「好奇心の赴くままに」|サーファー佐藤稜馬

プロサーファー佐藤魁の兄で自身もサーファー、現在はサーフィンなどのアクションスポーツメディアや湘南地域情報メディアで、取材・ライティングの仕事をしながらサーフィンのインストラクターとしての顔も持つ「佐藤稜馬」さんにお話を伺いました。

物心ついた頃からサーフィン

実家は波の音が聞こえるほど海の近くにあり、小さい頃から海に触れていました。

はじめてサーフィンをしたのはバリ島への家族旅行のときだったと思います。

弟・魁と一緒にやりましたが、見事に二人ともはまってサーファーの道を歩むことになりました。

小学生になってからは、地元茅ヶ崎のサーフショップ 「ゴッデス」に入り、学校が終わると海に直行、毎日のように日が暮れるまでサーフィンをしたり海で遊んだりしていました。

この頃から好奇心が強く、母親からは「魁は一つのことにのめり込むタイプ」「稜馬は色々なことに興味を持って手を出すタイプ」といわれていましたが、本当にその通りです。

小学校高学年くらいからは地元のサーフィン大会にも出るようになり、競技サーフィンの世界に足を踏み入れました。

中学時代に烏帽子岩から江ノ島までパドルレース

中学時代は部活には入らず帰宅部だったのですが、相変わらずサーフィンや海遊び漬け、友達とサーフィンをしたり海で遊んだり、そんな生活を送っていました。

一番の思い出は、友達と茅ヶ崎の烏帽子岩から江ノ島までのパドルレースをしたことですね。

よくそんなことしたなと今は思いますが、当時はそれが楽しくて夢中になってパドルしたのを覚えています。

サーフィン・音楽・ボランティア時代

高校・大学時代は特に競技サーフィンに力を入れていた時期でした。NSA茅ヶ崎支部に所属、宮崎や三重、四国など様々な地域へいってコンテストに出場しました。

その一方で高校3年生頃から音楽に興味を持って友人とバンドを結成、大学では音楽系のサークルに所属していました。

特にこの頃は「自分がやりたい」と思ったことは可能な限り挑戦していた時期で、ボランティアサークルにも入り、3.11東日本大震災で津波の被害が特に大きかった南三陸町に支援隊として行って、ボランティア活動もしています。

ビニールハウスの設営や現地の子供たちとの交流など、できることは限られていましたが、津波の怖さをはじめ、復興に向けた現地の方々の力強さなどその場でしかわからないことを感じ取れたのは、自分にとって貴重な体験でした。

違和感を感じた会社員時代

大学卒業後は東京の会社に就職、都内でひとり暮らしをすることも考えましたが、サーフィンができなくなるのが嫌で約1時間半かけて茅ヶ崎から通っていました。

仕事が生活の中心で、休日のサーフィンが至福のときでした。

その後、社会人2年目になって大阪へ転勤が決まり、最初は「大阪?海ないじゃん…」と落ち込みましたが…

実際に行ってみると美味しい飲食店がたくさんあって、仕事が休みの日には、サーフィン仲間と4時間半かけて四国へサーフィンに行ったり、和歌山や三重、日本海へも行ったりと、何だかんだ大阪生活を満喫しました。

休日は充実していた一方で、生活の中心であった仕事に違和感を覚えたのはこの頃からです。

決して仕事が嫌だったわけではありませんが、仕事に慣れてきたと同時に会社員特有のルーティンワークや組織の中で働くことが肌に合わないと感じるようになりました。

また「自分らしさを出せる仕事」をしたいという気持ちも心の中に…

端からみたらそれは「甘え」に見えるかもしれませんが、自分の気持ちに素直になるとそれに目を背けることができず、悩みに悩んで3年目に東京に戻ってきたタイミングで退職することを決めました。

取材ライター・サーフィンインストラクターとして

退職後、縁あってアクションスポーツメディアFINEPLAYや地域情報メディア、ジモハック湘南の取材・ライティングのお仕事をいただきながら、空いた時間にサーフィンスクールも実施しています。

自分が関心のあることや興味のあることを、足を使って取材し、その場で感じとったものをたくさんの人に発信することにやりがいを感じていて、プロサーファーへのインタビューや飲食店への取材など毎回「ワクワクしながら」取り組んでいます。

またサーフィンを知らない人にサーフィンの魅力を伝えるサーフィンインストラクターの仕事も楽しいです。

初めてサーフボードに立って波に乗りながら笑顔になっている人をみると、自分まで嬉しくなります。

好奇心の赴くままに

 

最近、改めて弟・魁のサーフィンをみて「上手くなったな」と感じる瞬間があり、それに刺激され、自分ももっとサーフィンが上手くなりたいという気持ちが湧き上がってきました。

ただそれは今まで自分がやってきた技に点数が付く、競技サーフィンとしてではなく、人に魅せるサーフィンの上手さです。

フリーサーファーに近いのかと思うのですが、これまではショートボードという枠に囚われていましたが、最近はロングボードに挑戦したりアライアに乗ったり、時にはボディサーフィンをしたり、広い視野でサーフィンと向き合っていて、上手くなりたいと思っています。

まだまだ理想には程遠いのですが、自分が思い描くサーファーに近づけるように日々努力していきます。

そして何よりこれからも「好奇心の赴くままに」。

佐藤稜馬プロフィール

生年月日:1992年11月23日生まれ
出身:神奈川県茅ヶ崎市出身
ホームポイント:チサン
Instagram:jjjryoma
Twitter:@jjjryoma
アクションスポーツメディアFINEPLAY、神奈川県湘南エリアの地域情報メディア、ジモハック湘南の取材ライター。湘南・鵠沼でサーフィンスクールを実施中。

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