真夏であればウェットスーツはなしでもサーフィンができますが、基本的にはサーフィンで「ウェットスーツ」は必要です。今回はサーフィンのウェットスーツの種類や基礎知識、季節別のおすすめや選び方を解説します。また初心者向けの選び方もみていきます。
サーフィンでのウェットスーツの役割
時期や地域によってウェットスーツがなくてもサーフィンができますが、日本では基本的に真夏以外のサーフィンはウェットスーツが必要です。
ウェットスーツは寒さ対策の役割がもっとも大きいのですが、それだけではなく、太陽からの強い紫外線やサーフボードと体の擦れ、クラゲなどの海の生物から体を守る役割もあります。
関連記事:サーフィンでのクラゲ対策&予防法を解説!刺されたときの対処法も
サーフィンのウェットスーツの種類
ウェットスーツは素材や形状、厚さなどさまざな種類があり季節ごとに使い分けます。一つずつ形状や特徴をみていきます。
出典:楽天市場
もっとも使用頻度が高くスタンダードな長袖、長ズボンタイプで顔と足首から先以外、体全体が覆われているウェットスーツです。ジャージ素材で厚さは3ミリが一般的です。
シーガル
半袖、長ズボンタイプで気温は暖かくても水温は冷たいという時期に適したウェットスーツです。主に梅雨時期や秋口に活躍します。
シーガルウェットスーツに関する記事はこちら
シーガルウェットスーツとは?特徴や使用する季節を解説!最新おすすめも!
ロングスプリング
長袖、半ズボンタイプで水温は高めで風が冷たいとき、または腕の日焼け対策で使われます。
スプリング
名前は春ですが実際に活躍するのは水温が低い夏場、半袖、半ズボンタイプのウェットスーツです。
タッパ
こちらも夏場に活躍、上半身のみを覆うタイプで下半身は水着というスタイルになります。
出典:楽天市場
水を通さないゴムの素材とジャージ素材を掛け合わせたウェットスーツです。体を動かしやすいように肩周りや股関節などがジャージ素材でできています。
セミドライスーツに関する記事はこちら
冬のサーフィンで活躍するセミドライウェットスーツ|選び方やドライスーツとの違い
ドライスーツ
全身ゴムの素材で水を通さないウェットスーツでもっとも防寒に優れています。主に真冬の千葉北より北の東北・北海道などで使用されるウェットスーツです。
サーフィンのウェットスーツ素材の種類
・スタンダードジャージ
・ストレッチジャージ
・起毛ジャージ
・スキン
スタンダードジャージはベーシックで耐久性が高くカラーが豊富、ストレッチジャージはジャージを改良し伸縮性を高めた素材、起毛ジャージはジャージに毛羽を立たせ快適な着用感と保温効果もあります。一般的にラバーといわれるスキン系は水分を吸収しづらく素材です。
サーフィンのウェットスーツおすすめ【時期別】
ここからは時期別におすすめのウェットスーツの種類を紹介します。もちろん地域によって気温や水温は異なるのでズレはあります。
【4月】
セミドライ・フルスーツ
冬が終わり暖かくなる4月ですが水温は低いため4月の始めごろはセミドライが必要で、中旬から下旬にかけてフルスーツでも入れるようになります。
【5月・6月】
フルスーツ・シーガル
徐々に気温と水温が上がってくるのでフルスーツまたはシーガルでも入れるようになります。
【7月・8月】
シーガル・スプリング・タッパ
7月中旬から8月末までは気温も水温も高いのでウェットスーツがなくても海に入れますが、クラゲや紫外線、怪我予防で着るのであればシーガル・スプリング・タッパが適しています。
【9・10月】
シーガル・フルスーツ
気温は徐々に下がり始めますが水温は高い時期で9月の初め頃はシーガルでも入れます。9月の後半から10月頃からはフルスーツが必要になります。
【11・12月】
セミドライ・ドライ
秋の終わりから冬は防寒対策でセミドライまたはドライスーツが必要になります。
【1月・2月・3月】
セミドライ・ドライ
1・2月はもちろんセミドライ・ドライのウェットスーツで気温が暖かくなる3月も水温が低いのでセミドライ・ドライが必要です。
初心者が買うべきサーフィンのウェットスーツの種類&選び方
最後に、初心者が買うべきウェットスーツの種類と選び方についてです。初心者が持っていると便利なウェットスーツの種類は「3ミリのフルスーツ」「タッパ」「セミドライ」です。
春・秋は「3ミリのフルスーツ」で夏は「タッパ」、冬は「セミドライ」でオールシーズンサーフィンを楽しむことができます。初心者でウェットスーツ選びに迷ったときは始める季節に合わせてこの3つの種類から選んでみてはいかがでしょうか。
その他ウェットスーツに関する記事