみ式
・ブランドロゴを入れたシンプルなデザイン
・収納ケースは持ち手付き
・価格が1,500円以下と非常にリーズナブル
これまでご紹介してきたのはローチェアタイプでしたが、こちらはハイチェアタイプのコンパクトアウトドアチェアとなります。
アウトドアテーブルなど他のアイテムがハイタイプのものであれば、イスに関してもこうしたハイチェアタイプのものを選んでみてください。
フレームを折りたたむだけの簡単な構造をしていますので、キャンプ場に着いてすぐに利用できるところが魅力的です。
なお、ハイチェアタイプはかさ張るといったイメージを持っている方も少なくありませんが、こちらのアウトドアチェアであれば収納時のサイズが非常にコンパクトなので心配いりません。
1,500円以下とお買い得な価格なので、試しに買ってみるというのもアリだと思います。
続いては定番アウトドアブランド「ロゴス」から販売されているコンパクトなアウトドアチェアを見ていきましょう。
【主な特徴】
・重量は1㎏
・耐荷重80㎏
・使用時のサイズは34㎝×34㎝×25㎝(高さ)
・収納時のサイズは13㎝×13㎝×48㎝
・背もたれ有りで座り心地が抜群
・ロゴスらしいポップなデザイン
・収納バッグ付き
コンパクト設計ながら安定性に優れていて、体重80㎏の方まで使えるアウトドアチェアです。
ローチェアタイプにしては座面高が25㎝と高く、釣りなどでも利用しやすくなっています。
なお、重量は1㎏で持ち運びがしやすい収納バッグ付きです。
フレームにはスチールが使われていますので、丈夫さという面でもおすすめできます。
ロゴスならではのデザインに魅力を感じる方は、ぜひこちらのアウトドアチェアをチェックしてみてください。
最後にご紹介するのはアウトドアブランドとして高い知名度を誇る「コールマン」のアウトドアチェアです。
【主な特徴】
・重量は2.1㎏
・耐荷重80㎏
・使用時のサイズは54㎝×55㎝×28㎝(高さ)
・収納時のサイズは54㎝×8.5㎝×56.5㎝
・背もたれだけでなくウッドアームレスト付き
・そのまま持ち運べるハンドル付き
・抜群の座り心地と安定感
こちらは折りたたみ式のアウトドアチェアで、折りたたんだものをそのまま持ち運べる仕様となっています。
ご紹介した中では重量2.1㎏と少し重いタイプとなりますが、その分アームレストや背もたれが付いているので座り心地は抜群です。
携行性ではなく座っているときの快適性を求める方には特におすすめのアウトドアチェアと言えます。
長い時間どっしりと座って寛ぎたい場合には、こうしたイスを選んでみてください。
アウトドアチェアの選び方
ここからはアウトドアチェアの選び方についてご紹介していきます。
アウトドアチェアには様々な種類やタイプがあり、使われている素材によっても特徴が変わるものです。
それぞれの性質などをよく理解した上で、自分のアウトドアスタイルに合ったイスを選んでみてください。
種類・タイプ
アウトドアチェアには大きく分けて「ハイチェアタイプ」と「ローチェアタイプ」の2つがあります。
○ハイチェアタイプ
座面の高さがおよそ40㎝~50㎝前後のものがハイチェアタイプに分類されます。
ハイチェアタイプは背もたれが付いているものが多く、座ったときの快適性に優れているところが魅力的です。
最近はハイチェアタイプの商品でもコンパクトに収納できるものが増えてきていますので、座り心地を重視するなら小さく持ち運べるハイチェアタイプを探してみてください。
○ローチェアタイプ
コンパクトなアウトドアチェアが欲しいというときには、だいたいローチェアタイプのものを選ぶことになります。
ローチェアタイプのアウトドアチェアは座面高が15㎝~25㎝前後のものが多く、座ったままでも焚き火の世話や調理が出来るといった特徴を持っています。
また、地面からの距離が近く、自然の中でのゆったりとした雰囲気を楽しみやすいところもローチェアタイプの魅力です。
もちろん軽量でコンパクトな設計をしているところも特徴のひとつで、登山や釣りといったシーンで使うならこのローチェアタイプを選んでみてください。
素材
アウトドアチェアのフレームには、主にスチールとアルミのどちらかが使われています。
スチールは堅牢性が高く、アルミをベースにした素材は軽さに定評があります。
どちらの方が優れているということはありませんが、軽量性を求めるならフレームにアルミを使っているものの方がおすすめです。
(もちろんイスのサイズによってはスチール製の商品でも軽いものはある)
あとはシート部分に使われている素材ですが、これは大半がポリエステルとなります。
中にはオシャレさを重視してコットン生地を使っているアウトドアチェアもありますが、ポリエステル素材の方が軽く汚れにも強いという点を覚えておきましょう。
機能性
アウトドアチェアを選ぶときには機能性という部分も重要です。
まずは「折りたたみ式」か「組み立て式」のどちらを選ぶかによって設営時の手間が変わってきます。
折りたたみ式はフレームを展開すればすぐにイスとして使えるものが大半です。
対して組み立て式はフレームやシートを自分で組み立てなければなりません。
ただし、フレームがバラバラになる分コンパクトに収納できるといった利点もあります。
また、背もたれやアームレストの有無というのも機能性に含まれる部分です。
やはり背もたれがあるアウトドアチェアの方が、長時間座り続けるには適しています。
あとは耐荷重の数値も機能面のひとつと言えますが、「女性なら約60㎏」「男性なら約80㎏」を目安にアウトドアチェアを選んでみてください。
デザイン
単純に見た目とデザイン性でアウトドアチェアを選ぶというのも悪くありません。
好きなブランドロゴがデザインされたものや、お気に入りのカラーのものを選べばテンションもアップします。
なお、全体のデザインにはアウトドアチェアのサイズ感も含まれますが、持ち運びやすさを重視するならコンパクトな見た目のものを選ぶようにしましょう。
コンパクトなアウトドアチェアが活躍するシーン
それでは最後にコンパクトなアウトドアチェアが活躍するシーンをいくつか見ていきましょう。
まずはやはりソロキャンプや登山、釣りといったアウトドアシーンでは小型で軽量なアウトドアチェアが活躍してくれます。
特に登山のときには休憩をするためのツールとして自分で持ち運べるサイズのアウトドアチェアが欠かせません。
そのほかで考えるとコンパクトなアウトドアチェアは子供の運動会や海水浴、音楽フェスといった場面で重宝します。
また、普段はベランダにアウトドアチェアを置いておけば、日常の中でもアウトドアな雰囲気が楽しめます。
ベランダで日光浴をしたいときなどにも使えますので、買っておいて損はないアウトドアアイテムと言えるでしょう。
まとめ
コンパクトで持ち運びに便利なおすすめのアウトドアチェア5選をご紹介してきました。
また、合わせてアウトドアチェアの種類や選び方なども解説してきましたが、ご覧いただいたようにコンパクトなサイズであれば色々なところに持っていって活用することが出来ます。
これからアウトドアを趣味にしたいと考えている方は、まずはぜひコンパクトタイプのアウトドアチェアから揃えてみてください。