海の生き物人気ランキングTOP10!理由や特徴を解説

この記事では「海の生き物人気ランキングTOP10」をご紹介していきます。

海の中にはとても多くの生き物たちがいますが、その姿や生態は実に多種多様です。

そんな海の生物の中でも水族館などで特に人気が高い10種の生き物をピックアップしました。

それぞれ人気が高い理由や独特な生態をまとめていますので、ぜひ最後までご覧になっていってください。

海の生き物人気ランキングTOP10

それではさっそく海の生き物人気ランキングTOP10を見ていきましょう。

1位:イルカ

見た目の可愛らしさや賢さが特徴的なイルカは今も昔も水族館ではとても人気が高い生き物です。

イルカは体重における「脳」の割合が人間の次に大きい(重い)生き物であり、高い知能を兼ね備えています。
(人間で考えると3~5歳の子供と同レベルの知能とされている)

そのため、水族館で飼育されているイルカは様々なパフォーマンスを覚えることができるわけです。

ちなみにイルカというのは生物学上「クジラ」の仲間に分類されます。

クジラ類の中でも体長が3~4m以下の種類に対して「イルカ」という名前が付けられていますが、いまだに明確な定義は決まっていません。

また、イルカは常に海の中を泳ぎ、外敵からの攻撃に警戒しながら生活をしています。

そうした環境で身についたのが「半球睡眠」です。

イルカは片方の目を閉じ、片方の脳を休ませながら睡眠と遊泳の両方をおこなっています。

こういった独特な生態を持つところもイルカの魅力と言えるでしょう。

関連記事:イルカの生態や性格って?いじめをする…?

2位:ペンギン

水族館ではイルカと並んで人気が高いペンギンですが、海の生き物としては少し特殊な存在と言えます。

そもそもペンギンは生物学上「鳥類」に分類される生き物です。

本来であれば空を飛ぶはずの鳥類が、海で生きるために翼を捨てて水中で活動できるよう進化したものがペンギンとなります。

「飛べない鳥」であるペンギンは沿岸部や氷上を懸命に歩いて移動します。

そのゆっくりと歩く姿や全体のフォルムが可愛らしいということもあり、ペンギンは昔から高い人気を誇っているわけです。

ちなみにペンギンは色々なキャラクターのモチーフになることも多いのですが、サンリオキャラクターの「タキシードサム」は皇帝ペンギンをベースにしているそうです。

関連記事:キングペンギンの生態!特徴・性格は?皇帝ペンギンとの違いも

3位:クジラ

海の中ではクジラも人気と存在感が高い生き物として知られています。

なお、現在この地球上に存在する生き物の中でもっとも大きな身体を持つのは「シロナガスクジラ」です。
(シロナガスクジラの体長は25~30mほど)

そのあまりにも巨大な身体はもはや神秘的であり、これまでの地球の歴史を感じさせてくれます。

また、クジラも様々な種類がいる生き物で、種類によって異なる特徴や生態を持っているところが興味を惹かれるポイントです。

ちなみにクジラは「ヒゲクジラ類」と「ハクジラ類」の2つに分けられ、ヒゲクジラ類には歯がなくハクジラ類には名前の通り歯があるなど、これだけでも大きな違いがあります。

関連記事:シロナガスクジラの生態!大きさ・生息地・寿命など

4位:シャチ

海の生き物の中で最強を誇るのが「シャチ」です。

シャチはハクジラ類の「マイルカ科シャチ属」に分類される生き物なので、大きく分ければクジラの一種となります。

そんなシャチは仲間であり、自分より大きな身体を持つクジラたちも捕食対象としています。

つまりシャチは海に生息する生き物の中で食物連鎖のトップに立つ存在と言えるわけです。

シャチは多くの生き物たちにとって天敵であり、恐れられる存在として知られています。

わざわざシャチを襲う生き物は海の中にいませんので、まさに海中最強の生物と言えるでしょう。

関連記事:シャチは海の最強生物!?特徴・生態は?

5位:アザラシ

水族館ではイルカと並んで人気が高く、ショーとして色々なパフォーマンスを見せてくれているのがアザラシです。

アザラシは19の種類に分類され、身体の大きさや見た目などは種類によって大きく異なります。

なお、水族館でよく見かけるのは「ゴマフアザラシ」「ハイイロアザラシ」「ワモンアザラシ」などの種類です。

ちなみに北海道沿岸部では野生のアザラシを見かけることもできますが、日本近海に生息しているのは上記3つのアザラシに加えて全5種とされています。

関連記事:アザラシの種類と特徴!生態・性格は?

6位:アシカ

アザラシと似たような見た目をしている「アシカ」も人気が高い生き物です。

アシカは好奇心旺盛な性格に加えて高い知能を持っています。

人間に対して好意的なこともあり、多くの水族館で飼育されているアシカを見ることができます。

そんなアシカはとても「大食い」の生き物です。

中には1日に10kg以上のエサを食べるアシカもいますので、エサ代だけでもかなりの金額になります。

なお、かつては日本近海にも「ニホンアシカ」と呼ばれる種類のアシカがいましたが、乱獲や気候変動などによって絶滅したと考えられています。
(ただし、まだニホンアシカは存在するという説もある)

関連記事:アシカの生態・特徴って?生息地・性格やオットセイとの違いも

7位:クラゲ

これまでの生き物とは大きく変わりますが、最近ではクラゲも人気の高い海の生き物として認知されるようになってきました。

水中をフワフワと漂うクラゲの姿はとても幻想的であり、ボーっと眺めているだけでも癒されるという人は少なくありません。

また、そんなクラゲを自宅で飼育している人も増えていて、ここ数年でちょっとしたクラゲブームが起きています。

ただし、クラゲには毒を持つ種類も多いので、海で野生のクラゲを見かけたときには十分に注意しましょう。

関連記事:美しいクラゲ6選!綺麗・幻想的な種類を紹介

8位:ウミガメ

ウミガメは独特な歩調でゆっくりと移動する姿や産卵シーンなどが印象的な生き物です。

そんなウミガメは全部で7種類に分けられ、日本の海では「アカウミガメ」「アオウミガメ」「タイマイ」の3種を見ることができます。

なお、ウミガメは7種のうち6種が絶滅危惧種として指定されていて、どれも絶滅寸前または絶滅危機に瀕しています。

ウミガメが産卵のためにあがってくる海岸では保全活動がおこなわれていますので、興味がある方はぜひボランティアなどに参加してみてください。

関連記事:ウミガメの種類と生態!日本の産卵地についても

9位:エイ

平べったい身体と大きく広がった胸鰭が特徴的なエイも人気が高い海の生き物の一種です。

エイは世界中の海に生息していて、その種類は実に500を超えると言われています。

ちなみに日本では昔から食用の魚として扱われていますので、比較的身近な存在に感じられるかと思います。

そんなエイの中には「アカエイ」などのように毒を持つ種類もいますので、海でエイを見かけたときには出来る限りすぐその場から離れましょう。

10位:サメ

最後にご紹介するのはサメです。

海のギャングとも呼ばれるサメですが、そのフォルムや強さから一定の人気があります。

また、サメも種類が豊富な生き物であり、種類によって色々な特徴や生態を持っています。

有名なところだと「イタチザメ」「ウバザメ」といった種類が挙げられますが、魚類の中でもっとも大きな身体を持つのが「ジンベエザメ」です。

そのほか脊椎動物の中でもっとも長寿といわれる「ニシオンデンザメ」もサメの一種であり、進化の不思議を感じられるところがサメの魅力と言えます。

※地球最大の生き物であるシロナガスクジラは哺乳類、ジンベエザメは魚類の中で一番大きいということになる。

関連記事:ジンベエザメの生態!特徴・性格は?寿命についても

まとめ

見た目の可愛らしさや強そうな姿などから人気が高い海の生き物をランキング形式でご紹介してきました。

ご覧いただいたように水族館では昔から人気が高いイルカやペンギンをはじめ、最近になって注目を集めるようになったクラゲやエイといった生き物たちがランクインする結果となっています。

それぞれの生き物における特徴的な生態も解説してきましたが、海の生き物にはまだまだ分かっていないことがたくさんあります。

そんな不思議さや神秘性といった部分も海の生き物の魅力と言えますので、次に水族館や海に訪れる際にはぜひ細かなところもチェックしてみてください。

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