日本の海洋温度差発電の現状

海に囲まれている島国・日本でも海洋温度差発電は非常に有効なシステムとして注目をされています。しかし、実は日本国内において海洋温度差発電ができる条件が揃っている海域というのは沖縄近くもしくは沖ノ鳥島しかないということです。

なお、かつては沖ノ鳥島に発電プラントを開発する計画もあったようですが、現在のところその話は前に進んでいません。そのため、実用化にあたって活動しているのは沖縄県の久米島にある佐賀大海洋研究開発チームのみとなっています。

ただ、この佐賀大の海洋研究チームと沖縄県、そして神戸製鋼などの会社が協力しあって、現在のところ商用化に向けて現実的な電力の産出に成功しているというのは日本にとって朗報と言えるでしょう。ちなみに今後はさらに電力の供給量をアップさせ、実際に販売へと進めていけそうとのことです。

まとめ

新たな発電システムとして注目を集めている海洋温度差発電についてご紹介してきました。海に囲まれた日本でも非常に有用なエネルギーとして研究が進められていますが、成功・実用化となれば沖縄県にも新たな労働需要が増えそうな予感がします。

世界的にもこうしたクリーンなエネルギーを生み出すことが将来にわたって必要となってきますので、その進歩に期待したいところです。

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