キャンプや釣りといったアウトドアシーンでよく使うアイテムのひとつが「ナイフ」です。
アウトドアではナイフを使うことが多々あります。
アウトドアナイフは食材を切ったり釣った魚をさばいたりすることに使うのが一般的ですが、ナイフの種類によっては薪を割ったりすることも可能です。
この記事ではそんなアウトドアナイフの中から日本製のおすすめナイフを3つピックアップしました。
合わせてアウトドアナイフの選び方などもご紹介していきますので、これからアウトドア用にナイフを購入しようとしている方は参考にしていってください。
日本製アウトドアナイフの魅力
アウトドアナイフというのは多くのアウトドアブランドから販売されています。
しかし、これからアウトドアを始める方におすすめしたいのは日本製のアウトドアナイフです。
日本製のアウトドアナイフには日本刀や包丁などの鋳造技術が使われているため抜群の切れ味を誇ります。
また、日本刀のような造りをしているアウトドアナイフは頑丈で強固、壊れにくいところも魅力的な部分です。
本格的なアウトドアを楽しもうとすると、ナイフに掛かる負担が大きくなります。
そんなときにでも日本製のアウトドアナイフをひとつ持っておけば、色々なことに使えるので非常に便利です。
ちなみに最近はキャンパーたちの間でも日本製のアウトドアナイフがブームになってきました。
堅牢性が高く使っているうちに手に馴染んでくる日本製のナイフは長く愛用できるアイテムですので、ぜひ一度使ってみてください。
日本製のアウトドアナイフおすすめ3選!
ここからはおすすめの日本製アウトドアナイフ3選をご紹介していきます。
YAIBA
こちらは燕三条市の職人が手掛けるステンレス製アウトドアナイフです。
刃とグリップが一体型のシースナイフで、堅牢性にとても優れています。
江戸時代から続く包丁作りのノウハウをアウトドアナイフに落とし込んだこだわりの逸品で、その切れ味はまさに抜群です。
日本製アウトドアナイフの最高峰とも言えるアイテムですので、ぜひチェックしてみてください。
土佐アウトドア剣鉈
こちらは、オイルステン加工の木鞘が付いた武骨でカッコいいデザインが魅力的なアウトドアナイフです。
食材の調理からバトニングまで、幅広い用途に使えるシースナイフとなっています。
鍔のところに指を切らないための止めが入っていますので、初心者の方でも安心して利用することが可能です。
剣鉈 黒打 諸刃
こちらは本皮の鞘付きアウトドアナイフです。
切っ先が細いクリップポイントタイプのナイフとなっていますので、釣りなどをメインに楽しむ方には特におすすめです。
また、名前の通り鉈としての機能も搭載されていて、小枝の伐採や加工といった目的でも使えます。
アウトドアナイフが活躍するシーン
キャンプや釣り、登山といったアウトドアシーンではナイフが活躍する機会が多くあります。
まず、キャンプで一般的な料理を作るときにはナイフが欠かせません。
また、釣った魚をその場でさばく際にもアウトドアナイフは活躍してくれます。
さらにアウトドアナイフの種類によっては焚き火に必要な薪を割ることも可能です。
太めの木に上からナイフを当て、切っ先の方を叩いていけばナイフでも簡単に薪を割れます。
これをバトニングと言いますが、キャンプではよく使うテクニックなので覚えておきましょう。
あとは割った薪をさらに燃えやすくするため「フェザースティック」に加工するときもアウトドアナイフは役立ちます。
そのほか、拾った枝を加工して箸を作る、ペグの代用品を作るといった際にもアウトドアナイフは使えますので、ぜひ1本くらいは持っておいてください。
アウトドアナイフの選び方
アウトドアナイフには実に色々な種類がありますので、ここではその選び方を解説していきます。
種類・タイプ
アウトドア用として使われているナイフには、主に3つの種類があります。
・シースナイフ
・フォールディングナイフ
・ツールナイフ
シースナイフとは刃からグリップまでが一直線に固定されているタイプのナイフです。
折りたたむことが出来ないので荷物としての幅は取りますが、その分「堅牢性が高く頑丈」といった特徴を持っています。
また、汎用性に優れていて色々な用途に使えるタイプでもありますので、本格的なブッシュクラフトに挑戦するときには欠かせません。
フォールディングナイフは折りたたみが可能でコンパクトに収納できるタイプのナイフです。
シースナイフより頑丈さでは劣りますが、携帯性にはとても優れています。
主に料理などをするときに使うナイフで、釣った魚をさばく際にもよく使われています。
ツールナイフは十徳ナイフのように色々なツールが組み合わさっているタイプのナイフです。
ドライバーやヤスリ、小型のノコギリなどが付いていることが多いマルチなアイテムとなります。
強度はそこまで高くありませんが、キャンプなどの場で様々な楽しみ方を試したい方にはおすすめです。
あとはナイフに使われている素材によってもタイプを分けることが出来ます。
・ステンレス
・カーボンスチール
アウトドアナイフによく使われている素材はステンレスです。
ステンレスは一般的な包丁にも使われていますので、手入れの仕方がすぐに理解できると思います。
また、サビに強いところもステンレスの特徴です。
対してカーボンスチールは切れ味に優れているものの、サビやすく手入れが難しい素材となります。
ちなみにカーボンスチールのアウトドアナイフは「自分で手入れをして育てていく」といった感覚が強いので、凝り性の方にはおすすめと言えるかもしれません。
形状
アウトドアナイフは形状によっても特徴が異なります。
「ホローグラインド」
・円を描くように刃を薄くしたタイプの形状
・切れ味は良いがその分強度が下がる
「フラットグラインド」
・一定の角度で刃を削ったタイプの形状
・強度や切れ味などのバランスが良い
「コンベックスグラインド」
・刃の側面が膨らんでいてRが掛かっている
・頑丈で刃こぼれがしにくい
刃部分の削り方によって分類すると上記のようになります。
また、ナイフの形自体から分類すればさらに細かくタイプ分けが出来ます。
・ドロップポイント:先端に向かって緩やかに細くなっている形状(一般的な包丁に似ている)
・クリップポイント:刃の中心くらいから切っ先に向かって細くなっている形状
・ユーティリティポイント:緩やかにカーブを描き、刃の角度があまりない形状
ドロップポイントはあらゆる用途に使えるタイプの形状です。
クリップポイントは主に食材などを突き刺す、また柔らかい魚の身などを切るときに使います。
ユーティリティポイントは万能型の形状で、どんな方でも使いやすいところが特徴的な部分です。
アウトドアナイフに関する注意点
アウトドアナイフを使用・所持する際には正当な理由が必要となります。
というのも、日本では刃の長さが6センチを超える刃物を「目的もなく」持っていると銃砲刀剣類所持等取締法に違反してしまうのです。
ちなみに法律上は「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。」と書かれていますので、「正当な理由があればOK」ということになります。
※正当な理由とは料理人が仕事場に包丁を持っていく、美容師が仕事上でハサミを持ち歩いているなど
また、刃渡りが6センチ以下の刃物でも正当な理由なく所持・携帯していると軽犯罪法に引っ掛かる場合があります。
そのため、キャンプや釣りに出掛けるとき以外はアウトドアナイフを持ち歩かないようにしましょう。
まとめ
おすすめの日本製アウトドアナイフやその選び方をご紹介してきました。
日本製のアウトドアナイフは切れ味がよく、その上とても頑丈です。
アウトドアナイフを長く愛用したいのであれば日本製のものを選ぶのが一番ですので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。