アウトドアナイフおすすめ6選!料理や薪割りに最適な種類も

この記事ではアウトドアナイフの選び方やおすすめのアウトドアナイフ6選をご紹介していきます。

キャンプなどのアウトドアに持っていくツールの中で、見映えするものと言えばやはり「アウトドアナイフ」です。

本格的なアウトドアナイフを持っていると「キャンプをやっている感」が存分に味わえますので、ひとつくらいは持っておきたいアイテムと言えます。

しかし、初心者の場合だと「どういったアウトドアナイフを選べば良いのか?」といった疑問もあるはずです。

そこで、ここではアウトドアナイフの種類や形状、素材などについて詳しくまとめました。

アウトドアナイフは使用する目的や頻度によって選ぶアイテムが変わってきます。

また、手入れの仕方や持ち運びやすさといった部分も重要なので、自分がキャンプをするときのことを考えながら選びましょう。

アウトドア ナイフおすすめ6選

実際におすすめしたいアウトドアナイフ6選をご紹介していきます。

Opinel オピネル カーボン

アウトドアナイフの定番アイテムと言えば、こちら「オピネル」のカーボンナイフです。

種類としてはフォールディングナイフに分類され、コンパクトかつ鋭い切れ味を特徴としています。

なお、ナイフを折りたたんだ後にブレードが勝手に出てこないよう「セーフティーロック機能」が搭載されているので初心者でも安心です。

ハンドル部分がブナの木で作られていて、持ったときにしっくりとくる感じや温かみのあるデザインが人気の理由となっています。

また、このオピネルのカーボンナイフを錆び加工させて自分流にアレンジするのがアウトドア好きの間では流行ったりもしています。

SWISS+TECH ナイフ

こちらは「SWISS+TECH」から販売されている刃渡り約14cmのシースナイフです。

堅牢性と耐久性に優れたアウトドアナイフで、タフな使用にも耐えられる造りが大きな特徴となっています。

なお、ブレードに使われている素材はステンレスなので、メンテナンスに手間が掛かりません。

武骨で重厚感のあるデザインはまさにアウトドアナイフといった印象があり、これからアウトドアを始める初心者の方にもおすすめとなっています。

SCHRADE アウトドアナイフ

続いてご紹介するのは高炭素ステンレスという素材を使った「SCHRADE」のアウトドアナイフです。

こちらのナイフはフルタング仕様で、頑丈さや堅牢性といった面では抜群の仕上がりを見せています。
(フルタング:ブレードがハンドル部分まで貫通しているタイプのこと)

通常の薪を割るバトニングはもちろんのこと、ブッシュクラフトにも最適なナイフです。

バランスの取れたフォルムに刃渡り約12.5cmのブレードが存在感を強調し、あらゆるサバイバル環境で使えるナイフとなっています。

調理から木の加工まで様々なシーンで役立つアウトドアナイフなので、ぜひ一度チェックしてみてください。

Dcenrun シースナイフ

こちらは「Dcenrun」から販売されている多機能なサバイバルナイフです。

種類はシースナイフで素材には高炭素ステンレスが使われています。

なお、ナイフと共に火打石や砥石、緊急用のホイッスルがセットになっているところが大きな特徴です。

また、持ち手に近い部分のブレードが波を打つような形状になっていて、ロープなどを切りやすくなっています。

キャンプや登山といったアウトドア時に役立つ性能を色々と兼ね備えた万能タイプのナイフとなっていますので、ひとつ持っておいて損はありません。

ちなみに刃渡りは約10㎝で重量は220gとコンパクトで軽量なところもおすすめのポイントです。

山人 万能キャンプナイフ

最近は日本製のアウトドアナイフが人気となっていますが、中でもおすすめしたいのがこちらの「山人」の万能キャンプナイフです。

ブレードは刃渡り約13.5㎝のカーボンスチール製、真っ直ぐに伸びた刀身は包丁や日本刀を連想させる美しい仕上がりとなっています。

また、特に注目したいのはハンドル部分のデザインで、グリップ力が増すよう人の手に合った形に作られています。

使い込むほどに見た目も良くなっていくところが魅力的であり、長年愛用するにはふさわしい1本です。

細かいところにまでこだわりが詰まったこちらのナイフは職人たちの手作業によって作られていて、メイドインジャパンの凄さが感じられると思います。

なお、持ち運び用のケースには本革を採用し、収納しているときのカッコよさも別格です。

玄人から初心者にまでおすすめできるアウトドアナイフとなっていますので、ぜひご覧になってみてください。

土佐鍛造フルタングアウトドアナイフ 独遊

最後にご紹介するのも日本製のアウトドアナイフです。

こちらは「土佐鍛造」が手掛けるフルタングアウトドアナイフ「独遊」となります。

見た目はもはや「小さな刀」といった雰囲気で、持っているだけでカッコよさが感じられる1本です。

また、刀身に絡みついたパラコードがオシャレさを演出していて、なんともスタイリッシュなビジュアルに仕上がっています。


なお、刃渡りは約11.5㎝で素材は土佐鍛造オリジナルの白鋼です。

あらゆる用途に使えるアウトドアナイフであり、おすすめ度がかなり高い商品と言えます。

アウトドアナイフの選び方

それでは次に、アウトドアナイフの選び方をご紹介していきます。

ポイントは「種類(タイプ)」「形状」「素材」の3つです。

アウトドアナイフには様々な種類があり、使用目的に合った使い方をしないとすぐにダメになってしまいます。

そういったアウトドアナイフの基本から説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

種類・タイプ

大きく分けるとアウトドアナイフには3つの種類(タイプ)があります。

・シースナイフ
・フォールディングナイフ
・ツールナイフ(マルチナイフ)

それぞれの特徴を分かりやすく見ていきましょう。

○シースナイフ

ブレード(刃)とハンドル(持ち手)が一体型となっていて、真っ直ぐに伸びているものをシースナイフと呼びます。

頑丈な作りをしているところ、あらゆる作業に使えるところがシースナイフの特徴です。

薪をナイフで割る作業をバトニングと呼ぶのですが、バトニングに適しているのは堅牢性を兼ね備えたシースナイフとなります。

もちろんシースナイフでも料理は出来るので、万能型のナイフと言えるでしょう。

ただし、持ち運ぶときのことを考えるとシースナイフは少々スペースを取ってしまいます。

車で荷物を持ち運べるのであれば気にならないかもしれませんが、リュックの中にナイフを入れて持ち運ぶ場合は、次のフォールディングナイフが適しているかもしれません。

○フォールディングナイフ

ブレード(刃)とハンドル(持ち手)の結合部分で折りたためるものをフォールディングナイフと呼びます。

フォールディングナイフの魅力はコンパクトに収納できる点です。

リュックひとつで訪れるキャンプや登山などの際によく使われているのがフォールディングナイフとなりますが、こちらは主に調理用のナイフと言えます。

食材を自分で持ち込み、その場で調理したいという方はこのフォールディングナイフを選んでみてください。

ただし、フォールディングナイフはシースナイフより強度の面で劣ります。

フォールディングナイフで無理にバトニングや伐採をおこなうと壊れることも考えられるので、使い方には注意しましょう。

○ツールナイフ(マルチナイフ)

大小様々なナイフや缶切り、鉄ヤスリなどがひとつになっているものをツールナイフと呼びます。
(マルチナイフと表記されることもある)

機能性が充実していてコンパクトに持ち運べるところがツールナイフの特徴です。

使える機能が多いツールナイフほどアウトドアでは重宝され、荷物を減らす役割も担ってくれます。

しかし、ツールナイフは短い刃渡りのものが大半を占め、純粋にナイフとしての機能で考えるとシースナイフやフォールディングナイフに劣ります。

こうしたことから、ツールナイフはあくまで補助的な道具として扱うことがほとんどです。

ナイフよりもその他の機能を見て、使えそうなものが揃っているなら買ってみても良いかと思います。

形状

続いてはアウトドアナイフでよく採用されている形状について説明していきましょう。

・フラットグラインド
・ホローグラインド
・スカンジグラインド

アウトドアナイフの中でポピュラーな形状が上記の3つです。

それぞれの特徴を理解し、アウトドアナイフ選びに役立ててみてください。

○フラットグラインド

フラットグラインドは強度が高くサバイバル環境でもっとも使える形状と言えます。

ブレードの部分が平らになっていて、タフな使い方をしても壊れづらいところが大きな特徴です。

ブッシュクラフトやバトニングなどに適している形状なので、そういったアウトドアの楽しみ方をしたい人はフラットグラインド型のナイフを選びましょう。

○ホローグラインド

ホローグラインドはブレードの部分がくぼんでいる薄型タイプのナイフです。

強度はフラットグラインドより劣りますが、その分切れ味に特化した形状と言えるでしょう。

調理用として使うならこのホローグラインド型のナイフがおすすめです。

ちなみにホローグラインドとは反対に、ブレード部分に丸みがあるものを「コンベックスグラインド」と言います。

コンベックスグラインドは強度に優れているため、薪割などの用途にも使えます。

○スカンジグラインド

ブレード中央から先端にかけて真っ直ぐな形をしているものをスカンジグラインドと呼びます。

スカンジグラインドはフラットグラインドと同様にブッシュクラフトやバトニングに適した形状です。

大半の作業はできますので、初心者の方に適しているとも言えるでしょう。

素材

素材というのもアウトドアナイフ選びの際に重要なポイントのひとつです。

・ステンレス
・カーボンスチール

販売されているアウトドアナイフのほとんどは「ステンレス製」か「カーボンスチール製」となっていますので、それぞれの違いをよく理解しておきましょう。

○ステンレス

ステンレスは錆びに強く耐久性にも優れた素材です。

手入れに手間が掛からないので、初心者ならステンレス製のアウトドアナイフを選んでおけば間違いありません。

また、ステンレス製のナイフには値段がリーズナブルといった魅力もあります。

○カーボンスチール

カーボンスチールの魅力は切れ味が鋭いところです。

ステンレス製より錆びに弱い分、小まめなメンテナンスを必要としますが「黒錆び加工」などを施せば赤く錆びてしまうリスクが減らせます。
(黒錆び加工:紅茶や酢などを使ってブレード部分を加工する方法)

カーボンスチール製のアウトドアナイフは手間をかけた分だけカッコよく仕上がり、自分好みの1本に育てられるといった楽しみもあります。

アウトドア ナイフを持つ上で知っておくべきこと

アウトドアナイフを所持する上では「銃刀法」に関する知識を身に着けておかなければなりません。

日本には「正当な理由なく刃渡り6㎝を超える刃物を携帯してはならない」という法律があります。

これがいわゆる銃刀法の概要となりますが、法律に反して刃物を所持・携帯していた場合には2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられてしまいます。

ちなみにこれは起訴されたときの罰則です。

アウトドアナイフをキャンプや登山に行くとき以外に携帯していて、仮に警察から職務質問を受けた際、上手く説明できなかったとしても「警察署で調書を取られてナイフを回収」⇒「そのままナイフを破棄すれば不起訴」となります。

ただ、せっかく買ったアウトドアナイフを没収されてしまうのは大きな痛手です。

そのため、アウトドアナイフを携帯していて職務質問を受けたときには「キャンプや登山で使います」と「正当な理由」を述べるようにしましょう。

アウトドアナイフを「キャンプや登山で使う」というのは正当な理由になり得ますので安心してください。

なお、刃渡りが6㎝以内の刃物でも正当な理由がなく携帯していれば軽犯罪法に触れるので注意しましょう。

まとめ

キャンプや登山といったシーンで使うアウトドアナイフに関する情報を詳しくまとめてきました。

おすすめのアウトドアナイフ6選でご紹介したものはどれも人気が高いアイテムとなっています。

これから初めてアウトドアナイフを購入するという方は、ぜひご覧いただいたものを参考にしてみてください。

関連記事:日本製のアウトドアナイフおすすめ3選!魅力や選び方も

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