最近は通勤や通学に自転車を選ぶ方も多く見られますが、街中でも軽快に走ることができて、おしゃれなデザインが評判のビーチクルーザーも非常に人気がある自転車タイプです。ここではビーチクルーザーの中でもおすすめブランドを5つご紹介していきたいと思います。
また、ビーチクルーザーの特徴からちょっとデメリットに感じるところ、自分に合った選び方からカスタムの方法まで情報満載でお届けします。ぜひ快適な自転車ライフの参考にしてみてください。
ビーチクルーザーってどんな自転車?
ビーチクルーザーとは、元々アメリカで誕生した自転車の種類のひとつです。特徴としては、砂浜などの足場が安定しないところでもスイスイと進めるようにタイヤが太くなっていて、パーツ自体もしっかりとしているところが挙げられます。
サーフボードを片手に持って自転車に乗ることを想定して作られているため、ブレーキが通常のブレーキと異なり「コースターブレーキ」というものが採用されているところも特徴的な部分と言えるでしょう。このコースターブレーキは、ペダルを前ではなくうしろに漕ぐとブレーキが掛かるように設計されています。
サーフボードなどを持っている場合、通常のブレーキだと片方しか効かないので危ないという配慮から考案されました。そのほか最近のビーチクルーザーはおしゃれさも魅力的な部分とされていて、街中で乗っていてもスタイリッシュに見えると評判です。
ビーチクルーザーのデメリット
ビーチクルーザーのデメリットをあえて挙げるとするならば、幅広に設計されたハンドルかと思います。元々、海岸沿いなど広々とした道路を走るために作られているものですので、街中で乗ろうとするともしかしたら邪魔になるかもしれません。
しかし、繁華街などに出向かなければそこまで気になるところではありませんので、問題なく乗りこなせるはずです。また、ロードバイクなどに比べてゆっくりとしたスピード感というところも、捉えようによってはデメリットと言えます。
まったりと乗りこなすことがビーチクルーザーの魅力でもありますので、これもそこまで欠点ではないかと思います。あとは、コースターブレーキタイプのビーチクルーザーであれば、その使い方に最初は戸惑うかもしれませんので、そういった点は少し練習が必要です。
つい普通の自転車のように手元のブレーキを使いたくなりますが、足元でブレーキを扱うことに慣れるまでは交通量の多い道路などには出ないようにしましょう。次に自分に合ったビーチクルーザーの選び方を見ていきますので、そちらも参考にしてみてください。
ビーチクルーザーのおすすめブランド
ここからビーチクルーザーのおすすめブランドを紹介します。
エレクトラ(ELECTRA)
エレクトラはアメリカで高い人気と知名度を誇るビーチクルーザーブランドです。そのおしゃれで洗練されたデザインは、幅広い年代の男女に愛されており、街中での目を引く存在となっています。
使いやすさにも特に配慮されており、快適な乗り心地を提供します。さまざまな色やスタイルがあり、個々の好みや用途に合わせた多彩なバリエーションを取り揃えているため、どんなニーズにも応えることができます。
これらのビーチクルーザーは、男女を問わずに人気が高く、その魅力はデザインだけでなく、耐久性や実用性にも及びます。日常の通勤や週末のレジャーなど、さまざまなシーンで活躍し、ライフスタイルをより豊かなものにしてくれます。
レインボー(Rainbow)
レインボーは湘南発祥のビーチクルーザーブランドで、その特徴は多岐にわたります。自転車はシンプルな構造を採用しており、使い勝手の良さとメンテナンスの容易さを実現しています。デザイン面では、レトロとモダンが巧みに融合されたスタイルが特徴です。
流れるような曲線を用いたこのデザインは、視覚的にも楽しめる一方で、乗り心地の良さも考慮されています。
さらに、裸足での乗車も快適に行えるよう、特別に設計されたペダルアクセサリーを提供しています。これはビーチサイドや夏の暑い日に特に重宝されます。耐久性に優れたチェーン設計は、長期間の使用にも耐えうる品質を保証し、ビーチクルーザーの頑丈さをさらに強化しています。
そして、乗り心地の良さを重視するレインボーは、大きめで快適なサドルを採用しており、長時間のライドでも疲れにくい設計となっています。
レインボーのビーチクルーザー に関する記事はこちら
ブレス(BLESS)
画像出典:BLESS BIKES
ブレスは、石川県発の画期的なビーチクルーザー専門ブランドで、国内でのビーチクルーザー文化の火付け役とも言えます。このブランドは、ビーチクルーザーへの深い魅了を感じた創設者によって立ち上げられ、その独特な魅力を日本全国、さらには世界中へと伝えるべく設立されました。ブレスには、単なる自転車ブランドを超えた、強いこだわりと情熱が込められています。
ブレスが掲げる目標は三つあります。「日本にビーチクルーザーの文化を根付かせる」、「世界水準のブランドとしての地位を確立する」、「総合的なカルチャーブランドへと進化する」。これらの目標の下、10年以上にわたって国内でビーチクルーザーの販売や企画を行い続けています。
ブランドの理念には、自転車を単なる交通手段ではなく、人生を豊かに彩るアイテムとして位置づける深い願いが含まれており、そのために一つ一つのパーツは他社とは一線を画すオリジナル製品です。
ブレスのビーチクルザーに関する記事はこちら
日本発のビーチクルーザー『ブレス』が人気の理由は?モデル別の特徴も
シュウィン(SCHWINN)
シュウィンはアメリカの伝統的なビーチクルーザーブランドです。クラシックなデザインが特徴的でもあり、オールド感のあるスタイルが人気となっています。アメリカにいけば必ず一度は目にするというくらい定番のブランドですので、本場の空気感を重要視するのであればこちらのシュウィンのモデルをおすすめします。なお、こちらは女性用のモデルで、上品さも伺える1台です。
シュウィンの男女兼用モデルであるこちらは、ハンドルとシートがほぼ並行になっているところがポイントです。一般的にハンドルの位置が高いものが多いとされるビーチクルーザーの中でも、こちらはちょっと異色のフレームデザインとなっていますので、ほかとの差をつけたいのであればぜひともおすすめです。
トリンクス(TRINX)
トリンクスのビーチクルーザーは、その特徴的な極太タイヤによって際立っています。この太いタイヤは、海岸沿いでよく見られる砂が溜まった道でも、優れた安定感と快適な走行を可能にします。また、単に見た目が魅力的なだけでなく、様々な地形に対応する実用性を備えている点も大きな特長です。
さらに、トリンクスのビーチクルーザーには7段変速ギアが装備されており、これがさらなる魅力のポイントとなっています。この7段変速機能により、坂道や多様な道路状況にも柔軟に対応でき、ライダーにとっては非常に便利です。
ビーチクルーザーの選び方
ビーチクルーザーの特徴としては大きなタイヤや、骨格のしっかりとしたボディーパーツが見た目を決めますので、その点から選ぶのももちろんおすすめです。
また、女性の方であれば少しシートの高さが低くなっているものを選んだり、またぐところのフレームが下に曲がっていて大きく足を開かなくてもまたげるようなタイプを選ぶといいでしょう。
子供用サイズのものもありますので、お子さんに買ってあげるという方の場合は、なるべくカゴ付きのものを選ぶと便利です。
また、変速ギアが付いているかどうかで選ぶというのもひとつの方法となっています。多少スピードを出したい、坂道が多いところで利用するといった際には、こうした要素を加味したうえで選ぶと失敗しないかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。それではビーチクルーザーのおすすめをご紹介していきましょう。
ビーチクルーザーで素敵なライフスタイルを
ご紹介したようにビーチクルーザーは街乗りにも利用ができる便利な自転車に進化しています。おしゃれさも充分にあり、スピードではなくまったりと自転車移動を楽しみたいという方にもぴったりな自転車です。見てきたビーチクルーザーはどれもカスタム可能なものばかりですので、ぜひ自分のライフスタイルに合ったカスタムも楽しんでみてください。
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