サーフィン中の唇の日焼けに要注意!予防・ケア方法など

サーフィンをする際には皆さん日焼け止めを使っていることかと思いますが、意外と忘れがちなのが「唇の日焼け対策」です。唇はもちろん皮膚の一部ですので、ほかの肌と同様に日焼けをします。むしろ唇はほかの皮膚よりも薄く、さらに保護膜としての役割を果たす皮脂腺がないため、日焼けをしやすい箇所なのです。唇は日焼けをすると水分を失い、皮膚がむけてカサカサの状態となってしまいます。

男性でも気になる症状ですが、女性であればなおさらイヤな状態ですよね。そこで、この記事ではサーフィン中に起こる唇の日焼けの特徴や、その予防・ケア方法をご紹介していきたいと思っています。唇への紫外線のダメージはオールシーズン発生する可能性がありますので、ぜひこちらを参考に自分の唇を守ってあげてください。

サーフィン中は唇も日焼けする

サーフィンをするのであれば水難事故や熱中症だけでなく、日焼けにも気をつけたいところです。もちろん大半のサーファーの方が日焼け止めを使っているとは思いますが、唇専用のUVカットアイテムを持っているという人は少数派ではないでしょうか。

特に男性サーファーの場合はリップタイプの日焼け止めを持っている人が少ないイメージがありますね。しかし、サーフィンをするのであれば「まぁ、唇くらい日焼け止めは良いか」と考えてはダメです。そもそも唇というのは、ほかの皮膚の下にある皮脂腺という皮脂を分泌させるための機能が存在しないため、一番日焼けのダメージが蓄積しやすい場所です。

また、唇の日焼けというのは高確率で軽いヤケド状態になってしまい、ひどいときは数日間ヒリヒリとした感覚が残るケースもあります。さらに唇というのはどうやってケアをしていても必ず紫外線に触れる場所でもありますので、とにかくケアをしないとどんどん紫外線を溜め込んでしまいます。そんな唇が日焼けをしすぎるとどうなってしまうのか?次に具体的な症状を見ていきたいと思います。

唇が日焼けするとどうなる?

唇の日焼けには段階があり、その程度の差によって症状が変わってきます。そのため、段階的に唇への日焼けダメージ度を解説していきたいと思いますのでご覧ください。

唇が乾燥状態になり、皮が剥ける

唇への日焼けダメージで真っ先に起こるのは「皮が剥ける」という症状です。冬場に乾燥をして唇がむけてしまう、という経験は誰しもにあるかと思いますが、あれはただ乾燥しているだけでなく、冬場にも降り注いでいる紫外線によって日焼けをしている状態なのです。しかし、この段階であまり手や舌でイジらずにちゃんとしたケアをおこなえばまだギリギリセーフと言えるでしょう。

唇が赤くなり、ヒリヒリとした感覚がする

こちらの症状は完全に唇が日焼けによって軽いヤケド状態になってしまった証拠です。唇はほかの皮膚と比べても薄く、さらに皮脂がないためダメージを自ら守ることができません。そのため、ほかの腕や首の皮膚が赤くならなくても唇だけが赤くなってヒリヒリしてしまうということがよく起きます。なお、この症状を放っておくと次の段階の症状に移行しやすくなるため注意が必要です。

色素が沈着して黒ずみやくすみが発生する

唇以外の場所で日焼けが起きると、黒ずみやシミといった肌の劣化を感じさせる症状が起きますが、実は唇にも黒ずみやシミは発生します。原因のひとつはもちろん日焼けなのですが、そもそも唇というのはほかの皮膚と比べてターンオーバーの周期が短く、だいたい4~5日で皮膚の細胞が入れ替わるとされている部分です。(ほかの箇所の皮膚はだいたい28日周期で入れ替わるといわれている)

そのため、比較的すぐにダメージを受けた皮膚が入れ替わるのであまり黒ずみなどを気にすることがありませんが、毎日のようにサーフィンなどへ出かける方の場合はそのターンオーバーが間に合わずに唇が黒ずんできてしまうことがあります。

こうした色素沈着によって出来た黒ずみはなかなか自然に回復することが難しいため、なるべくこの段階になる前にケアすることが必要です。ちなみに誰でも唇が黒ずんでいたりシミがあったらイヤだと思いますので、このあとにご紹介するケア方法を正しく実践してもらいたいと思っています。

なお、唇への日焼けダメージには、上記のもの以外にも口唇ヘルペスが再発するなどの危険性が潜んでいます。口唇ヘルペスというのはウイルスが原因で発生する一種の皮膚病ですが、治ったと思っても実はそのウイルスというのはまだ潜伏していることが多く、日焼けによって症状が再発することが多々あるのです。

こうした各種症状を発生させないためにも、まずは唇への日焼けを抑える「予防」が大事ですので、次にご紹介する「唇日焼けの予防法」というのもよくご覧になっていってください。

サーフィンでの唇の日焼け予防法

まずサーフィンをする際、唇への日焼け予防対策としてもっとも有効的なのはUVカット成分が入っているリップクリームを使うことです。出来ればSPF50・PA+++といった一番数値の高いものを選んでもらいたいのですが、大事なのは水に濡れてもすぐに落ちないウォータープルーフ処方のアイテムをまずは選ぶようにしてもらいたいですね。

そして上記の条件が揃っているものを、なるべくこまめに塗ることも重要です。唇はどうしても手で拭ってしまったり、舐めてしまってリップの成分が落ちてしまいがちなので、とにかく何度も重ね塗りをすることを忘れないようにしましょう。

ただ、実際問題としてサーフィン中にリップクリームを常に塗れるようにしておくというのはあまり出来ません。そのため、多少の日焼けというのは必ず起きてしまいます。そこで予防以上に大事なことが、日焼けをしてしまったあとのケアです。

サーフィンで唇を日焼けしたときのケア方法

サーフィンに日焼けは付き物ですので、日焼けをすること自体はもはや仕方がありません。ただし、その後のケア次第で肌へのダメージは大きく変わりますので、唇も同様にケアしてあげましょう。まず、最初におこなうのは唇のクールダウンです。

日焼けをした唇は熱を持った状態ですので、保冷剤などを濡れたタオルに包んで唇を冷やしてあげましょう。その次に日焼け止めやメイクをしたままであれば、優しくメイクオフをします。そして、最後に純度100%の食用油(オリーブオイルなどでも可)やワセリンなどを塗って油分を唇に与えてください。

ちなみにその状態でラップなどをして15分ほど待つとさらに効果がアップしますのでおすすめです。その後は、保湿効果のあるリップクリームなどをこまめに塗るようにすれば唇の日焼けも徐々に収まってきます。

こうしたケアをしっかりとすれば、日焼けをしても唇は健康な状態を保てますので、ぜひサーフィンによく出かけるという方は参考までに覚えておいてください。

サーフィン中の唇の日焼けは予防・ケアしよう

唇の日焼けというのはサーファーにとっては必ずついてまわってくるものですので、ついつい放置しがちです。しかし、今はよくても数年後などに唇へのダメージが積み重なったとき、思わぬ肌トラブルを引き起こすかもしれませんのでしっかりとケアをしておくことは非常に大事です。

ご紹介した予防・ケアというのはどれも手軽に出来るものですから、なるべく面倒くさがらずに実践をしてもらえればと思います。

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