車でサーフィンをしに海へ向かう際、車中で必ずサーフミュージックを流すという方。また、電車などで向かう場合はイヤフォンから流れてくる音楽がサーフミュージックであるという方。そんな方におすすめのアーティストが今回ご紹介するドノヴァン・フランケンレイターです。
サーファーであればすでに「知っているよ」という方が多いとは思いますが、「誰それ?知らないんだけど」という人もいるはず。また、すでにドノヴァン・フランケンレイターを知っていても実は隠れた名曲が眠っていたりもしますので、この記事ではドノヴァン・フランケンレイターの人となりをご紹介しながら、彼のおすすめの楽曲をお聞きいただこうと思います。ぜひ、サーフィンのお供にぴったりのサーフミュージックの名曲たちについてご覧になっていってください。
ドノヴァン・フランケンレイターとは?
そもそもドノヴァン・フランケンレイターを知らないという方や世代が違うという方もいるかと思いますので、簡単に彼の経歴などをご紹介しておきましょう。ドノヴァン・フランケンレイターはアメリカのカリフォルニア州出身のサーファー兼シンガーソングライターです。
1972年生まれということで、現在は46歳といったところですね。(2019年10月時点)もともとドノヴァン・フランケンレイターはサーファーとして活動する傍ら音楽活動もおこなっていたのですが、その才能を彼よりも年下でありながら先に世に出たジャックジョンソンが発掘し、2004年にメジャーデビューすることとなりました。
ジャックジョンソンと言えば自分で映画やサーフPVなども撮影する世界屈指のサーフクリエイターですが、その彼を持ってしてもドノヴァン・フランケンレイターの才能は素晴らしかったとされています。そして、ジャックジョンソンが主宰するレーベルからファーストアルバムをリリースすると、その後はユニバーサル系列の事務所へ籍を移し、現在は紆余曲折したのち自身のレーベルを立ち上げて音楽配信をおこなっています。
ドノヴァン・フランケンレイターの楽曲の特徴としては、なんといっても雄大な自然を感じさせながら流れるメロディーラインがしっかりしているところで、歌詞も海をテーマにしたものから日常を歌ったものまで幅が広いところは非常に魅力的ですね。またもちろん「まさにサーフミュージック」といった印象が強い楽曲も多く発表しています。
そんなドノヴァン・フランケンレイターの代表的かつおすすめの楽曲を9個まとめましたので、どうぞまだ聴いたことがないという方はお聞きになってみてください。
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ドノヴァン・フランケンレイターのおすすめ曲9選
ドノヴァン・フランケンレイターの楽曲はどれも素晴らしいのですが、なるべく初心者にも聞きやすくサーフィンのお供になりやすいものを選んでみました。
Free
こちらはドノヴァン・フランケンレイターのデビューアルバムのリード曲ともなった楽曲です。テイストとしてはジャックジョンソンにとてもよく似ていますね。PVにはサーフィン姿や海も多く映っていて、まさに「自由」をイメージした仕上がりです。アコースティックなギターサウンドがどこかレトロな雰囲気を醸し出していてサーフィンへの道中にもぴったりといった印象があります。
It Don’t Matter
エッジの効いたアコースティックギターイントロから始まる一曲で、日本人にとってもどこかで聞いたことがあるドノヴァン・フランケンレイターの楽曲がこれです。テレビ番組などの挿入歌的なものでたまに流れてくるので、聞いたことがあるという人も多いかもしれませんね。
ドノヴァン・フランケンレイターは過去にフジロックフェスティバルなどに参戦したことがありますが、どうやら親日家のようで、この曲はPVに日本の姿も映しています。ちなみにこの曲と言えば日本人アーティストの平井大とのコラボバージョンも有名ですね。
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Make You Mine
ドノヴァン・フランケンレイターの楽曲の中でもトップクラスに哀愁漂うナンバーがこちらです。シンプルなギターサウンドにパーカッションのリズムが組み合わさりとても心地よいメロディーが楽しめます。ちなみに途中のパーカッションメインの部分がまた素敵です。
All Around Us
ドノヴァン・フランケンレイターとしてはやや珍しくピアノメインの楽曲で、女性コーラスも入っています。ややゴスペルの要素もあり、切ないメロディーラインの中に厚みのあるコーラスがプラスされて壮大な世界観を映し出してくれる1曲です。サーフィンの帰り道に聞きたい楽曲で、どことなくヒーリング効果もありそうな歌となっています。
Turn On Your Heart
2008年リリースのアルバム内の楽曲で、牧歌的な雰囲気のメロディーとドノヴァン・フランケンレイターのしゃがれ声がマッチしまくった名曲です。彼のギターに合わせてブラスバンドやシンセサイザーの音が控えめに盛り込まれたトラックは極上の仕上がり。気分も盛り上がるのでサーフィンへ行く途中にはぜひ。
Call Me Papa
2014年にレコーディングされた家族愛をテーマとし、渋く歌いあげたのがこちらの「Call Me Papa」です。もはやヒューマンドラマ系ムービーのエンディング曲になってもおかしくないくらいグッとくる1曲となっています。ブルーロックスタジオでの演奏の際には途中で咳き込むシーンなどもそのまま収録されていますので、そちらも必見&必聴です。ブルージーなギターアレンジもまたまりません。。
Too Much Water
ドノヴァン・フランケンレイターにしてはやや珍しいポップチューンです。明るいイメージで疾走感のあるサウンドが特徴的でもあります。感覚としては日本の90年代ポップスに近いものがあり、40代以上の日本人サーファーからするとノスタルジックな印象を感じるかもしれません。
Lovely Day
ドノヴァン・フランケンレイターはいろいろな愛の形を歌に込めていますが、こちらは日常に関する「LOVE」,を詰め込んだ楽曲です。ミディアムテンポかつアコースティックなサウンドで全体を仕上げていて、ドノヴァン・フランケンレイターの音楽の原点とも言えそうな1曲となっています。独特のリズムも心地よくてサーフ&ドライブミュージックとしては最高の1曲のように感じられることでしょう。
Shine
2012年リリースのアルバムに収録された楽曲で、バンジョーとのセッションがとても聴いていて心地いい1曲です。どこかラテン系のミュージックにも感じられますが、落ち着いた雰囲気の世界観を楽しむことができます。ちなみに楽曲の合間のバンジョー&ギターのみのパートもまた極上です。
ドノヴァン・フランケンレイターの曲はサーファーにおすすめ
サーファーでありながらシンガーソングライターとしても活躍をするドノヴァン・フランケンレイターのおすすめ楽曲をご紹介してきました。哀愁漂うものからアップテンポでポップなものまで様々ですが、どれもサーフィンの行き帰りにぴったりな楽曲ばかりです。もちろん日常の音楽としても秀逸ですので、ぜひ興味がある方は聞いてみてください。