車中泊に適した車おすすめ7選!フルフラットなる人気車!必須アイテムも

サーフィンや釣り、キャンプやハイキングといったアウトドアな趣味を持っている方がおこなう「車中泊」。

車中泊は文字通り車の中で寝ることを意味するのですが、最近は車中泊に適した車というのも多く販売されています。

ちなみに車中泊に適した車というのはなんと言っても室内のスペースが広く、座席をフラットに出来るタイプですね。

そんな車中泊に最適な車を7車種と車中泊に必須のアイテムをご紹介していきたいと思いますので、どうぞ参考にしてみてください。

車中泊に適した車とは?

車中泊に適した車というのは以下の2つの条件を満たしているものです。

・座席をフルフラットに出来る
・大人が寝られるほどの全長がある

こちらの2つの条件を満たしていれば、基本的には車中泊が出来ると言えるでしょう。

「フルフラット」というのは座席を倒すことによってシート全体が水平になるかどうか?という点ですね。

車種によっては座席を倒してもフラットにならないものがあります。

快適な寝心地を求めるのであれば、座席がフルフラットになるという条件は外せません。

ちなみにフルフラットシートには以下のようなタイプがあります。

・1列目と2列目を倒してフラットになるタイプ
・2列目と3列目を倒してフラットになるタイプ
・1列目~3列目まですべて倒してフラットになるタイプ

車の大きさや座席の数によってもタイプが異なりますが、やはり3列シートすべてがフラットになる車が車中泊用の車に適していると言えますね。

そのため、やはり車のカテゴリーで言いますとワゴンタイプやミニバンタイプのものが車中泊をする方からは人気です。

また、アウトドアを趣味とする方の場合は、荷物がたくさんあるという人も多いと思います。

そうした場合はシートアレンジが色々と出来る車がおすすめです。

座席の使い方にバリエーションがたくさんあった方が便利ですので、車を選ぶ際にはそういった点もチェックしてみましょう。

なお、2つ目の条件である「大人が寝られるほどの全長がある」というのは、室内全長のことを指します。

だいたい2メートルあればどんな方でも足を曲げずに寝られますので、これについてもあらかじめ確認しておくことが大事です。

というわけで、こうした条件を満たしているおすすめの車というのをさっそく見ていきましょう。

車中泊に適した車おすすめ7選

ここからはアウトドアが趣味で車中泊用の車を探しているという方におすすめの車を7つご紹介していきたいと思います。

ハイエース

ハイエースは車中泊をするのにこれほど適したものはないと言えるほどの車です。

シリーズにもよりますが、基本的に全長が4.7メートルほどあり、もっとも長い車種で言えば5.3メートルほどの全長を誇ります。

2列目のシートを倒さなくても荷室スペースだけで1.8メートルほどを確保できますので、小柄な方であればそれだけで十分寝ることが出来ると言えるでしょう。

また、ハイエースは純正のオプションパーツもたくさん販売されているため、車内をカスタムしやすいという魅力を持っています。

中には荷室を改造して二段ベッドのようにしている人もいるくらいですから、アレンジが自由自在というのも大きな特徴のひとつです。

荷物が多い人ほどハイエースはおすすめですので、ぜひ一度その車内をご覧になってみてください。

キャラバン

トヨタのハイエースと同じクラスである、日産・キャラバンも車中泊に適した1台です。

全長はほぼ4.7メートルで、荷室スペースもハイエースと同じくらいあります。

これくらいのスペースがある車であればカスタムのし甲斐がありますし、大人2人でも悠々と寝ることが可能ですね。

夫婦そろってアウトドアが好きという方などには特におすすめです。

また低床タイプのハイルーフ車種であれば車内の高さが1.6メートルほどあります。

この高さを活かせばハイエースと同じように2段ベッドを設置することも楽々出来ますから、ぜひ色々なアレンジを楽しんでみてください。

ちなみにシートが1列のみの3人乗りタイプであれば、後部座席のスペースをまるまるキャンピングカーのように改造することも出来ます。

アルファード

街乗り用としても人気が高いトヨタ・アルフォードは、車中泊にもぴったりな1台です。

現在もっとも新しいアルフォードは3代目で、その全長は約4.9メートルとなっています。

なお、アルフォードは2列目と3列目のシートが格納できるのですが、その際のラゲッジスペースというのは1.8メートルほどです。

こちらにマットなどを敷けばかなり快適に寝ることが出来ますので、ぜひお試しください。

ちなみに車内の横幅はだいたい1.4メートルです。

ダブルサイズのベッドというのが1.4メートルですので、ほぼ同じくらいのスペースがあるということになりますね。

これなら2人で寝ることも可能ですから、夫婦やカップルでちょっとした1泊キャンプ旅行をするにも便利かと思います。

セレナ

国内のミニバンクラスでもっとも荷室スペースが広い日産・セレナも車中泊に適した1台です。(2019年時点)

セレナをおすすめするポイントとしては、2列目と3列目のシートを倒してフルフラットスペースが作れるところが挙げられます。

簡単にフラットな寝台が作れるというのは非常に魅力的な点ですね。

また、頻繁に車中泊をするという方におすすめなのはセレナのマルチベッドモデルです。

こちらは3列目シートを取り外し、アレンジが色々と出来るベッドシステムを搭載したモデルなのですが、アウトドアを趣味とする方にとっては非常に便利な造りをしています。

ちなみに通常のセレナをカスタムしたものですので、普段は街乗り用として乗ることが可能です。

こうしたカスタムが出来るという点ではとてもありがたい車種と言えますね。

もちろん通常のセレナでも十分に車中泊が出来ますので、その点は安心してください。

フリード プラス

全長およそ4.3メートルのホンダ・フリードプラスは、2列シートのコンパクトミニバンタイプの車です。

3列目を取り除いたことによって広々とした荷室スペースが確保されていて、さらに2列目のシートを倒せばフルフラット空間を作ることが出来ます。

また、荷室スペースの下には荷物も積み込めますので、アウトドア好きの方にとっては非常に使い勝手のいい車と言えるでしょう。

なお、車内の横幅はおよそ1メートルちょっとです。

これはだいたいシングルベッドより少し広いくらいの幅ですので、ひとりであれば楽々寝ることが出来ますね。

ソロキャンプや早朝の釣りにひとりで行くのが趣味という方には特におすすめの1台と言えそうです。

ウェイク

ダイハツ・ウェイクは軽ワゴンタイプの車で、全高が1.83メートルもあるところが特徴的な部分となっています。

ちなみに1列目と2列目のシートを倒せばフルフラットに出来て、その車内の長さはだいたい2メートルほどです。

天井が高く圧迫感もないため、軽自動車ながら大人ひとりが楽々寝られます。

このスペックはとても魅力的な点と言えますね。

また、1列目のヘッドレストを外して背もたれを後ろに倒し、2列目のシートも最大限まで後ろに倒せばそれだけでも寝ることが出来ます。

これなら特にマットなどを用意しなくてもそのまま寝られますので簡単ですね。

180センチくらいまでの方ならこの方法でも問題ないかと思いますので、ぜひ一度試してみてください。

ハスラー

最後にご紹介するのはスズキ・ハスラーです。

ウェイクと同じ軽ワゴンタイプの車で、アウトドア好きの方からは長年支持されています。

なお、ハスラーの室内全長はおよそ2.1メートルです。

1列目を後方に、2列目を前方に倒せばフルフラットな状態を作ることが出来ます。

そのため、車中泊に適した条件というのは十分に満たしていることになりますね。

フルフラットにした状態でマットなどを置けば快適に寝ることが可能ですので、こちらもぜひ一度実際の空間を確認してみてください。

車中泊の必須・便利アイテム

車中泊に適した車種を7つご紹介してきましたが、ここからは車中泊におすすめのアイテムを見ていきたいと思います。

車中泊をする上ではある程度の道具を揃えることは必須です。

快適な睡眠を得るためにも、ぜひこちらでご紹介するアイテムたちを参考にしてみてください。

寝具

車中泊をする際に寝具は必須アイテムのひとつですが、まずは車中泊用の寝具としてよく使われているものを以下にまとめましたのでご覧ください。

・布団
・寝袋
・マット(エアーベッド)

こちらの3つが車中泊での代表的な寝具となりますが、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

まず布団というのはいわゆる通常の布団を含め、車内用として販売されている布団のことを指します。

長距離トラックの運転手の方などはこうした布団をよく使っているそうですが、やはり普通に寝る分には安心感がありますのでおすすめです。

ただし、ほかの寝具よりもスペースを取るところがデメリットとして挙げられますね。

ハイエースなどの広い車であれば使いやすいかと思いますが、軽ワゴンタイプに積み込むと少し邪魔になるかもしれません。

そして、そんな布団よりもスペースを取らずに使えるのが寝袋です。

かさばらないので軽ワゴンタイプの車で車中泊をする際にも便利な寝具と言えるでしょう。

しかし真冬の場合、薄手の寝袋だけでは少し寒いというケースもあります。

そのため、寝袋を車中泊用の寝具に選ぶのであれば冬用・厚手の寝袋を選ぶのがおすすめです。

最後にマット(エアーベッド)の説明ですが、こちらはオールシーズン使える寝具となります。

夏であればマットを敷けばそのまま寝られますし、冬であれば毛布と併用すればある程度の寒さまでは耐えられます。

なお、マットには折り畳みタイプの簡易的なものから、エアーベッドのようにクッション性に優れたものまで幅広く販売されていますが、車内のスペースに合ったものを購入するようにしましょう。

関連記事:車中泊マットおすすめ5選!折りたたみ式が人気

カーテン

車中泊をする場合、外の明かりが車の中に入ってきてなかなか寝られないということがよくあります。

そこで必要となってくるのが車用のカーテンです。

車用のカーテンには簡単に取り外しが出来るタイプのものが販売されていますので、車中泊の際だけ使うという方はそういったタイプのものを選びましょう。

ちなみに、カーテンがあると昼間に着替えをしたいというときにも便利です。

そのため、アウトドアを趣味とするなら車用のカーテンをひとつは持っておきたいところですね。

関連記事:車中泊用のカーテン・サンシェードおすすめ4選!マグネットやフック、吸盤など

ライト

キャンプ場や海の近くの駐車場で車中泊をする場合、夜になると周りに街灯もなく車内が真っ暗になってしまうということがあります。

そんなときにあると便利なものがライトです。

特に最近はコンパクトなLEDライトが人気ですね。

車の中というのはそこまで広くありませんので、小さなライトでも十分に光量が足ります。

また、天井から吊るせるタイプのものであればより便利です。

なお、ライトには電池式・USB充電式・ソーラー式といったタイプがありますが、これに関してはそれぞれ個人の好みとなります。

簡易的なもので十分というのであれば電池式のライトがおすすめですし、連泊などして長期間ライトを使うというのであればソーラー式がおすすめです。

USB充電式はスマホなどをよく使うという人に適しているかと思いますので、それぞれの特徴を理解した上で選んでみましょう。

もちろんデザインから好みのものを探すというのもアリです。

関連記事:車中泊に最適なライト5選!LEDランタンがおすすめ

車中泊グッズに関する記事はこちら

車中泊グッズおすすめ10選!必需品から便利グッズまで

車中泊の際の注意点

最後に、車中泊をする際に気を付けたい「注意点」をご紹介しておきます。

・エンジンをつけっぱなしにしないこと
・防犯対策をしっかりとおこなうこと
・血行の巡りなど体調面に気を付けること

車中泊をする際、寝ているときにエンジンをつけっぱなしにするというのは非常に危険です。

これは何かしらの原因でエンジンの排気ガスが車内に入り込んだ場合、一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうからですね。

特に冬場は雪でマフラーが塞がれてしまうと排気ガスが車内に入り込んできてしまうので注意しましょう。

次に防犯対策ですが、まずはすべてのドアのロックがされていることを確認してから寝てください。

また、キャンプ場など周りに人がいる場所で車中泊をするのであれば、万が一に備えて防犯ブザーを持っておくと安心です。

そして最後の注意点ですが、車中泊では気付かぬうちに血行が悪くなってしまうということも起こり得ます。

具体的にはエコノミー症候群のように足の血行が悪くなることで体全体が不調となってしまう例が挙げられますが、そのほか夏場においては熱中症などにも注意が必要です。

そのため、車中泊をするのであればなるべくフラットな状態で寝られるスペースを確保し、こまめに水分を摂ることを心掛けるようにしてください。

車中泊の注意点に関する記事はこちら

車中泊をする際の注意点3つ!夏・冬の対策も

車中泊に適した車を選んでみては

車中泊に適した7つの車種やおすすめのアイテムをご紹介してきました。

ご覧いただいたようにフラットなスペースが作れる車がもっとも車中泊に適していますので、ぜひそうした車を選んでみてください。

また、快適な車中泊を楽しみたいのであれば寝具などのアイテムにも気を使ってみましょう。

関連記事:車中泊に適した軽自動車おすすめ5選!必須アイテムも

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