まったりとした音楽が好きという方や、ピースフルでメロウなナンバーが好きという方であればRickie-Gというアーティストの名前を聞いたことがあるでしょう。日本人レゲエシンガーで、その伸びやかな歌声が非常に魅力的なアーティストです。
また、若者たちや同年代の人間たちへ向けて綴られた歌詞は、愛に溢れていてさらにメッセージ性も抜群。オリジナリティー溢れる世界観ながら多方面から共感を呼び、いろいろな方々に好まれてきています。ここでは、そんなRickie-Gについてのプロフィールをご紹介しながら、おすすめの楽曲や素晴らしい歌詞についてもまとめて見ていきます。ぜひジャパニーズレゲエシンガーRickie-Gについて、これを機会に知っていってください。
Rickie-Gのプロフィール
2006年ごろを境にクラブやライブハウスシーンを中心に突如として現われたレゲエシンガー、それがRickie-Gです。細かなプロフィールなどは公表されておらず、年齢や出身地なども詳しくは分かっていません。
また、ライブをメインに活動をしていて、メディア露出などはほとんどないというのも特徴的な部分です。ただ、海外のレゲエシンガーなどが来日した際には、サポートアクトとしても出演することがあり、海外のミュージシャンとの交流があることは分かっています。
2009年ごろには各音楽ランキングのレゲエ部門で1位を獲得するなどしていますが、その後はニューアルバムのリリースもなく、2015年のミニアルバムを発売をしてからは未だに新作の音源が届いておりません。しかし、時代が流れても愛される音楽を作ったのは事実で、現在でも彼の楽曲は動画サイトを中心に多くの方に聴かれています。なお、ライブ活動自体は現在も継続中です。
Rickie-Gのおすすめの曲6選
さて、それでは実際にRickie-Gの楽曲の中でもおすすめのナンバーをご紹介していきたいと思います。
Rickie-Gのおすすめ曲1【Life is wonderful】
こちらはRickie-Gの出世作ともいわれる楽曲です。人生は素晴らしい、世界は美しいといった内容を歌った曲で、レゲエミュージックにぴったりのラブ&ピースっぷりを発揮しています。夏場になると掛かることも多い曲ですので、どこかの海岸やビーチで聞いたことがあるという方もいるかもしれません。
Rickie-Gのおすすめ曲2【am 08:59】
人生における出逢いの素晴らしさについて、そして自分自身の歩いてきた過去とこれから進む未来について、歌で表現したナンバー。ポップなメロディーですが、しんみりと心に浸透してくる楽曲となっています。日々の生活に疲れたという方にもぜひ聴いてもらいたいと思います。
Rickie-Gのおすすめ曲3【ラブソウル】
まさにレゲエミュージックといった感じで、タイトル通りソウルフルな楽曲です。ライブなどの音源を聴くとパワフルですが、家でしっとりと聴くにもおすすめの1曲となっています。どれだけ頑張れば理想的な自分に辿り着けるのだろうか、という葛藤などを描いた作品で、自分の心情と当てはまるという方も多いのではないでしょうか。進路や将来について迷ったときにでも聞いてみてください。
Rickie-Gのおすすめ曲4【Follow Your Heart】
こちらは現在のところRickie-Gが最後に発売したミニアルバムから、リード曲であるナンバーをご紹介しています。とても明るくポップなサウンドで、元気になれるようなメロディーが魅力的です。もちろんRickie-Gの澄み渡るような声も特徴のひとつとなっていて、ドライブミュージックなどにも最適。楽曲のクオリティーの高さは折り紙つきで、いろいろなミュージシャンとも一緒に演奏をおこなっています。
Rickie-Gのおすすめ曲5【Born again】
2008年に発売されたアルバムの中に含まれている楽曲です。「隠れた名曲」という言葉がよく似合う1曲で、人生はさまざまな場所に巡っていくものだということを教えられるような内容となっています。
Rickie-Gのおすすめ曲6【逃避行】
タイトルは少し後ろ向きかもしれませんが、歌詞はむしろ未来へ向かって進んでいくような、そして背中を押してくれるような内容となっています。青年期の葛藤などを描いたストーリー性が感じられ、現在の高校生や大学生の心にも突き刺さるのではないでしょうか。
Rickie-Gの人気歌詞5選
ここからはRickie-Gの楽曲の中から素敵な歌詞の数々をピックアップしてご紹介していきます。人生に悩んだときや、心が疲れたときなどにも元気にさせてくれるようなフレーズがたくさんありますので、ぜひチェックしていってください。
【Rickie-Gの人気歌詞1】
雨のむこうには太陽が絶対あるの?
あとどれくらい傷つけば人を愛せるの?
この旅でいろんな仲間たちと逢えたけど
あとどんくらいのやつと別れなきゃなんないの?
(Life is wonderfulより)
人生における出逢いや別れを慕情的に描いた詩です。良いこともあれば悪いこともある、悪いこともあるけど良いこともきっとある、そんなメッセージをRickie-G流に表現しています。そしてこの歌詞のあとにサビが来るのですが、それがタイトル通りの「Life is wonderful=人生は素晴らしい」と続くので、メロディーと共にどこかグッとくる仕上がりとなっています。
【Rickie-Gの人気歌詞2】
これから旅立つ小さなお前のすべてを
世界で一番俺がわかってやれる
そこから見えるでかい海や一粒の涙も
お前に流れる赤い血をつくるママなのさ
(Life is wonderfulより)
母の愛は世界で一番大きなものでもあり、そして小さな一滴の涙さえも救ってくれる。もしかしたら自分の子供に対してのメッセージソングなのかもしれませんが、とても感動的な小節となっています。ちなみにこの楽曲の最後は「生きてるっていいだろう?」という言葉で締めくくられますが、楽曲が発表された当時は、バシッと心に響いたという方が続出だった模様。Rickie-Gの歌の中でも最高にハートフルナンバーです。
【Rickie-Gの人気歌詞3】
卒業証書を訳も分からず破いて
くだらない夢見て、大きく羽ばたいている
きれいに色づいた命ある芽や花よ
逃避行という名の永遠のわが青春
(逃避行より)
思春期や青年期における将来への葛藤を、レゲエミュージシャンが歌うとこうなりますという代表的な歌詞です。いつかビッグになってやる、というような気持ちを持っていた大人たちにも突き刺さる一節となっています。
【Rickie-Gの人気歌詞4】
本当もうそも何も言えないフリした
大人になるなんてあきらめることにした
誰のためでもないだろ好きにやって生きてゆこう
(逃避行より)
こちらも同じような青春時代の葛藤を描いた歌詞となりますが、結局は誰の人生でもなく、自分の人生は自分の好きなようにやっていこうという、決意表明のような内容がシンプルに格好良いと感じさせてくれます。
【Rickie-Gの人気歌詞5】
旅路はlong&wrong&wind
立ち止まって見てみる
何を手に入れたじゃなくて
どれだけ笑っていたんだろう
語り切れない日々を
うたで記そうか
Rickie-G節が炸裂したような歌詞がとても染み入ります。人生という旅路を振り返ったときに、手に持っているものが大事なのか、それともどれだけ笑っていたことが大事なのか、そんなことを問いかけてくるメッセージ性の高いリリックが非常に魅力的でもあります。実際にメロディーと一緒に感じとってもらいたい歌詞のひとつです。
サーフミュージックはRickie-Gで!
ご紹介してきたように、自分の人生を振り返ってみたときにどんなことがあったのか、そしてこれから先もいろいろなことが起きるはず、「だから人生って素晴らしいよね」というメッセージがRickie-Gの伝えたいことなのかもしれません。まったりとした歌声とパワフルなメッセージ性が魅力的でもあるRickie-Gですが、初めて知ったという方にこそ聴いてもらいたいアーティストのひとりです。
大変なことや困難はたくさんあるかもしれませんが、それでも明日やその先には晴れ間が見えてくるということを教えてくれるのが、レゲエシンガーRickie-Gの真骨頂と言えるでしょう。ドライブミュージックやサーフトリップのお供にもぜひセレクトしてみてください。
サーフミュージックに関する記事はこちら
サーフミュージックおすすめ15選を《邦楽・洋楽別》に紹介!人気日本人アーティストも