人気の『EPSサーフボード』に見られる近年の変化とは?

そもそもEPSって何?という方はこちら

いまだ流行が続くEPSサーフボードは「軽くて走り出しが早い」という大きなメリットがあり、特に小波のときはテイクオフでの走り出しの良さを実感できる。そのため、コンテストシーンでは小波に欠かせない武器になっていたが、ここ最近ある変化を感じるようになった。

それは、レベルの高いサーファーのEPSの使用率が下がっているということだ。もちろんエビデンスがあるわけではなく、使い続けているサーファーも大勢いるが肌感覚として感じる。原因として考えられるのは、EPS特有の固さだ。

サーフィンでは「ボードのしなり」を利用してターンをすることがあり、その時、板を踏み込んで、しならせながらボードを沈めて大きな反発を得るのだが、EPSの本来メリットである硬さがそれをしずらくしてしまう。そのため、硬いEPSのサーフボードを好まないサーファーがいるのは事実。

そうしたサーファーの声を受けてか、その固さを調整するために工夫されたEPSサーフボードが様々なメーカーからでてきている。

例えば、「ストリンガー(真ん中の芯材)を入れない」「PUフォームをストリンガーにする」などの工夫だ。

例えばアルメリックだとスパインテックシリーズ。

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JSだとHYFIというシリーズ。

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先日たまたまJSのHYFIモデルでサーフィンをする機会があり、以下がそのインプレッション。

波は腰程度の少しオンショアの入ったビーチブレイク。まず腹ばいになったところでEPSサーフボード独特の固さとは違う柔らかさを感じた、テイクオフの滑り出しに関してはEPSと同じ感覚。大きく違いを感じたのはテイクオフ後の足の感覚。

オンショアのため、EPSならバタつきそうなものの、それがなくストレスなく走ってくれた。ターンのときにはPUのボードほどのフレックス感はなかったものの、スピードのある少し違ったターンをすることがでできた。

EPSサーフボードは日々進化している。これまでEPSが苦手だったサーファーも最近のEPSフォームやデザインの進化を気にしてみてはどうだろうか。

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