プロサーファー大原洋人|サーフィンの実績・スポンサーなど

日本人プロサーファーとして初めて、全米のオープン大会で優勝を果たした大原洋人。日本・千葉県生まれで一宮育ちという大原洋人ですが、現在は世界を舞台に活躍するサーファーとして注目されています。

ここでは、東京オリンピック代表候補ともされているサーファー・大原洋人について詳しくご紹介していきたいと思います。まだまだ日本ではマイナー競技のサーフィンですが、オリンピックでメダルを獲得すれば一気にメジャースポーツとしてさらに人気が出るはず。そんなメダル獲得への期待も高い大原洋人のルーツをさっそく見ていきましょう。

大原洋人ってどんなサーファー?

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大原洋人は、「全米オープン優勝」という日本人で初めてビックタイトルを獲得したプロサーファーです。小柄な体格ながら海外の選手に引けをとらないパワフルなサーフィンで、ランキングも年々伸ばしている国内サーファー注目株のひとりです。

大原洋人は高校生の頃からプロ意識が高く、英語での日常生活も問題なくこなせるほどの語学力を持っているサーファーです。これは若い頃から世界を見据えて勉強してきた結果で、英語の成績だけでなく、中学生の頃にはすでに日本でサーファーのプロ資格も取得しています。

なお、大原洋人は高校卒業後、ハワイへと移住し、トレーニングと主戦場を海外へと移しました。小さな頃から海の近くに住んでいて、波とは常に一緒に遊んできたという大原洋人。東京オリンピック2020においては日本代表候補のひとりに名前が挙がっていて、同じ若手サーファー・五十嵐カノアと共に日本のサーフィン界を牽引していく存在です。

大原洋人のプロフィール

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大原洋人は公式サイトにて身長を162cmと公表しています。海外のサーファーと比べるとかなり小柄で、世界のトップ選手はだいたい180cm前後です。しかし、小柄な体格を活かしたライディングを得意としていて、エッジの効いたターンなどが魅力でもあります。

1996年11月14日生まれで、まだまだ若手の括りとされていますが、8歳からサーフィンを始めているため経歴としてはすでに15年のキャリアがあります。大原洋人は千葉県の外房に位置する志田下・釣ヶ崎海岸をホームとしていて、日本の大会にも数多く参戦しているプロサーファーです。

出身高校は「明聖高等学校」で、通信コースを卒業。高校自体は千葉県・千葉市にありますが、通信制なのでほぼ自宅学習のみといった生活を送っていたようです。ちなみにこちらの明聖高等学校にはサーフィン部があり、全日本サーフィン選手権などで毎年上位入賞を果たすほどの強豪校です。おそらくこうした実績も込みで、こちらの高校に進学したのでしょう。

また、自分の勉強したい英語などを集中的に学べたのも、この自由な校風ならではといったところです。10代半ばですでに自分の将来を明確にビジョン化できていたというわけですから、ものすごいサーファーといえるでしょう。

大原洋人のサーフィンの実績

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大原洋人はいくつもの「日本人初」という実績を残しているプロサーファーです。16歳になる年にはカリフォルニアで開催された全米アマチュアオープン大会で日本人初優勝。

そして同じ年に日本の湘南で行われたワールドサーフリーグ「WQS湘南オープン」では最年少優勝を果たしています。翌年には世界のアンダー20クラスでの大会で日本人初優勝。その後、高校を卒業した大原洋人はサーフィン一本の生活になります。2015年には19歳になった大原洋人ですが、この年に日本人として初めて全米のオープン大会で優勝という偉業を達成しています。

これはカリフォルニアのハンティントンビーチで開催された「Vans US Open of Surfing」の大会ですが、世界のトップクラス・人気サーファーを抑えての優勝ということでサーフィン界でも大きなトピックスとして取り上げられました。

この大会の優勝をきっかけに大原洋人は世界のトップサーファーの仲間入りを果たしています。これまで日本人でQSランキングの上にあたる、CT(チャンピオンシップツアー)ランキングに名前を連ねた人はいませんでしたので、こちらも日本人初のCT入りが期待されていましたが…。

その役目は同年代のプロサーファーである五十嵐カノアに持っていかれてしまいました。しかし、もちろん大原洋人も今後CT入りを有望視されていますので、注目したいところです。CTに参戦できる可能性がある日本人というだけで、スゴイことですのでぜひ応援しましょう。

2020年に行われる東京オリンピックではサーフィンが正式種目に初めて登録されていますから、大原洋人の「初出場」そして「日本人初」のメダルに期待です。

大原洋人は姉も有名人?

大原洋人は自身だけでなくお姉さんも「日本人初」の記録を持っています。あまりにも日本人初を連記しているので、なんだか軽く思われてしまいそうですが、どれも偉業揃いです。

大原洋人の姉は、プロボディーボーダーの「大原沙莉」さんです。ちなみに「さり」と読みます。お母さんがボディーボードに携わっていたということで、大原家では小さなころからマリンスポーツに関わる習慣があったようです。

お姉さんである大原沙莉さんは、日本人女性として初めて世界のボディーボード大会で優勝した実績を持っています。さらに初優勝後にはワールドツアーで2位や3位といった好成績を連続で収め、最高で世界ランキング3位にまで登りつめている実力者です。

当たり前ですがこのランキングも日本人としては初めての偉業で、いまだにこの記録を超える選手は現われていません。姉弟揃ってプロマリンスポーツ選手ということですから、洋人さんがオリンピックに参戦すれば注目を集めそうな予感です。

【次ページ】大原洋人のスポンサー

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